72.予期せぬ同行人【♡】
「いいですか、そもそも貴方は前世から魔法と異能に頼り過ぎなのです! もしどちらも通じない相手に出会ったらどうするつもりなのですか!?」
硬く冷たいコンクリートの床に正座で向かい合い、目の前には険しい顔で私を見る一人の男性。
破壊した魔晶族の破片に囲まれて、私は前世ぶりに出会ったばかりの相手に説教を受けていた。
◆
それは、約五分前に遡る。
「隠れたって無駄ですよ。出て来てください、いるんでしょう――クレイヴォル」
掠れた私の声が静まり返った部屋に響く。
しばらく待つけれど、何の反応もない。
「無視しないで。私に声をかけて、おまけに目の前で二回も異能を使っておいて……黙っていればスルーしてくれるとでも思っているんですか」
続けて声をかけるけれど、やっぱり相手は黙ったままだ。
……もしかして、前世の名前で呼んだのが気に障ったのかな。私だってルミベルナって呼ばれるとちょっとムッとしちゃうもんなぁ。
「あー、ごめんなさい、今はもうクレイヴォルじゃなかったですよね。ええっと名前は確か、や、や、や……」
今世の名前で言い直そうと思ったけれど、クレイヴォルの転生者の名前って何だったっけ? 蓮水先輩から聞いた直後は覚えてたんだけどなあ。ほとんど忘れちゃってるや。
名字は確か『や』から始まって、名前も結構古風目な感じだったのは分かるんだけど。
や、や、や、やど……
「ヤドカリカンタ!」
「夜久朔彦です」
「それだ! ……って、やっぱりいるじゃないですか!」
ヤドメサクヒコ。そうだった、そんな名前だった。まさか本人から言ってくれるとは。
声の近さからすぐ傍にいるはずなのに、周りを見回しても誰もいない。一体どこにいるんだろう。
きょろきょろと辺りを見回しながら「早く出て来てください!」と少し強い語気で話す私に、さっきと同じ声が響く。
「……先程のように貴方の魔法で部屋を明るくしていただけませんか。このままでは出て来れません」
「え?」
部屋を明るく? 確かにこの部屋はかなり暗いけれど、それと姿を現すことに一体何の関係が……。
「わ、分かりました」
でも相手は私の前に出て来ようとしているみたいだし、断る理由もないか。
私は小さく頷いて、右手の手のひらを上に向けて光球を作り出した。この光球は照明用で攻撃性はないけれど、この部屋くらいの広さなら昼間と変わらないくらいに明るく出来る。
作り出した光球は天井の落とし穴付近まで浮かび上がり、蛍光灯を付けた時のようにパッと部屋を明るく照らした。
「はい、言う通りにしましたけど……」
「後ろを向いてください」
言われるがままに後ろを向く。そこには何の飾りもないコンクリートの壁に、魔法の照明によって浮かび上がった私の影が濃く伸びているだけだった。特に変わった所はない。
不思議に思っていると――突然ブルブルと震え出す、座り込んだ私の影。
目を見開いたのも束の間、影の中からにゅっと一本の腕が飛び出してきた。
「ひい!」
絵面だけ見れば完全にホラーシーンである。思わず肩が跳ねるけれど、あまり動かない方がいいだろうと思い、体に力を込める。
そしてすぐに影の形に開いた穴をくぐり抜けるように、一人の男性が姿を現した。
大きい。黒い。最初に感じた感想はそれだった。
まずかなり背が高い。百八十は間違いなくある……もしかしたら百九十センチあるかもしれない。そしてその身長をさらに引き立てるようにとてもガタイがいい。一目で普段から鍛えているのがよく分かる。
そして服装。シンプルなボトルネックのシャツ、細身のカーゴパンツに有名なスポーツブランドのスニーカー……どれも黒で統一されている。そして短く切られた髪の毛も、その鋭い目つきで私を見つめる瞳も黒曜石みたいに真っ黒だった。
私が想像していたクレイヴォルの転生した姿のそのものようで、全く違う。何だろう、雰囲気……かな。
座り込んだまま彼を見上げる私は口を半開きにして――仮面で隠れて相手からは見えないだろうけれど――きっと間抜けな表情をしているんだろう。
「これで、満足ですか」
