第472話「賢人の森は不可視結界の森」
更新です〜\( ॑꒳ ॑ \三/ ॑꒳ ॑)/
出来立てほやほやw
書き殴り投稿なので不手際続きですいません( ✌︎'ω')✌︎
この話から妖精の森編がスタート( 'ω' )و✧グッ
「これ以上僕たちと同じ様な被害者を出さない為にも、その賢人を教えて頂けませんか?」
「勿論!此処まで迷惑掛けた馬鹿がいるんだから……でも……ココアって言う飲み物もっと飲んでからで良い?」
小さな木製のオタマで、余分につくったココアを必死に自分のコップに移しては一気飲みするルモーラは、ココアが相当気に入った様だが既に飛ぶのが辛そうだ。
僕は他にの聞きたい事があるのでゆっくり飲む様に勧める。
「実はフェアリー種について質問があり……フェアリー種は実態を持っているんですか?それとも思念体なのでしょうか?」
「里にいるフェアリーは実態だよ?肉体がしっかりあるから……あ!さっきのダークフェアリーの話しなら、間違いなくダンジョンコアに関連してるよ?肉体を捨てる事で器を破壊して『元の許容量以上』のMPを扱える様になる邪法なのよそれ!身体については思念体を基礎に、手近な物で肉体を構築する感じね」
「ならダンジョンコア操作の力を手に入れたダークフェアリーは、間違いなく『思念体』と考えて良いんですよね?」
「間違いなく『思念体』ね!……私達の『MP』では、転移させられるのは人間2人が関の山よ?……それも斬られて生きてるなら私も気にしない筈でしょう?」
成程と思った……フェアリーよりちょっとステータスが上のダークフェアリーが大人数を転移云々より、斬られて生きているのだ。
既におかしいと気がつくべきだ……だが元同種族から確証が得られたのは大きい。
「あと、ダンジョンコアの穢れの力を、ダンジョンの外で使える様な『例外』はありますか?」
「無理無理!思念体である自分の身体を維持する為に『穢れ』を必要とするはずよ?話ではその異世界人が『ラインを切断』したんでしょう?」
「ライン?切断?」
「ダークフェアリーは実体がないから、魔力を自動回復できないのよ『妖精核・魔物核』が無ければ、MPを生み出す事も出来ないからね、因みに人間は『魂』よ。だからその代わりに『コアの穢れ』か『周囲の穢れ』を使うの……そのコアの繋がりがラインよ」
「ならば濃い穢れがある『魔の森』は危険ですよね?」
「魔の森は『穢れ』はあるけどダンジョンと異なって無尽蔵に吸収はできないの。使った分だけ穢れは減るから『魔の森』は『元の森』に戻るわ……穢れは、使うことの出来る『種』にしか使えないけどね?」
僕的には、なかなか良い情報が聞けた。
想像はそれなりに出来ていたが、確証が無かった……外でそれほどの脅威が無ければ、気をつける場所は限られる。
それは当然『トレンチのダンジョン』だ。
「最後の質問なんだけど……いいかな?」
「全然大丈夫よ?あ!ちょっと待ってくれる?ココアのおかわり入れたいの……」
小さいフェアリーだが既におかわりは10杯を超えている……もはや妖精用に入れてある木製の深皿そのものを、収納して貰った方が良い気さえする。
僕は注ぎ終わるのを確かめてから話を続ける。
「それで最後の質問だけど……『ダークフェアリー』の事を『アイツ等』って複数形で呼んだけど……ルモーラは複数居るのを知っているって事?」
「ああ……前にアイツ等の集会があったそうなのよ……旅のフェアリーに聞いた話だけどね……近くの街だか村を襲い『ダンジョンコアの実験に使う』と言ってたそうよ?危険極まりない奴等でしょう?」
それまさにトレンチのダンジョンの件じゃないか?と思って聞いたが……300年程度ではなく、ずっと昔の話だった。
妖精種には『短命種・長命種』がいるらしく、森の妖精と旅をする妖精種は、人から割と隠れて暮らし『長命種』の部類らしい。
逆に『短命種』は『人と寄り添い生きる種』で、遠方の緑豊かな田舎周辺が生息地で共生するらしい。
「じゃあ!『森の賢人』の所まで案内するわ!ヒロって言ったわよね?貴方の肩貸しなさい!案内するわ!」
案内じゃなくて、飲み過ぎで飛べないの間違いではないだろうか?
