無題45
ちょうど両手で掬い取れるくらいの
可笑しなこと
切ないこと
気取らないで書けたらいいのにナ
膝小僧擦りむいたって夢中で自転車の練習に励む子供
片付いた団地の一室に差し込む夕陽に目を細める青年
知り得る感性の中で回っていく
やさしくて温かなもの
書けたらいいのにナ
ナナナ
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