そんな私を相手は少しだけ不機嫌そうに眉間に皺を寄せて見下ろし、そう言った。
強面だし体も大きいしとても迫力がある。でもその声は低くも落ち着いていて、そこまで怖さは感じなかった。
でもここまで前世の記憶が、前世で彼と面識があると事実があって良かったと思ったのは初めてだ。
記憶が戻る前の私だったら……間違いなくこの時点で彼に怯えてまともに会話が出来なくなっていた。
「か、影の中に入り込む……なんて、そんなことが出来るなんて、初耳ですよ」
クレイヴォルの異能は影を操り具現化する力。影で鎖を作って相手を拘束したり、さっきみたいに影から杭を出して相手を攻撃したり、影で色んな武器を作り出してそれを使って戦ったり……そういうのは前世で何度も見た。
でも影の中に潜むといった忍者みたいなことは、前世では一度も――
「元から出来ましたよ……単に前世の自分がこの力を好まなかっただけです」
目を伏せて、静かに相手は答えた。
好まなかった……か。
確かに戦う時は何も恐れず正面から突っ込んでいくクレイヴォルに、こんな隠密的な手段を取るイメージは全く湧かない。
「だ、だから、いくら探しても貴方を見つけられなかったんですね。影の中に隠れていたから」
最初中庭で私と兄さんが襲われた時に、影の鎖で生徒の動きを封じた時も。アイリーンの一件をなかったことにするために、私が学校中を走り回って記憶を消していた時も……結局、私は彼を見つけることが出来なかった。
誰も知らない能力を使っていたのだから、見つからなくて当然だ。
「そういうことです。今のように制約が多いのが難点ですが、身を隠して行動するのにこれほど便利な能力はありませんからね。今世ではよく使わせてもらっています」
私が部屋を明るくすることで影の中から出て来れたことを考えるに、制約というのはきっと――影の中に出入りするのにはそれなりの濃さの影が必要なのだろう。
でも『身を隠して行動するのにこれほど便利な能力はありません』なんて、前世でクレイヴォルだった人から出るとは思えない言葉だ。
言葉遣いも前世からは考えられないくらいに綺麗だし、侑里先輩が彼に前世の面影が全く無いと言っていた理由がよく分かる。
「いつ影の中に入ったんですか」
「貴方が入り口の警備員に洗脳をかけてこの製鉄所に潜入した時です」
「さ、最初からじゃないですか! どうして私の影に……」
「貴方がルミベルナの恰好をしてやくざの本拠地に一人堂々と入って行くのを見れば気になるに決まっているでしょう?」
そう言われると、確かにその通りだ。
知っている人がやくざの隠れ家にジャージに西洋風の仮面とマントを付けた珍妙な姿で入って行けば、不思議に思って当然だ。
でも直接そう言われると、段々この姿をしているのが恥ずかしくなってきた。
「こ、これにはちゃんと付けている理由があるんです!」
そう言い返したものの、仮面を付けたまま話すのも失礼かなという気持ちも芽生えてくる。
沈黙の中、羞恥心と後ろめたさと彼が黙って私を見てくる視線に耐えられず、私はそろりと仮面を外した。
そのまま相手を見上げようとして――思わず顔を逸らしてしまう。
どうしてだろう。元々人見知りなのもあるけれど……仮面を外すだけでこんなに人の顔を見るのが怖くなるなんて。
「そもそも、なぜ貴方がこのような場所にいるのですか」
そんな私に、今度はあちらから訊ねられる。
勇気を出してちらりと彼の顔を見てみるけれど、すぐに下を向いてしまった。
正直同じ台詞を言い返したかったものの、今までずっと私の質問に答えてくれていたし、今回は私から話した方がいいのかもしれない。
私は今日起きた出来事をかいつまんで説明する。
少し迷ったけれど、明迅学園にサーシス王国の面子が転生してきていることや陽菜さんのことは今は敢えて黙っておくことにした。話が逸れそうだったし、何より今は状況整理の方が大事だ。
ご丁寧に正座をして私の説明を聞いていた夜久先輩は、私が話し終えると確認するように内容を繰り返した。
「つまり貴方は行方不明になったお兄さんを探していて」
