梅雨のある晴れた日
殆ど会話で見にくいかも…
「梅雨に入って久しぶりの晴れだなぁ~よっしゃ、由香デートしようぜ」
「はぁ~?何言ってんの、奏」
「デートだよ。何か甘いもの奢ってやるからさ」
「何かありそうだけど、用事も特にないしいいわよ」
「じゃあ放課後、正門で待ってて」
「了解」
~放課後~
「抹茶アイスが食べたい」
「え~抹茶かよ。あれ畳の味がして嫌いなんだよな~」
「畳っておい。全国の抹茶大好きな人が聞いたら、あんた殺されるわよ。そもそも畳食べた事あるの?」
「はぁ~バカだな~由香は。畳は消化できないんだぜ。でも畳をもし食べたら抹茶みたいな味がすると思わね?」
「思わないわよ。さっさと駅前の甘味処に行くわよ」
「えっ!あそこ高いじゃん」
「いーから行くわよ」
~甘味処にて~
「抹茶アイスとバニラアイスください」
「承りました」
「おい」
「何よ」
「何よじゃね~よ何勝手に、俺の分も決めてんだよ」
「あたしがバニラアイスも食べたかったからよ。でも2つは多いし。抹茶アイスも一口あげるわよ」
「いやだからさ…」
「お待たせしました。抹茶アイスとバニラアイスでございます」
「わ~いやっときた~。いただきま~す」
「おっ!バニラうまいじゃん」
「でしょ~。ここのアイスは目茶苦茶おいしいの。はいあ~ん」
「俺、抹茶嫌いって…」
「いいから食べなさい」
「はい…」
「どう?おいし?」
「畳」
バキっ
「痛っ!殴ることね~だろ」
「これは全国の抹茶大好きっ子をバカにした分よ。そしてこれがあたし個人の~」
「ちょっとストップ、悪かったって。謝るよ、ごめん」
「まぁ~今日のところは許してやろう。だけどまた畳とか言ったら、奏!あんた死ぬわよ」
「はい。」
「じゃあ早く食べて帰りましょう」
「そうだな、なんか疲れたし…帰って飯食って風呂入って寝よ」
~帰り道~
「奏、今日はありがとう。また誘って」
「おう、こんな事ならいつでも」
「また明日ね」
「おう」