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第762話「危険な毒とチャックの技量」

こんばんわーꉂ(≧∇≦)イブでございやす!


でもワテクシ寂しく小説書いてますw


今回のお話は………


驚愕のチャック毒製品生成技量のお話_(:3 」∠)_



 チャックが申し訳なさそうに話しかけてくる……


「多分……既に聞いてると思いますけど……瓶に詰めた方が『魔物由来の致死毒』で、槍の方が持ち手を付けた簡易的な投槍です。一応頭部から突き出た頭骨はかなり鋭いので手投げでもハードスケイル系の魔物以外なら効果が期待できますぜ!刺さると常に毒を注入する形状なので頭骨内部に残った毒で効果が期待できます……」



「アンタねぇ……こんな危険物誰が持つんだい?ヒロ以外………」



 エクシアがそう言いかけると、エルオリアスの気配を真後ろに感じた。



 珍しく話に混ざろうとするエルオリアスがそこにいたのだ……



「エクシア……人族に危険であると言うならば、良ければその全てを我々月のエルフ族が買い取るが?……」



「はい?マジか!?また……何でだい?そんな食いつきっぷり今まで何を見てもした事がないじゃないか!?」



「スピアーバットの毒液抽出は慣れた者しかそもそも出来ないのだよ。我々はその毒液を使って特殊な毒矢を生成するが、王国から毒液が切れて久しくてな……。久々にスピアーバットを見かけたので、先程まで皆でその話をしていたのだ。だが……まさかチャックが毒袋の抽出まで扱えるとは……」



 唐突な申し出だったが、エルオリアスの口調からすると相当使い勝手がいいのが窺える。


 毒の生成だけに関わらず、そのスピアーバット自体が珍しい魔物では無いかと思うほどだ。



 そしてエクシアはその申し出に乗っかる様だ……貴族が利権争いに扱うよりは有意義だと思ったからだろう。



「エルオリアス?……本気かい?本当の本当で………マジかい?ってかアンタ達の価値で、コレがどの位するのかもアタイは知らないんだけどさ……」



「エクシアの言う通りですね。……と言ってもよくよく考えると、我々は人族のカネは然程持ってないので物々交換になるな……。それでもし買い取れるなら『エンチャントストーン』をエルフ族とすれば出すことが出来るぞ?金塊や宝石が良ければそっちでも良いが……」



 エクシアは第一声で『エンチャントストーンくれ!』と大はしゃぎする。



「うむ………今あるエンチャントストーンだと……風系と氷系、あとは炎系だな。耐性でも特性でも対応できる中級エンチャントストーンだ。全部引き取れるなら各種3個と足りない分は宝石払いになるな……」



「ちょっと待ってくれ!エンチャントストーンは王都で幾らするか知ってるのかい?大金貨5枚だよ?この毒にそんな価値があるってのかい?……」



 激しく首を縦に振る、エルオリアスとマックスヴェル侯爵……



 マックスヴェルとすれば、その毒瓶も欲しかっただろう……しかし今は命が優先なのか口を挟まないでいる。


 そしてソーラー侯爵共々、ダンジョン攻略の事を考え一歩引いた位置で静観している。



「チャック!アンタしか価値がわからないんだよ!取引はアンタに任せた………。だからアンタは炎系エンチャントストーンをアタイに貢ぎな!」



「はい?何言ってるんすか?貢ぎな!って……。俺はそもそもこれをギルドアイテムとして進呈したんですから………あとはエクシア姉さんの決め方でチャチャっとしてくだせぇよ!そもそも取り出せても売るのは他の奴の役目だったんですから、あっしは価値なんか知りませんし!」



 若干エクシアとチャックのやり取りが続くが結果的に価値がわからないので、エルオリアスが出せる限界で話をつけることになった……



 チャックが何気なく手に入れた毒瓶は、中級エンチャントストーン3種類3系統と物々交換がされた。


 エルオリアスはそれを手に入れると特殊な形状の矢筒に少し流し入れ、仲間に瓶を渡す。



「隊長、かなり久しいですね……この矢筒に毒液を流し込むのは……。それをまさか人族の協力で成し得るとは……」



「うむ……また手に入る日が来るとはな……人族の技術は既に馬鹿に出来ない領域まできていると言う事だ。ドワーフ族も言ってたではないか!特殊鉱石の加工技術も、既に巧みの領域まで来ている人間がいて決して馬鹿に出来ないとな……」