「はい」
「糸杉という男が千寿組を使ってお兄さんをこの場所に誘拐したという情報を得た」
「はい」
「そこでお兄さんを助けるために一人侵入した、という認識でよろしかったでしょうか」
「……そうです」
「貴方の次はお兄さんが人質ですか」
話の内容を理解した先輩は「災難ですね、次から次へと」と続け、心から同情する目で見てきた。
これに関しては本当に先輩の言う通りで、何でこう、一難過ぎたと思えばまた一難来るのだろうか。冗談じゃなく何かに憑かれているのかもしれない。今度お祓いでもしてもらおうかな。
「しかし、異能を使って今回の件をなかったことに……というのは些か無理があるように思います。千寿組の組長を始めとして、誘拐のことを知る者が今この建物内に全員揃っているわけがないでしょう」
「そ、それは今調べてもらっている最中で……」
「調べてもらっている……? あそこまで無理をして、まだ万全の状態ではありませんよね」
「と、止めましたけど、本人がしたいって」
「貴方が止めたところで何の意味もないでしょう。貴方のためならば、先輩がたは無理をしてでも力になろうとするはずです」
私は樫山さんのことを話しているのだけれど、明迅学園関連のことを伏せているせいで、夜久先輩は蓮水先輩と侑里先輩が動いていると思っているみたいだった。
でも樫山さんも無理しているのは同じだし、侑里先輩もかなり動いてもらっているし……何も言い返せない。
会話が進むにつれ夜久先輩の眉間の皺が少しずつ深くなっていくのを見ながら、私は内心で冷や汗をだらだらと流す。
待って、この人ちょっと怒……呆れてない?
「……貴方はもう少し自分の立場を考えるべきだと思います。貴方自身にその気はなくとも、その行動でいくらでも周りを振り回せるのですよ」
真剣な顔でそう話す夜久先輩の目は、確かに据わっていた。
◆
そして冒頭に戻る。
「戦いの際はもう少し周りを見ないと駄目でしょう。一点にだけ集中しているばかりか、すぐに気を抜き過ぎです。倒した相手も完全に洗脳するか息の根を止めるまでは油断してはいけません。あの時俺が足を拘束していなければ、今頃捕まっていましたよ」
あの広間で組員が二人同時にこけたのって先輩の仕業だったんだ。どうりで不自然だと思った。
私が動けば周りも動かざるを得なくなる。魔法や異能に頼り過ぎている。
先輩たちが私に協力してくれるのは前世の誼みだろう。私としては前世の縁はあくまでもきっかけで、今世では新しい関係を築いていきたいと思っているけれど、それでも先輩たちは少し私に弱いところがある。
私の戦い方が魔法や異能に依存しているのもそうで、実際に紫藤薫子に魔法を封じられた時は何も出来なかった。
製鉄所での立ち回りのコメントも的確で、彼の言っている内容はどれも正しい。
けれどもしばらく黙って彼の説教を聞いているうちに、私は段々と腹が立ってきていた。
落とし穴に落ちた時点で、多分私の侵入は相手にバレている。
取り返しのつかなくなる前に一刻も早く戻って対処しなくちゃいけないのに、説教されている時間が惜しい。
こんなことをしている場合じゃないのだ。
「後は……」
「ちょっと黙ってください」
焦りからか、自分でもびっくりするくらいドスの効いた声が出た。
相手の方も私が急にこんな声を出すとは思っていなかったようで、目を丸くしている。
「大体貴方何なんですか!? 勝手に人の影の中に潜り込んで後をつけて観察なんかしておいて……よくもまあそんな偉そうなこと言えますよねこの変態っ!」
「んな……!?」
ええい、もうどうにでもなれと半ばヤケクソになりながら、みぞおちの辺りに沸々と湧いていた苛立ちを吐き出すように出した言葉は、自分でも考えられないほどに強く相手を責めるものだった。
「私は周りを巻き込んででも兄さんを助けたいと思ったからここに来たんです! そうじゃなきゃ、こんな異能なんて絶対使ったりなんかしない!! 異能と魔法に頼りきりなのは否定しませんけど、失敗したらどうなるかなんて全部承知の上で来てるんです!
