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21.火の封印


翌朝ディーンが目覚めたのはベッドから落下した衝撃で目を覚ましていた。


同時に驚いたので声も上げたーーー


呆れた顔で椅子に座るアラベルがディーンを見下ろしながらこう言った。


「あーやっぱりそうなるよね...

リズ寝相がすごいから。私も昔被害を受けたことあるからーーー」


ディーンはそれを聞いてあくびをしながら、こう言った。


「おはよございます。アラベル....そうなんですね」


チラッと見えたリズの寝相がすごいことになっていた。


「いやきっと、疲れてたからだろ思いますよ...うん、きっと...

俺、顔洗ってきますーー」


ディーンはそう言って部屋を出ると外のは、準備を終えているレオンとアンナに数人の武装した水兵と発掘調査員のような格好をした数人がいる一団が談笑をしていた。


「お出ましか。まだ人を待ってるーーー急がなくていいからな色男」


そう、レオンが声をかけてきたのでディーンは会釈してから言われたことを理解してこう言った。


「いや!そんなのじゃないですから!?」


それを聞いた、アンナはどこか鼻で笑ってこう言った。


「状況が状況です、仕方がありません」


「そんなぁ....」


そう、反応をするディーンを見てレオンはこう言った。


「ま、それはさておきだ。少年ーーー戦えるようにしておけよ...


こっちも準備はしてるがごく極秘扱いだから限度ってのはある。お前も、王国騎士の一員なら...剣を持つ人として頑張ってくれ」


ディーンはそのどこか真剣そうな顔をするレオンをみて、ふと頭の中に戦わなければならないことを思い出しそしてこう返事を返した。


「はい。俺は戦えます」


それを聞いたレオンはどこか安心したような面持ちになってウィンクをして返してくれた。


ディーンはそれを横目に部屋に戻って支度を始めるのと同時にリズとアラベルを催促しに行った。


部屋では、

寝起きのリズは眠たそうにしながら、アラベルに促されるがまま準備をし始めていた。


ディーン自身の荷物や剣はアラベルが事前に持ってきてくれていたようで準備は出来上がっていた。


ディーンは剣を取って腰に帯びさせて他の装備品を荷物から取り出して準備を終えた。


その頃にはリズも意識はしっかりしていたようでどこか張り切った様子をしていたーーー


3人は準備を終えて外に出ると、ハリノス側の人々は待ちくたびれたような表情をしていた。


リズは一団に中にレイネがいるのに気がつきレイネの方へ駆け出して行った、それを見て驚いたレオンはレイネにこう聞いた。


「まさか、例のエリザベスってのは巫女だったとはなーー」


「え、ま....とにかく。先を急ぎたいです。行きましょーー」


「ああ、そうだな。ロックハート伍長。配車は完了してるな?」


アンナはそれを聞いて、頷いて手を上げと2台の地面から少しだけ浮かんでいる小さな船のような物が2隻やってきた。


ディーンはそれが何か分からなかったが、アラベルが驚いた表情をして説明した。


「噂には聞いてたけど...これがハリノス帝国が発明した陸船なんだ....理論上は作れなくないって聞いてたけど」


それを聞いた、アンナは腕を組んでどこかしてやったりな顔をアラベルに向けてこう言った。


「国家機密なのであなた達にはこれが何かは教えられません。とりあえず、便利な物です」


アンナはそう言いなり船に乗り込んだ。

レオンとその部下達も船に乗り込み、次にレイネと発掘調査員達ももう一隻の方へ乗り込んだ。


「ディーン達は俺たちとは違う方に乗ってくれ」


レオンがそう言ってきたのでディーンは驚きを隠せてなく固まってるアラベルの手を引いて船に乗っけた。

リズの方はレイネに連れられて早々と船に乗り込んでいた。


全員が乗り込んだ船は陸地を滑るように進み始めた。

どうやら少しだけ地面から浮いている影響で揺れはないようですいーと滑るように素早く移動し始めた。


火の封印がある場所まではそれなりの時間がかかると聞いていたが、あっという間に森の中を通って朽ちた石造の門が見えるところに到着した。


レイネが船から降りて、それについて行くようにリズが続いて降りた。

遅れて、アラベルとディーンは2人を遠くで見るような形になった。


「レイネって確か。学者だったな...帝国魔道考古学の第一人者って言ってたかな...リズは歴史が好きみたいだもんな〜」


リズとレイネは熱心に門に書かれている文字を読み解いているのを見てアラベルはそう呟いた。


ディーンは目をキラキラさせながらも何を必死に探すリズを見ながら、彼女が遺跡が好きなのと同時にレイネといることが多分楽しくて仕方がないという空気を感じられた。


リズは何かを見つけたようでディーンとアラベルを手招きしてこう言った。


「あ!あった!入り口につながる仕掛け!ディーン!アラベル手伝って!」


ディーンとアラベルはそれを聞いて近づくと...

何か大きな石造りのレバーのようなものが地面から伸びているのがわかった。


リズはそのレバーに書いてある文字を説明してくれた。


「このレバーを引かないと火の神殿への入り口が開かないって書いてあるの...ちょっと引いてみて」


ディーンはそれを聞いてニコッと笑みを浮かべてそのレバーを引っ張ってみたが....


