六番艦 「皇国四大軍港」
<前回のあらすじ>
碧は補佐官である女の子、エノアと出会う。2人は海軍兵器開発局の指南の為「ストルハーヴァン軍港」へ馬車で向かっていた。
碧とエノアは馬車に乗り、目的地である『ストルハーヴァン軍港』に向かっていた。
「ストルハーヴァン軍港は海軍兵器開発局本部と海軍技師学校本校という軍艦建造の重要施設が集まる軍港なんですよ」
「へぇ~、そうなのか。この国の地理も早めに覚えなきゃいけないな」
「大丈夫です!私がいつでも教えて差し上げますよ!私、軍港についてめっちゃ詳しいので」
エノアは嬉しそうな顔で自信満々に言う。
「そうなのか?じゃあ、他の重要な軍港も教えて貰いたいかも」
「任せて下さい!この国の重要な軍港は全部で四つありまして全て合わせて皇国四大軍港って言われてるんですよ!」
「一つ目は先程も言った『ストルハーヴァン軍港』。海軍兵器開発局本部と海軍技師学校本校という軍艦建造の心臓が集まる所で主に部品の実験や試験艦の建造はここで行われますね。その為造船工廠は皇国一の大きさと設備を誇ります!」
「二つ目は『エンペリオ軍港』。この軍港は海軍兵士学校本校がある軍港で鎮守府としての設備は皇国一と断言出来ます。距離的にもエルネア王国と最も近い軍港なので戦略的価値が非常に高いです!」
「三つ目は『サウスユーマル軍港』。ユーマル川のすぐ隣にある軍港で海上警装機関総局という海の保安機関の本部がある軍港です!」
「四つ目は『ボルスタ軍港』。この軍港は単純な造船数ならストルハーヴァン軍港以上の造船能力を誇る軍港で小型〜中型の艦艇を主に建造しています!」
「以上四つが主要な軍港一覧ですね。本土の東西南北それぞれに中枢となる軍港がある感じです!」
「呉、横須賀、佐世保、舞鶴って感じか…」
碧はボソっと呟いた。
「何か言いました?」
「いや、気にしないでくれ。それよりエノア、さっきよりテンション高くないか?」
碧は少し笑いながら言う。
「だって軍神様に軍港を説明出来るんですよ!?これほど嬉しい事はありません!」
エノアは笑顔を見せながら興奮気味に言う。
「そ、そうか…(軍神じゃないんだけどなぁ…)」
勢いに押されながら引き気味にうなずいた。
その後、レヴァンクレス皇国の事を早く知りたい碧はエノアに色々な事を聞いた。
2人のとても楽しそうな時間は一瞬で過ぎていった。
「あっ!アオイ様見えてきましたよ!あれが造船の心臓部、「ストルハーヴァン軍港」です!」
エノアが指差す先に見えたのは見渡す限りの海と、まるで城塞の様な巨大な港の姿だった。
これからは短い話を高頻度で投稿していきたいと思います。誤字脱字、ここの文少し変、ここはこうした方が良いなどと思ったら是非コメントをお願いします。