貴方のお説教なんて聞いてる暇なんかないんですよ! この間に外から仲間を呼ばれてたらどうするんですか!?」
処理が追い付いていないのか目を見開いたまま動かない先輩に向かって、私は一番言いたかった言葉をぶつける。
「それに、私の行動がいくらでも周りを振り回すですって!? どの口が言ってるんですか? 前世でルミベルナたちが一体どれだけ貴方に振り回されたと思ってるんです? ルカが一生懸命考えてくれた陣形や作戦を、好き勝手大暴れする貴方にパアにされたのは一回や二回じゃないんですからね!」
ここまで矢継ぎ早に何かを言うのは久々で、少しだけ呼吸が乱れてしまった。
「……皆、今世の貴方は別人だって言ってたし私も最初はそうだと思ってたけど、勘違いでした」
いくら信頼出来る人の話でも鵜呑みにしちゃ駄目だ。
やっぱり自分の目で見て確かめるのが一番。それが分かっただけでも彼と再会出来て良かったのかも。
「そうやって自分を棚に上げる所、クレイヴォルの頃から何も変わってない」
ここまで言って、ようやく少しだけ頭が冷えてきた。
まずい言い過ぎた……と思うと同時に本音をぶつけられたおかげなのか、いつの間にか彼の顔を見る恐怖もどこかへ行ってしまっていることに気づく。
相手の表情は相変わらず固まったまま、その黒曜石みたいな瞳がわずかに揺れる。
その瞳の奥に一瞬だけ別の色が混ざったけれど、それは見なかったことにした。
私だって自分のことを棚に上げて前世のことを責められる立場じゃないのに。でもここまで言い切ってしまった以上すぐに謝るのも……どうしよう。
迷いながらもゆっくりと立ち上がる。時間は取られてしまったけれど、おかげで少し休憩できた。呼吸も大分落ち着いたし、少しくらいなら激しく動いても大丈夫だろう。
「貴方がどうしてこんな場所までついて来たのかは知りませんが、私は忙しいんです。早く兄さんを見つけないといけないので失礼します」
それだけ言い残すと、私は彼に背を向けて出口へと向かった。
散らばった魔晶族の破片を踏みしめバキバキと音を立たせながら歩く。
……やっぱり謝ろう。彼は彼なりに私を思って言ってくれたことだと思うし。そう決めて振り返ろうとした時、背後からクッと喉を鳴らす音が聞こえた。
「……ルミベルナに侵食されているわけではない、か。随分と雰囲気が変わりましたね」
もしかして、言い返す私がルミベルナに引っ張られているとでも思っていたのだろうか。
それはそれで心外だ。今の言葉はルミベルナの力なんて借りてない、正真正銘私自身の言葉なのに。
完全に謝るタイミングを潰されてしまい、もやもやとした気持ちになりながらも無視して足を進める。
「俺は千寿組に誘拐された弟を探しにここへ来ました」
けれど、すぐに続けられた言葉に思わず足を止めてしまった。
振り返ると、彼は正座の状態でつま先だけ立てる――いわゆる跪座と呼ばれる座り方をし、背筋を真っ直ぐに伸ばしてこちらをじっと見つめていた。
「本来の予定では、製鉄所内に入る千寿組の組員の影に潜み侵入するつもりでした。気になったとはいえ、後をつけて来たことについては大変失礼いたしました」
そう言って「申し訳ございません」と綺麗に一礼する彼に、今度は私がぽかんとする番だった。
