表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/25

14. デイブが伝えたかったこと


「降参ねぇ...おいおい。デイブ、新しい仲間をとある人から貰い受けてるのは知らなかったのかな?」


ディーコンはそういう言って指をパチンと鳴らすと、陰から狼のようだが、棘が生えていたり硬い鱗のようなもので覆われた背丈ほどの魔物が2体現れたーーー


ディーンはそれを見て絶句したーー

なぜなら、初任務で襲われた魔物そのものだったからだ....


「こいつは、人工天使...いや、人工魔物とでも言うべきだろうかな?幾つかの魔物を掛け合わせた生物兵器だーーー


戦闘実験を兼ねて、クローバー卿から借りていたんだーーー

まさか、お前らで試すなんてな...こいつはちょっと凶暴なんだ」


ディーンはそれを聞いて...

震える手を押さえながら恐怖の権化を見ていた。


「聞いた話だと。王国騎士団員の一個分隊なら1匹で壊滅させたって聞いてる。

だとしたらだ、たった、四人で2匹は相手になるかな?

一人は震えまくってるけど...」


ディーコンは震えるディーンを見てあることを思い出してこう言った。


「あー。あの討伐部隊に参加してたんだったなーーー」


ディーンはそれを聞いて剣を構えた。ふと、リズと目が合って頷いてアイコンタクトをとったーーー


「戦うしかないのは知ってるーーー生き残って任務を完遂する!」


「頑張れ!ディーン!!」


リズがそう言ってくれたのでディーンは自然と震えは止まって剣を構えて魔物に向かって、闘志を向けたーーー


それを見た、ディーコンは懐からもう一つ小瓶を取り出してそれを飲み干してこう言った。


「第二ラウンドと洒落込もうじゃないか。そこの兄弟とは片付けておきたいことがあるーーー

親父さんの分もあるが...それはどうだっていいさーーー」


ディーコンがそう言った時だった...遺跡全体が大きく揺れて天井が崩れてディーコンと魔物2匹が瓦礫に埋もれるのが目に入ったーーー


「おいおい出オチとかないでないでしょそりゃ!」


そうディーコンは悔しそうに言ったあと色々とぶつぶつ言っていたが、

それを横目にリズがこう冷静にこう言った。


「呪いを解いた影響で...バランスが取れなくなった見たいーーー分霊箱を持ち出さないと大変なことになるわ」


「それなら、さっさと行こうぜ!」


デイブはそういうと分霊箱を手に取った。

呆気に取られてるディーコンを横目に素早く動いたーーー


天井が大きく崩れ始めて、地面にも地割れが起こって奈落に財宝が多く落ちていくのが見えたーーー


気を失っていた海賊の一味も目を覚ましてか急いで外に出るため逃げろ逃げろっと言ってに走り出していたーー


デイブはディーンに分霊箱を投げ渡すとこう言ったーー


「これは重要だ。守り抜いてくれ....各地の封印を解いて...おやーーー」


何かを言おうとした瞬間に銃声が聞こえて、デイブの胸から血が滲み出るのをディーンは見て思わず駆け寄った。


「兄さん!」


崩れ落ちる兄デイブを抱き抱えて支えようとしたが重さに疲れていたのか耐えきれず、膝から崩れるように倒れ込んだ。


「よし!俺は満足だ!!あばよデイブ!地獄で会おう!」


銃を撃ったのはディーコンだったようで、手に持っている拳銃からは煙が上がっていた。

そして、その一瞬の後のは瓦礫が彼の上にも落ちてきて姿が見えなくなった。


「撃たれちまったか....すまん、ディーンーーー時間がない...

分霊箱は危険だ....使い方を誤る奴らが多い。守り抜いけいいな?」


「もう!何も言わないでいいから、早く逃げよう!」


ディーンはそう言って、デイブを持ち上げようとしたが重たく動かすことができなかった。

よくよく見ると彼の脚は上から落ちてきた岩に引っかかっているようで動かせないでいた。


「無理だディーン。早く巫女と一緒に逃げろ。お前しか世界を救えないーーーいいか、親父を止めろ」


「分かったから!」


ディーンはそういいならが、デイブを引っ張り続けた。

デイブはその手を払い退けてこう言った。


「すまねーな。ディーン、俺はここまでみたいだーーー

アラベル!ディーンを頼んだ!

本当は最後にお前の純潔を貰いたかっちゃんだがな!

あと、頑張れよ、めげるなよアラベル!」


アラベルはそれを聞いてディーンを引っ張って崩れ落ちる宝物庫の外で引っ張り出そうとした。ディーンはそれに抵抗することなく遠くなっていく、デイブとずっと目を合わせていたーー


