22.レオンとレイネ
「いてぇぇ..レイネさん大丈夫ですか?」
ディーンはそう言って落下してきて強打した尻を刺すって上に足の上に座るように一緒に落ちたレイネにそう聞いた。
「ありがとうディーン。私は大丈夫よーーーあなたこそ大丈夫?」
「え、はい...」
そう答えるとレイネは立ち上がって、
杖をディーンの足に向けて杖の先から光を発生させたーー
その光はどうやら治癒術のようでだんだんと痛みが引いていくのが感じ取れた。
それと同時にレオンが上から落ちてきて綺麗に着地した。
「レイネ。大丈夫か?」
「ええ。彼のおかげでーー」
そうレイネが返事を返した後、上からリズの声が聞こえてきたーー
「大丈夫!?」
それを聞いたレイネは周りを見渡してからこう言った。
「リズ!大丈夫よ。ディーンもね!」
「よかった!いま、アンナがロープを取りに行ったから待ってて!」
そうリズに声が聞こえてきてディーンはほっとした。
ディーンはそれを聞いて立ち上がって周りを確認したーー
どうやら、何かの倉庫のようで埃を被った何かの物があるようだったーー
それを触ろうとした時、レイネはその手を掴んでこう言った。
「触らない方がいいわ。呪術が展開されてるみたい...」
「もしかして、魔物になるとかって呪いですか?」
ディーンはそう、ふと水の封印遺跡での兄デイブが掛かっていた呪いのことをふと思い出した。
「分からないわ。でも、どうしてそういうのを知ってるの?」
「兄が...水の封印の遺跡で魔物になる呪いにかかって....」
ディーンはそう答えると亡くなった兄のことをふと思い出してしまったーー
それを察してくれたのか、レイネは謝って来てくれた。
「ごめんなさいね...辛いことがあったのね」
「ええ...水の封印を解いた際に海賊との戦いで」
レイネはそれを聞いてどこか暗い顔をしてこう言ったーー
「そうだったのね。私も前の紛争で家族を失ったのーー気持ちはわかるわーー」
「そうだったんですねーーー」
「とりあえず、アンナさんを待ちましょうーー」
どこか気まずい雰囲気になったところでレオンが会話に入って来た。
「とりあえず、周りを調べてもいいじゃないのか?
確か呪術の雰囲気は感じ取れるが、変に動かさなければ大丈夫だと思うぞーーー
ほら、これとか古代の魔道具の一つだろ?」
レオンはそう言って、ある小さな箱のようなものを手に取ってレイネに見せた、彼女は驚いた表情を見せてこう言った。
「レオン触らないで!呪術が!」
レオンはそれを聞いてニコッと笑みを浮かべ平気そうな感じでこう言った。
「大丈夫さ。このくらいの魔術なら解除できるさ...ここのトラップも経年劣化で弱体化してるみたいだがーーー
一応、危ないっちゃ危ないな」
それを聞いたレイネはほっとしてこう言ったーーー
「あなたはもっと自分のことを大切にしてよね....ミイナのこともあるんだし」
「それもそうだな...なぁ、レイネ。
今いうことじゃないかもしれないが...キミのプレゼント、ミイナ喜んでたよ」
レオンはそうどこか恥ずかしそうにしながらそう言って手に持っていたものを地面に置いてレイネから視線を逸らしていた。
レオンのその言葉を聞いてレイネはどこか微笑んだ様子を見せていたーー
ディーンはそんな2人を見ながら、どこか2人が元夫婦であるというのに少し疑問には感じられた。
もしかすると、表面上ではわからない複雑な話でもあるのかなと思って気まずくなってきた。
そんなディーンを察してなのかレイネが話をしてくれた。
「ごめんなさいね。他人の家族関係に関して気を遣わせちゃって....
色々とあったんだけどね。
私はレオンと夫婦をやってミイナの母親としてはやっていけないって思って彼とは離婚したのよ....」
それを聞いていた、レオンは周りをうろうろとしながら何かを探しているようを見せながらこう言った。
「他人にはあまり聞かれたくはないなーー俺の事情もあるんだ...」
レイネはそれを聞いてどこか一瞬だけ暗い表情を見せた後、部屋の中にあるものを色々と見始めた。
ディーンも色々と見渡してみることにしたーーー
どこか気まずい空気があったが、2人のやりとりは至って普通な感じでこの古代遺跡やここにある魔導具に関する専門的な話をずっとしているようだったーーーー
「どうして、2人は古代の魔導具についてそこまで詳しんですか?」
ディーンはそうふと疑問になって聞くと、レオンがこう言った。
「あー俺は魔導士として現代魔術に関しては専門なんだが、現代魔術の元になってる古代魔術や魔導具の術式についても学んでてさ。
レイネは大学で研究員といっても魔道考古学の専門家として研究チーム参加してるからな...