「いえ、私も言い過ぎたので……それより弟を誘拐されたって」
思い出すのは、陽菜さんの言葉だ。
――これは探りを入れた時に分かったのですけれど――どうやら製鉄所に捕らえられているのは三縁くんだけじゃないみたいですのよね。
彼の言う通りであれば彼女が話していたのって……。
「ええ、下校中一人になった瞬間を狙われたようです。家族には目を光らせていたつもりでしたが、迂闊でした」
「そ、そうなんですか。私と同じような理由だったんですね」
先輩の弟まで誘拐するなんて、あの人は何が目的なんだろう。多分先輩の前世がクレイヴォルだって知らないんだろうなあ……知ってたらただの自殺行為だ。
そのまま立ち上がって目の前まで来た先輩は、私に右手を差し出してきた。
「改めまして、俺は夜久朔彦と申します」
「は、はあ……」
急に差し出された手に戸惑っていると、相手は不思議そうに首を傾げる。
そんな顔をされても首を傾げたいのはこっちの方だ。
握手を求められた意図を考える。行きついた答えにまさかと思いながら、恐る恐る訊ねた。
「も、もしかして、一緒に行こうとしてます……?」
「やはり嫌でしたか」
ほ、本当に一緒に行こうとしてたんだ。
散々ダメ出しされたし、この人にとって私と一緒にいるメリットが浮かばないけどどうしてなんだろう。
「いえ、そうじゃなくて、何でかなって」
「貴方は他人の記憶を覗けるのでしょう。別々に行動するよりも、それで居場所を突き止めて真っ直ぐ向かう方が時間がかかりません。それに……」
「それに?」
「正直、あまりにも危なっかし過ぎて貴方を一人にさせておくのが不安です」
少しハラハラしたように「別行動をしたところで気になって集中出来ません」と続けられ、私はうっと声を詰まらせた。
顔が引きつっているのが分かる。確かに私は前世の力がなかったらお世辞にも強いとは言えないけれど、それでもかつては四天王の一体だったのに……ここまで大真面目な顔で言われると少しショックだ。
……でもそう思われるだけの行動を、私はしてたんだよね。
「な、なら……お願いします」
でも、この申し出は正直とてもありがたい。
しかも相手はクレイヴォルの転生者。心強いにも程がある。
これで実はすごく弱いとか、クレイヴォルと同じようにチームプレーガン無視するとか、いざという時は私を捨て駒にするとか……そんなことはないと思いたい。
私も「三縁八千代です」と自己紹介をし、差し出された手を握り返す。
その体躯に見合う、とても大きく骨ばった、タコだらけの硬い手だった。
今度こそ出口に向かい、さっきは鍵のかかっていたドアノブを念のためひねってみる。
「鍵が開いてる……」
「やはり既に侵入はバレているようですね」
鍵が開く音はしなかった。もしかして蓮水邸みたいに遠隔操作式の鍵になってるのかも。
少し隙間を開けて外に誰もいないのを確認する。それでも念のため、手に持っていた仮面を付け直した。
「もう、影の中に入らなくていいんですか。組の人に鉢合わせたら顔を見られますよ」
「変態と言われたくはありませんので。それに、俺の顔は既に割れていますのでご心配なく」
私の言葉にそう返す先輩の顔は少しだけふてくされている。
やっぱりさっきのこと根に持ってるんだなと思った。




