表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

思考のるつぼ

掲載日:2026/06/18


女がいる。


いや、女じゃなくてもいい。


男でも成立する。


でも男だと読者は身構える。


やっぱり女の方がいい。


最初は被害者だと思わせたい。


いや違うな。


被害者に見える加害者。


そっちの方が好きだ。


最近そういうのばかり考えてるな。


人間は自分の欲しいものを創作に出すとか聞いたな。


なら私は何が欲しいんだろう。


支配か。

理解か。

違う。

答えだ。

答えが欲しい。


だからミステリーばかり書くのかもしれない。


そういえば女の名前どうしよう。


千尋。

いや多い。

美咲。

これも多い。


名前なんてどうでもいいか。


どうせ最後に死ぬし。


待て。

死なせる必要あるか?

死体がない方が怖いんじゃないか。


失踪。

いいな。

失踪。

でも失踪は理由がいる。

理由。

理由。


人間は理由が好きだ。


でも現実の人間は、 案外理由なんかなく消える。

突然いなくなる。


恋人も。

友達も。

親も。


なら理由なんかなくていいのかもしれない。


いやダメだ。


読者は納得したがる。


納得したい生き物だから。

現実では納得できないくせに。

変なの。


あ。

待て。

これいいな。


主人公は妹を憎んでいる。

ずっと。

親の愛を独り占めした妹を。


でも読者には隠す。

優しい姉に見せる。

最後にひっくり返す。


いや。

違う。

それだと弱い。


妹も姉を愛している方がいい。


憎しみは一方通行より、 両想いの方が痛い。


書けそうだな。

忘れる前にメモしないと。


でも本当に書きたいのは、

妹の話じゃない。


私がずっと羨ましかったものの話だ。


ああ……


また


今夜もこんな時間まで

眠れない……。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