「ローリィさんとエイミィさん、ココアの残り飲まなければ捨ててしまいますが?」
「ちょっと待った!あのココア捨てるなら私にくれれば良いじゃない!!」
そう言ってルモーラは木皿に飛び付く。
ヤカンで作ったココアの方を言ったのだが、ルモーラは木製深皿の残ったココアの事を言っている様だ。
「そっちじゃなくて、このヤカンの中の………」
まだ温かいヤカンに飛び付こうとするので慌てて3人で止める。
「コラ!ルモーラ!火傷するよ!」
「あ……危なかった!!近づいたらメッチャ熱くて『ヤバ!』って思った!ローリィ!!ありがとう!!」
仕方ないので僕は、木製深皿になみなみ注いで『木皿ごと』ルモーラへプレゼントする。
と言ってもサラダ用の深皿なので、そんな量ではない。
残りは、エイミィとローリィがすぐに飲み干した。
「エイミィとローリィの言ったて通り、ヒロは良い奴だね!!あんな太っ腹だと思わなかった!!」
サラダ用の木製深皿程度だったが、かなり嬉しかったのか、齎した良い人効果は絶大の様だ。
「此処から少し行くと『結界』があるから、そこでちょっと待ってね?解除するから!」
そう言って、ローリィの肩に乗り換えたルモーラは前方を指刺す。
僕達の目には鬱蒼とした森しか見えないが、どうやらその周辺は結界の様だ。
『クアーム・クルト・ゲプラ・レム・テポリラート』
妖精がローリィの肩から飛び立ち何かの呪文を唱える。
鬱蒼としていた森が『ザワザワッ』と揺れると、奥には白い樹木が広がっていた。
「此処の空間は他の空間と繋げてあって、普通は似た様な景色の別地点まで飛ばされるのよ。昔の人間達は『迷い子の森』とか『幻影の森』とか色々呼んでたわ」
「ルモーラ!久しぶりに見て思い出したわ!私達この先に行ってから『回復師』と『薬師』の力が芽生えたのよね?」
「あ!?思い出した?此処の結界と共に『記憶が封印』されるから覚えてなくて当然だけどね?また記憶が呼び起こされるだろうけど……先に言っておくけど『ワタガシ草』を食べちゃダメよ?前も言ったのに……勢いよく走っていって食べるから……人間の口に含める量の水を探すの大変だったんだから!!」
エイミィとルモーラの会話を苦笑いしながら聴いているローリィは、同じ様に『綿菓子草』を食べたのだろう……
美味しそうな名前の草だが、綿菓子と名がつき食べられない草と言うことから多分『綿花』だろう。
「綿菓子草って『綿花』の事ですか?」
「貴方の言う『綿花』がどんな物か私には分からないわ。でも多分あってるはずよ?」
そう言って僕達は白い樹木が生い茂る森に入っていく。
この白い森は今までと違い清々しい気分になる……『賢人の森』はこの場所を指す言葉なのだろう。
樹木を見た感じ『白樺』や『すずかけの木』そして『ユーカリの木』が生えている。
ユーカリの葉はコアラが食べていて、毒性があると有名だからちょっと気になってしまう。
それにしても異世界と思えるのは、様々な木が共生していると言う事だろう……当然生えているのは白っぽい樹木だけでは無い。
色合いが目立つだけで、多く生えている様に見えるだけだ。
「でも綿菓子があるって事ですよね?あれと作れるって事は砂糖があるって事ですね?ザラメかな?」
「「「ワタガシ!?ザラメ??なにそれ!!」」」
結果的にはこの世界には綿菓子もザラメも無かった……
その説明は他のフェアリーと出会うまで続き、他のフェアリーを巻き込んで一から話をし直す結果になった……




