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第1118話「フローゲルの墓所とカサンドラ母さん」

更新に来ましたー\( ॑꒳ ॑ \三/ ॑꒳ ॑)/ウヒ!


今日は祭日?曜日感覚がありませんw


早く戻るために……前回までのホニャララは省略しまーす!


「フローゲルの墓所って……あの氷穴の?」



「シリカさん。そうだよ!フローゲルさんは僕の遺体を氷結封印してるんだ。だからそこを今はフローゲルの墓所と呼んでるんだよね」



「でもあそこには……氷の魔王カサンドラが居るんでしょう?」



 シリカが当時のことを言うと、呼応する様にサイキが聴き始める。


 それも当然だ……二人はまだ敵対していると思っている。



 僕の身体を取り返し、フローゲルを救出するには倒す相手だと………



「どうしたの?今私を呼んだかしら?坊や?」



「「カ………カサンドラ!!」」



「シリカ私の後ろに!……アラーネア今すぐ力を貸して!!敵よ………」



「何を言っておるんじゃ?そもそもその魔王……変な素体でそこに現れたんじゃぞ?八つ裂きにして倒した所で意味もないわ!」



「あら!貴女が蜘蛛の魔王アラーネアさん?私の息子がお世話になてます!」



 カサンドラはそう言うと長い氷のドレスをたなびかせ、僕の真横でウインクをする。



「ヒロ……ダメ……真後ろにカサンドラが!また氷結状態に!!」



「あら!シーちゃんにサイちゃん!お久しぶりね?いつぶりかしら?……息子なら氷結反射持ってるから凍らないわよ?」



「ブハ!!………息子?」



「へぇ?……む……息子!?」



「「「「ロナの悪夢……カサンドラに息子ぉぉぉ!?」」」」



 全員が驚く中、チャタラーは『良い加減にしとかないとマモン様とヘカテイア様に荒野に捨てられますよ?』と言う。


 しかしカサンドラは『何言ってるのよ?ホムンクルス素材の調達と調整……貴方達だけじゃできないでしょう?最新型は私の氷技術がないと!』と言う。


 チャタラーは『ちぃ……そう言えばそうだった……めんどくせぇ……』と言う。



「そう言えば……シーちゃんフローゲルのパパンが貴女と話したがってたわよ?『シーちゃん!シーちゃん!儂は良い親じゃなかったスマン!本当にすまん!』ってメソメソしてるのよ!」



「どう言う状態ですか!?シーちゃんて!そもそも憎んでた筈じゃ?……わたしには意味が………」



 シリカも当然そうなるだろう………


 フローゲルの事をカサンドラが忌々しいと言っていたのが、シリカの最後の記憶だからだ。


「シーちゃん?あれからどれだけ過ぎたと思ってるの?……フローゲルの爺様には感謝してるわ!私の大切なボイド様の息子を提供してくれたんだもの!!ボイド様と私はDNA相性もバッチリ!」



 そう言ったカサンドラは『もう助けに来て良いわよ?是非あの爺さん連れて行って!』と言う……



 しかしサイキは小さい声で『どうなってるのよ?ヒロ……何息子って……』と言うと、カサンドラは胸を張って『よくぞ聞いてくれました!サイちゃん!貴女空気読めて最高!』と言った。



 ◆◇



「ば……馬鹿ばっか!!」


「サイキ……それには私も同意する」



 サイキの言葉にアリッサが肩を落としながら同意をする……


 こうなるのも正直仕方がなかった。



 カサンドラはしなくても良いホムンクルス問題を全部説明した。


 その上で、DNAの相性を熱弁して息子愛とボイド愛を語った。



 その報告が終わると、今度は僕が魔改造したヘルレイザー情報をカサンドラが話したのだ。


 カサンドラが『母の血を引く素晴らしい息子だ』と自慢した結果、この時点で僕は全員から白い目で見られた。



 そして何故かチャタラーがコア4核型を考案した事をカサンドラに公表。


 カサンドラが大喜びして移植の話になった。


 しかしサイキとシリカのパワーダウンの事もあるので、僕は即時は反対したのだ。



 何故ならホリカワ事件がある。



 なので怒りそうなゼフィランサス達の龍族には説明を加えた上で一時的にサイキを紹介しようと言ったら、カサンドラが精霊核と龍核を複製すると言いだした。



 当然本物では無いので少しパワーが落ちるが……

 