「ありがとうございます。先輩....好きでしたーーー」


アラベルそうぼそっと小声で言っていたのがふとディーンの耳に入ってきたーーー


デイブとディーンとの間に大きな瓦礫が落ちてきて、兄の姿が見えなくなったーー

ディーン、リズ、アラベル必死になって走って遺跡を飛び出した。


安全のために少し離れたところに行くことが必要そうだったので、遺跡から離れた小高い丘まで走ってきて崩れていく遺跡を三人は眺めていたーーー


「兄さん...」


ディーンはそう言って崩れて行く、遺跡を見ながら取り残して行った兄のことをふと思ったーーー

久々の再会だったのに、色々と聞きたいこととかがあったのにと思うことが心から溢れていた。それと同時に涙が溢れていたーー


そっと、リズは無言でディーンの手を握った。

そして、一呼吸してからこう言った。


「かの者の魂が無事に天に向かうことをーーー

永遠の苦しみから解放され、救われる事を巫女は祈ります」


ディーンはそれを聞いて、涙を拭いてリズの方を見てこう言った。


「ありがとうーーー」


ディーンはそういうと剣を抜いて地面の突き立て膝をつきこう言った。


「尊敬してた騎士に対して礼を尽くしたいーーあの時、憧れたあの騎士にまた同じように友達と一緒に救われた。


俺、怖がってないで、頑張らないと」


ディーンはそう呟くように言ってから、立ち上がり剣を鞘に収めてこう言ったーーー


「リズはニューアムステルに亡命するんでしょ?まだ旅は終わってない。始まったんだーー一緒に着いていくよ」


リズはそれを聞いて頷いてこう言った。


「うん。一旦、ニューアムステルにいるレイネ先生のところに行って情勢が落ち着くまで待ってーーー


残りの封印を解く旅をしようと思うの....

封印を解く事で、世界で起こってる天変地異は収まるってそれと同時に古代兵器を壊さないといけない。


古代兵器の存在を知られた以上、力を求める者に渡らないようにしないと」


それを聞いた、アラベルはこう言ったーーー


「リズの旅に一緒に行きたい。でも、私は家族が心配だーー

ランディアス国内で武力による政変が始まろうとしてる。


友を守るため家族の保証をしていた、クローバー卿を裏切る形になった。

私は一度、リンドロンドに戻るーーー」


それを聞いた。

リズはハッとした顔をしてこう言ったーーー


「ごめん。アラベルーーー」


「いいんだ。別に...私の家族は君には関係がない話だ....それに、巫女を狙ってるんだろ?君の父....クローバー卿はーーー」


リズはそれを聞いて首を振ってこう言ったーー


「父上を止める。アラベルの家族を助ける。

私を助けるためにアラベルは自分の大切な人を危険に晒した。

私も返さないとーーー」


「ダメだ。リズ、君はニューアムステルで待つんだ」


アラベルがそういうとリズは首を振ってこう言ったーー


「いやよ。そうするって決めたからーーーディーンがいるなら私は大丈夫。ね?」


ディーンはそれを聞いてうんと頷いてこう言った。


「うん。もう大丈夫ーーー任せて!」


「じゃあ、決まりね。リンドロンドへ行きましょう!」


アラベルはそれを聞いてため息をつくのと同時に小声でありがとうっと言ったようにディーンは感じたーーー


すると突然だった、背後から押される形で力を感じたのと同時に腕を後ろに回されて地面に叩きつけられるのを感じた。


周りが見えなかったが、リズの悲鳴が聞こえて。次に男のこう聞こえたーーー


「動くな。クソガキども....お前らをリンドロンドに向かわせるわけにはいかないーーー


銃士の姉ちゃんよ、両手をゆっくり挙げて、手に握ろうとした拳銃を投げ捨てろ」


ディーンは周裏を見渡して驚いたが。数人の銃剣を付けた小銃で紺色の軍服を着た武装した兵士に囲まれている事に気がついた。


アラベルは兵士数名に銃を突きつけられて、身動きが取れない状態になって、

リズは若い女性兵士に歯がいじめにされいる状況になっていた。


「少佐。この少女が間違いなく封印の巫女のようです」


そうリズを拘束する女性兵士がいうと、ディーンを取り押さえている男性がこう言った。


「そのようだな。ロックハート伍長。

タレコミの通り少年騎士と女銃士を連れていると聞いてた通りだったなーーー


悪いがお前らを拘束する。

安心しろ、変な真似しないなら殺さないーー」


ディーンはそれを聞いて身動きを取ろうとしたが全く取れないでいた。

女性兵士の腰にある短剣を見てディーンは彼らが何者か分かったーー


「ハリノス軍....」


彼らはランディアスと敵対関係にある国の兵士達だというのを気がついた時にはディーンは意識を失っていたーーー

ディーコン「はいみなさん。お疲れ様でしたぁ〜ギャラの方は追ってお渡しますのでとりあえず、夕ご飯のお弁当をどうぞ....ってそんなメタいことはどうだっていいんだよ!


おい、デイブ!」


デイブ「たく、なんだよ...やっと一仕事終わってのんびりできると思ったのにさ」


ディーコン「手下どもは大丈夫なんだろうな?」


デイブ「無事は見届けたさ。あいつはあいつらで逃げ回るさ。一緒に海を歩んできた奴らさ、大丈夫なはずさ」


ディーコン「だといいけどなーーって、ちがーう!俺は悪役悪役らしいこといわねぇーと...


残念だったな、お前あの女銃士のために騎士団を抜けたのにこんなお別れでよかったのか?」


デイブ「あ、あぁーまーな。仕方がないさ...航海長。それにアラベルの事が全てじゃない、他にもやるべきことがあった」


ディーコン「嘘はよくないぜ。船長」


デイブ「嘘ではないんだけどな...親父は騎士団動かす。何か嫌な予感しかしないーーー」


ディーコン「ネタバレになるから言えないのか?」


デイブ「なんのことだ?それよりも、ここどこなんだ?コンパスもぐるぐるしたままだし...」


ディーコン「さぁーな。俺も知りたいぐらいだ。とりあえず、弟くん一行の動向を見ていこう。次回、ハリノス帝国へーーー乞うご期待!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