ところで、この前、博士論文の発表したらしいなどうだったんだ?」
「ええ、結果はまだもらってないわよ。ここ最近まではランディアスでリズの家庭教師をしてたらかあまり詳しい研究はできてなかったのよ」
ディーンはそれを聞いて気になったので、レイネにこう聞いた。
「あまり、学術的なことはわからないんですが...何についての論文を書いたんですか?」
レイネはそれを聞いて手を止めて、どこか難しそうな顔をしてこう言った。
「今、リズがやろうとしている封印を解く現象についてよ...
リズから聞いてるかもしれないけど、今世界は、エレメンツのバランスが崩れ始めてるのよ。
400年周期でこの星では起こるみたいなんだけど、封印を解くことでそのバランスを取ろうとしようとしてるのよ。
それで封印を解かないでいると起こりうることを論文に書いた感じよ」
「どんなことが起こる感じなんですか?最近、故郷のポートロイヤルだと魔物は出たりスコールや暑い日が多い気がして...」
「まさにそれよ、ディーン。エレメンツの不安定によって気象以上や場所によっては瘴気の間欠泉が出ているところもあるのよ」
それを聞いた、ディーンは驚いた。
なぜなら、瘴気の間欠泉が多く発生したと言うのはランディアスでは聞いていなかったからだーーー
瘴気はかなり有毒とされていて、それが発生するとその土地ではどんな生物も生きていけない地域になっていくというのを聞いたことがあったからだ。
そんな場所が多く発生したとうのなら大ニュースになるっはずだが....
その答えをレオンが淡々とこう言った。
「ランディアスには聞かれたくない我が国の情報だからなー
あまり出回ってないんだろう...事実、発生しているのは本土のハリノス領内が多い。中にはランディアスとの国境地帯にもという噂もあるがなーーー
これ以上は国家機密だから俺の知らない所はある」
「そ、そうなんですね....世界でそんなことが起きてたなんて」
そうディーンはいると、話の内容を変えるようにレイネが壁に手を置いてこう言ったーー
「どこかに隠し通路がありそうよね....ここ宝物庫ぽいから上に続く道ぐらいありそうなんだけど」
レイネはそういうと閉じられた大きな扉のようなモノを見つけたのかちょっとだけ嬉しそうになってこう言った。
「あったわ。でもこっちからは開けられなさそうーーー」
それを聞いたレオンは彼女の方に歩み寄って彼女の手を取って扉から離させた。
「電撃魔法のトラップがある。触れるな」
「あ、ありがとう...レオン」
そうどこか嬉しそうながらも気まずそうにしながらレイネが言うとレオンはこう言った。
「気にするなーーとりあえず、伍長のロープを待つほかなさそうだな」
レオンもどこか恥ずかしそうにしながらそうレイネに行って彼女に手を離した。
そして、どこか気難しそうな顔をしていた。
それに対して、嬉しそうに笑みを浮かべているレイネがいたのをディーンは見ていた。
そうしていると上から、アンナの声が聞こえてきたーーー
「少佐持ってきました」
「ああ。わかった!下ろしてくれ」
「了解」
レオンは上にいるアンナが見える位置に歩いて行った。
レイネはそんな彼をどこか寂しそうに見つめながら彼に掴まれた手を撫でながら小さな声でこう呟いた。
「どのくらいぶりかしら、ああやって手を握ってくれたのはーーー本当はもっといたいのにね....」
それを聞いていたディーンは聞こえなかったかのようにしてレオンの方へ歩いて行った。
「俺したから抑えてますので先に登ってください」
そう言っているとアンナはロープ梯子を下に下ろしてきた。
レイネ「本当ね...色々とあるのよ」
レオン「分かってる。だが、頼みたいことがあるんだ...今度時間を作ってくれないか?」
レイネ「え..うん。そうねーーーわかったわ」
レオン「ニューアムステルに戻ったら話の続きをしたいーーー」
レイネ「ええ。あなたの頼みって何なのかはなんとなく想像ついてるわ...もう、長くはないのね」
レオン「ああ、残念んだがなーーーおい、ディーン!気をつけて登ってこいよ」
ディーン「あ、はーい。了解です!」
アンナ「少佐...珍しいですね。プライベートのことを言うなんてな」
レオン「まー聞かれたところで仕方がないさ。実際にあって話すタイミングがなかったからな....」
ディーン「あの〜登りますね」
リズ「オッケー...あ、告知!次回、ディーンと武人の誉。今度は、ディーン...ちゃんと戦えるのかしら...
心配だけど....ディーンならきっと大丈夫」
ディーン「え!何が!?」