 素材は当然神の属性と精霊の属性持ちだ。


 魔族の敵である天使族や精霊を減らせるので、チャタラーとカサンドラは大喜びだった。


 そして元敵対精霊に類するアンバーは、自我の関係で複雑そうな顔をしていた。



「まぁこうなった事は仕方ないだろう……じゃないとヒロは『死んだまま』って事になる……」



「そうなのよ!なかなか貴方話がわかるわね!グラズだっけ?貴方タンクでしょう?良い魔人になれるわよきっと……魔人になって私の配下になりなさいよ!」



「て……丁重にお断りを………出来る限り人間のままが良いので……」



「じゃあ死にそうになったら私を呼びなさい!魔人核埋め込んで第二の命をあげるわ」



 カサンドラはそう言うと、『アイスブランド+10とコールド・ヒーターシールド+10』をグラズに渡す。


 そして『コレを使って戦い、熟練度を鍛えなさい!そうすれば魔人になった時、貴方は氷系のヤバいやつに進化するはずよ!』と言う。



 グラズは非常に受け取りにくい物を皆の前で渡されたが、断る訳には行かない。


 相手は魔王カサンドラだ……人間はその機嫌を損なえないからだ。



「カサンドラ……とりあえず龍核問題はちょい保留で!!じゃ無いと話が進まないから!」


「ああ!ヒロ、確かに………そ……それがいいな!俺もこのまま話してると氷系の魔人になりそうで怖いからな!」



 僕はそう言って強制的に話を切り上げる。


 何故ならイーザ問題を優先解決したいのだ。



「チャタラーマモンは呼べる?」



「あら?マモンとヘカテイア?今は無理よ?」



 僕はカサンドラに何故かと聞くと話は簡単だった……


 僕達の知らぬ所でマモンとヘカテイアは、ベルフェゴールの所属していた派閥を完膚なきまで殺し回っていたのだ。



 当然、要塞作戦絡みの件の首謀者は、二度と再誕生出来ない状態になっている様だ。


 方法はどうやら『虚無』絡みらしいのだが、カサンドラはその場所を知らないし、以前探ろうとしたら本気で殺されたらしいのでやめた様だ。

 

 カサンドラは運良くホムンクルス実験中だったので、自分という存在を失わずに済んだそうだが、下手すれば数百年は復帰できなかった様だ。



 僕は『惜しい事をした……』と思ってしまった。


「じゃあ自分の脚で行くしか無いか………参ったな意外と面倒なんだよな……」


 そう言って周りを見回す………



 その行動に全員が理解した様だ。



「あたし達かよ!まぁ確かに……お前にアラーネア、チャタラーとアンバーにしてみたらドン亀だって分かるけどさ!」



「仕方ないわよアリッサ……私達は一応クソ貴族との約束を果たしに行かないと………」



 僕はその言葉にある事を思いつく………



「いや……イーザの件の前にやる事があったな………」



「ちょっとヒロ……何その凶悪な笑顔?」



 僕はサイキに『いや……この笑顔の理由は後でわかるよ!』と言ってからアンバーとチャタラーに擬態魔法をかける。



「よし………行こうか?」



 僕はそう言うと『感知』を最大にして39層のボスを捜した………



 ◆◇


「雑魚だな……………」



「チャタラー……ヤベェ………」



 39層のボス部屋に入るなりチャタラーは門を閉めた。


 そして刹那で門を開けると39層のボスは見るも無惨な状態になっていた。


 生きたまま腐敗し、血飛沫をあげていたのだ。



「おい人間共……お前達の獲物だろう?早くトドメを刺してこい……腐敗効果と縛り効果はそう長く持たんぞ?」



「チャタラー良いのかい?これって横取りじゃ無いか?」



「雑魚を横取りされて怒る奴はいない。お前たちスライムを横取りされて怒るか?」



 その言葉にアリッサは『39層のグレート・キマイラが雑魚?』と首を傾げつつも、言葉に甘えて全員でトドメを刺しに向かった。



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