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小さな国のお姫様  作者: うるいあ


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2

「ヒロイ」

呼び捨てられた名前に、家庭教師兼側近は、そ知らぬふりをして本を読んでいる。


「ヒロイヒロイヒロイヒロイ!」

呪文のように繰り返す。

名前を繰り返す事でさえ、この姫にかかっては遊戯へと変わってしまう。


溜息とともに、流れるような優雅な動作で、ヒロイは姫の方を向き、

姫はヒロイの目を見つめる。


「姫様」

「何?」

「『ヒロイ』ではなく、『ヒロイ殿』とお呼びください。

他の家臣や召使に笑われますよ」


ふん、と鼻を鳴らしたあと、姫はにやりと笑う。


「その呼び方では、どこの者だか分かったものではありませんわよ?

ヒロイ『殿』。

唯一無二の王様であるならともかく、この国に『姫』がいったい何人いらっしゃると思って?」

「……13人でございます。

『ルルイ』姫」


よろしい、と横柄な態度で、姫は椅子に座って頷いて見せた。

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