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旅の記録を冒険の書に書きますか?  作者: 春夏秋冬 暦
1/1

始まり

最近はスパロボ30やってて気づいたら2週目に入ってたんですよねー。ガンダム系も好きだけど、知らないスーパーロボット系を見て、熱くなるのもスパロボの好きなところです。

というわけで、新作を久しぶりに書きました。これは頑張って完結まで持っていきたい。


誤字脱字の報告だけでなく、感想もくれると嬉しかったりします。

 今日は高校一年生の一学期終業式の日だ。

 終業式も午前中に終わり、俺はいつものように三人の集まり場所である図書室へと向かった。

 図書室の扉を開け、中に入るとすでに約束の二人がいた。


「わりぃ、遅くなった」

「別に(つばめ)のせいじゃないでしょ」

「そうそう。気にすんなよ」

「そう言ってくれると助かる。春姫(るな)時雨(しぐれ)


 俺を待っていてくれたのは、五月七日春姫(つゆりるな)小鳥遊時雨(たかなししぐれ)であり、この二人は小学校からの腐れ縁であり、ある意味幼なじみなのかもしれない。

 春姫は、成績は学年トップの頭脳を持っており、さらに容姿もそこそこにいい。だから、完璧美少女と勘違いしやすいが、コミュニティが狭く、俺たち以外の人と話しているところを見たことがない。ただのコミ障ぼっちだ。

 反対に時雨は典型的なリア充と呼んでもいいかもしれない。明るい性格で、ハキハキとしているため友人が多く、また、スポーツが得意なのもあり、気づけばクラスの中心にいたりする。しかし、当然ながら欠点もあり、とにかく頭が弱い。底抜けのバカである。


「英語の課題で使う洋書は見つけたのか?」

「いや、燕が来てから探そうと思ってて」

「まじか。じゃあさっさと探して家でゲームしようぜ」

「それな」

「真面目に探しなさいよ」

「へいへい。分かってますよー」


 適当に返事を返しながら、洋書のある本棚を見ていると、他の洋書と比べると少し雰囲気の違った本を見つけた。


「なんだこれ」


 本を手に取ってみると、赤を基調とした装飾が施されており、少し高貴な感じを受ける。

 本を開いて、ページを(めく)っていくと、一枚目が白紙、二枚目も白紙。その次もその次も白紙、白紙だけで綴られた本であった。


「印刷ミスの本か?それにしては綺麗な装飾が施されてるけど、ん?」


 最後までページを捲ると、名前を書くような欄が存在していた。


「何してんのー?」

「いい本でも見つけたの?」


 なかなか戻って来ない燕を不審に思った二人は、燕に近づき本を覗き込む。


「いや、変な本を見つけてさ」

「白紙だけで綴られた本ね。こんなの見たことないわ。新刊かしら」

「へぇー、図書室が友達の春姫も知らないんだー」

「ぶっ飛ばすわよ」

「謝っとけよ、時雨」


 二人が言い争っている間に、最後のページに名前を書いていく。


「えっと、蘭燕に五月七日春姫、そして小鳥遊時雨っと」

「本に落書きしてんじゃないわよ!」

「あー、俺の名前も書いてるし!先生にバレたら俺も怒られるやつじゃん!」

「まあまあ落ち着きたまえ。今から消しゴムで消すから」


 さすがに悪いと思い、本に書いた名前を消しゴムで消そうとするが文字が消えない。


「あれ?消えないんだけど」

「わざとやってるでしょ」

「いや、ホントなんだって!」


 急いで消そうと力を入れるも、消える気配がない。


「どうなってるんだ……」

「変なことに巻き込まれないよね?」

「アハハ、まさかァ……」


 三人とも嫌な予感を感じ取り、図書室から出ようと本を置いて駆け出した瞬間に、本から発せられた白い光に包まれてしまった。


 

次回の更新は、一週間以内にするつもりです。

早かったり遅かったりする時もあるので、許して欲しい。

あとは、FGOでバゼットさんの実装決まったんで石貯めてきます。


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