「うはははは!まさかエンチャントストーンを手に入れられるとはねぇ!チャック様様だよ。功労者のチャック君には何か一つくらいは持っていく権利をやろうじゃないか!」



「要りませんよ!そんな物騒なもん……手に入れたら最後前衛は決定じゃねぇですか!」



 エクシアに断りを入れて、チャックはロズとベンに自分の代わりに持っていく様に言う。


 チャックに言われたロズとベンは、遠慮なく物色し始め自分の取り分とばかりに懐に仕舞い込む。



「ロズにベン、そういやぁ下層階の階段付近はどうなんだい?階層主の気配は?」



「それがですね、怪しいんですよエクシア姉さん……。この階層あのスピアーバット以外居ないっぽいんすよね……火属性のダンジョンなのにその系種の魔物もいませんし……」



「まぁ下層に降りれば嫌でも目に入るだろうさ、今は疲弊しなくて済むと思えば御の字だろう?」



 そう言ったエクシアは休憩を終えて、下層への進攻を指示をした……



 ◆◇



 二層から降りる階段の先は、一階層から降りる時とは異なり非常に明るい。


 第三層は嫌な予感しかしない……とロズとベンが言う。



 僕達が作戦会議をしていると、仮初の身体を与えたイフリーテスが声をかけてくる。


 ホムンクスルの身体で既に人間の様になってしまったイフリーテスは、傍からみれば何故かダンジョンに居る場違いな街娘にしか見えない。


 冒険者が使う装備で身を包んでいないからだ。



「この先に向かうのであれば、炎熱耐性を持っていた方がいいです……。貴方達にはその加護もない様なので、私が与えることも出来ますが……炎の信奉者にしか加護は与えられません。差し上げたくても……信仰心が無ければ効果が無いのです……」



「「「喜んで信仰致します!!炎の女帝様!!」」」



 貴族が連れてきた騎士団と冒険者は、主人である貴族を押しのけてイフリーテスの近くで跪き、声を揃えてそう言う。


 彼等にしてみれば、炎の上位精霊である火焔のジンの加護を得られるまたと無い機会だから、主人を押し退けるくらい無理はないだろう。




「うぉぉぉ!見てくれ!!俺の手の甲に炎帝の刻印が!!これが……炎の女帝の刻印!!」



「え!?手の甲に?……お……俺にはねぇよ?俺のは何処にあるんだ……」



「安心しろ!!お前は額に出てるよ!目立つところで良かったな!!」



 わいわいと盛り上がる冒険者一同だったが、残念ながら得られなかった冒険者や騎士そして貴族もいた。



 その殆どは既に水の精霊や風の精霊を信仰していた者達だった。



「良いかい、得られなかったやつはそれも仕方ないこった。耐性持ちは前面に出て持ってない奴のカバーだ!無い奴は補助に回りな!良いか決して無理はすんなよ?此処から先は無理をすれば足手纏いでは済まない……その場に捨て置かれる事も覚悟しな!穢れノームの迷宮を思い出すんだ」



 そう言ったあと、アスマが先頭になり下層階へ降りようとする……


 しかしトラボルタとホプキンスがその行動を止める。



「アスマ!待ちな……俺とホプキンスも前衛に行くぜ!お前には負けてられねぇ……。同じ金級冒険者なのに……お前はこの短期間で何かを掴んだんだろう?死戦を乗り越えて得られる何かだと踏んだぞ?今度は俺たちが先頭だ!」



「トラボルタの言う通りだ。俺達はお前に置いていかれた上、英雄の称号をお前だけに与えるわけにはいかねぇ!俺達を抱えてくれてくれてるソーラー侯爵の為にもな!!」



 エクシアに判断を任せていたアスマだったが、流石に黙って居られなかった様で一歩前に出ようとする。


 だがマモンがソレを静止する。


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