「全然動かない....めっちゃ硬い」


それを聞いたアラベルは肩をすくめながら手伝いに入った...

しかしびくともしないようだった。


「本当だ....これは手強いな」


リズはそんな2人を見てどこか楽しそうに手伝ってきた。


「何これ...めちゃくちゃ硬いんだけど....」


リズがそういうとレイネはため息をついてこう言った。


「まぁそれはそうよ...だって、ここに『巫女の祈祷によりこの門開く』って書いてあるのわよ」


それを聞いた3人はレバーを必死になって引くのをやめた。そしてリズは、あ!と言って祭壇らしきものを見つけてそこに登り目を閉じてぶつぶつと魔法を唱え始めた。


すると、水の遺跡を探してた時にリズが同じように風が吹き始めた。

その風はどこか火のように暖かく感じられた。そして、

赤いの光の線が現れてリズを中心に魔法陣へと変化して行くのが見えた。


暖かさが暑さに変わりながらもリズは集中して呪文を唱え続けていたーー


そして風止み赤い魔法陣から

祭壇から一人の若い荒々しい雰囲気の男性が光と共に現れたーーー


「これが火の精霊....いかにも戦の神とも言われただけって猛々しいわね」


レイネはそう呟くように言った。

火の精霊は呪文を唱え続けるリズを見てこう言った。


「我は、火を司る者。我がいるこの社。

試練を乗り越え、奥にある祭壇で我は封印の巫女を待つ。

その方の勇気と絆を示せーーー」


リズはそれを聞いて目を瞑ったままこう言った。


「巫女は試練を受け祭壇へむかう」


火の精霊はリズのその言葉を聞いてうんと頷いて姿を消していったーーーー


するとレバーがゆっくりと動いて地面が揺れ始めたーー

周りにいた人々は驚きながら、レイネとリズは目をキラキラとさせていた。


門の奥に見えていた大きな石の扉がゆっくりと開いているのにディーンは気がついた。


どうやら、リズが目指すべきところはあの奥にあるようだったーーー


遅れてやってきた、レオン達の船が到着して

レオンとアンナが降りてきてこう言った。


「遺跡の入り口は見つけたようだなーー

調査員たちはここらで調査して残っててもらおうか....火の神殿には野生の魔物がいるってのを聞いてる。


水兵達をここに残して俺と伍長が巫女の護衛につく」


それを聞いた、レイネがどこか不満そうにこう言ったーー


「私も巫女についていきます。封印の儀をこの目でみたいの」


「ダメだ。言っただろ、魔物がいるって....」


レオンがそう言ったがレイネはそれを聞き入れず、懐から杖を出してこう言った。


「あなたが思ってるほど私やわじゃないから....自分の身は自分で守れるわよ...昔と違うのよーーー」


レオンはその言葉を聞いて、ため息をついてこう言ったーー


「分かった。俺達から離れるなよ。ロックハート伍長。ポイントマンを頼む」


「了解。アラベル手伝ってくれますか?」


「あぁ」


アラベルはそう返事をすると剣を抜いてアンナと先へ進んでいった。


「ディーンは私の近くにいて欲しい」


リズはそう言ってディーンの手を掴んできてくれた。ディーンは一瞬ドキッとしたが、首を振り今の状況はそういうのを思っている場合じゃないと言い聞かせてこう言った。


「オッケー任せて」


そういう言ってリズの手を握ったままふぇ歩き始めた、それをどこか微笑ましく見ているレオンとレイネは後ろからついて行っていた。


遺跡の中を進んでいると、どこか大きな扉のような場所が見えてきた。

足元には大きな魔法陣ような円形の模様が描かれていたーーー

その地面に描かれている文字に気になったのはレイネだったようだったーーー


そして、何か変な雰囲気を感じ取ったディーンはリズの手を離して彼女をアラベルの方に突き飛ばして自分の立っているうちから離れさせたーーー


レイネとディーンの足元の床が突然消えて下に落ちて言った。


「ディーン!先生!」


そうリズの叫ぶ声が聞こえるにと同時に、レオンの声も聞こえてきたーー


「レイネ!!」


ディーン、レイネそしてレオンは突然現れた穴の中へと落ちて言ったーーー


リズ「大丈夫かな...」


アンナ「大丈夫ですよ。少佐がいれば問題ありません」


アラベル「と言ってもレオン...すごい反応の良さでしたねーーーしかも、そのまま追いかける形で行ったけど」


アンナ「なんだかんだ言って、少佐にとってレイネは大切な人みたいですからね。それよりも、彼らの安否が気になります」


リズ「大丈夫!?」


アラベル「なんか、ドンって落としたから近いのは確か見たいね...」


リズ「助けに行きましょ」


アラベル「そうだね...」


アンナ「そうですね。ロープ持ってきます。待っていてくださいーーー


告知ですか?次回、レオンとレイネ。2人の関係は複雑ですからね。乞うご期待です」

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