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滅びゆく世界ー巫女姫と魔術師の鎮魂歌ー  作者: 花菱(ハナビシ)
第二章 ~聖樹と乙女達~
23/23

シェルナへ

区切りが良いので短めです。

 綾達フィークス神聖国一行は三日という旅程を経てシェルナの国境へとたどり着いた


「…漸く着いた…」


綾は内心ぐったりしていたが、輿の覆い布が開かれている為ぐったりとした姿勢はとれず

大人しく姿勢正しく座っていた。

ここに来るまでフィークス神聖国内では行く先々で歓迎の嵐で

優雅で落ち着いている事を神殿出発前に徹底的に家庭教師とクローラ女史から徹底して

叩きこまれていたため、表情筋と腕の筋力を駆使して沿道に集まった民衆に

笑顔でを振ると言う苦行を乗り越え、宿泊先の教会でも就寝時以外気が抜けず

起きているときは常に『巫女姫』という仮面をかぶり続けていた。

シェルナ国内でもそれは変わらない…寧ろフィークス神聖国以上に気を張らなければ

ならないが、綾の精神はそれを考えないようにしていた…心の平穏の為に


 そして、シェルナの国境検問所に着くと、そこには武装した騎士達の一団が待っていた。


「ようこそシェルナへ、巫女姫とそのご一行達」


騎士の一団の中から若い青年が一歩前に出てきた

赤みの強い茶髪に紅茶色の少し鋭い目つきの彼は、兜を脱ぐと綾達一行に一礼した

それに対しフィークス神聖国側の護衛隊長が前に出て同じく兜を取り一礼した

彼は教皇付きの親衛隊の副隊長だったが、レドリアの頼みで今回の巡礼の護衛隊長に

任命されていた。


「お久しぶりですケイマール殿下」


「お久しぶりですアーレイド卿」


(ひゃー、殿下って事は王子様かな…そんな人が騎士なんて!なんて萌え!)


覆い布の陰から二人のやり取りを見ていた綾はひそかに萌え上がっていた

方や若き王族騎士、そして壮年の熟練騎士…なんて組み合わせだ!

…と内心萌え上がっているのもつかの間、検問の為輿を降りて待機所で待つよう指示された。

綾はアーレイドに手を貸してもらい輿から降り、シェルナの騎士に案内され

貴賓用の待機所に通された、その間お茶とお菓子が提供され

正面にはリーダスが座っており、静かにお茶を飲んでいた。

不気味なほど静かなので、逆に不安を感じる綾だったが

取り合えず静観しておこうと決めた。


 そうしているうちに検問が終わったことをシェルナの騎士が告げに来た

綾は再び輿に乗りこむと、フィークス神聖国とシェルナの騎士達に守られながら

王都を目指して出発したのであった。










お読みくださりありがとうございました。良ければ評価もお願いします。

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