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小さな国のお姫様  作者: うるいあ


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12/19

12

花々は、従者の命によって片付けられた。

香りがまだ淡く残る部屋で、姫は床に座り込んでいた。

誰も見咎める者はいない。

「…………花」

久しぶりにかいだそのにおいも、感触も全てが懐かしくいとしかったのに。

従者は簡単にそれを取り上げてしまった。


うなだれる姫が座り込む床は冷たい。

引かれたじゅうたんは薄く、石の下地の温度が伝わってくるようだ。

柔らかで、いくつもの布を合わせて作られた服をかいくぐって、その温度は姫に伝わる。


花が落とした花粉

花が落とした土の屑

花が落とした花の一部


どれだけそれが自分の一部であったかを、姫は思い出した。

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