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十五話

大変申し訳ない。

~loading~


暗転とも明転とも言い難く言うなれば白夢中の様な状態になる

アレクが気絶したことにより、話が進んだらしい。


「久々と言っておこう。ふむ、あの戦いによって砦の者たちの意識も一変されたようだ。また、あの戦いによってマンバの評価がうなぎ上りに上がっている。そこでマンバから門弟、もとい弟子にならないかと打診を受けた状況が次の場面だ。一応どの程度経ったかと言えば一週間に満たないぐらいだな基本的に全開とほとんど状況は変わらない。此方から伝える事はほとんどないがシステムコンソールからクエストなどを確認するのはいいだろう。」


そういうと猫は突然現れた時の様に、気づいた時にはその姿が消えていた。

いつも通りにこの不思議空間から即退場とはいかないようだ。

まあ、確認すれば単純でクエストの欄を確認した所、クエストとも考えていなかったものも併せ幾つかの出来事がエピソードといったように纏められていた。

エピソードが過去の事だとすれば今後の事は予定、ミッションと示されている。


ミッションの内には先程猫に説明された、マンバの弟子になるか誘われている、というようなメインストーリーじみたものが今は一個だけ表示されているが恐らくはサブストーリーなどがフラグを踏むと追加されるのだろう。

また一通り内容を見ていたが、ミッションには場面への移行という物が有り、今後はどういう形でこのシステムがあるのかは想像ぐらいしかできないが、今に限れば今までの自動遷移から任意に変わった事により、例えばプレイヤーの方針を固める準備期間を用意しているのかもしれない。


幾つか、例えばUIの確認がどの様に変わっているかなど確認した所、制限なのか、前回から期間が開いていない為かステータスは変わっておらず、現状の把握という意味ではかけている物も多い気がするが、どちらかと言えばメンタルを保つための準備期間なのかもしれない。


…アレクが気絶したとはいえプレイヤーはプレイヤーである。中の人々と違い連続した時間で継続した興奮を持ち込む事は彼のロールプレイングとして認めがたい物が有った為、今回は非常に有難かったが。


体感時間としてはそこそこ長く、十分に興奮醒め切ったところ現世に戻る事を決める。

クエスト欄からシーンへの移行を選択し、視界が明転する。


視界が開け第一に視界にとらえたものは扉であった。砦のおえら方が集まっていた、所謂執務室前にアレクは立っていた。


現状は万葉による勧誘に対し、基本的に砦全体の練兵を行う契約であった為に、立場上誘われた側の自分にお声がかかったと言う訳だ。

気が重いと言えるのだろう。と言う訳と言う訳でもないが、入室の合図をした後、扉を開ける。今回は珍しく、あの鼠面の男、レーヴェであったか、彼一人がそこにいた。


「来たか。あまり話し続ける気もないが其処で立っていられるのも面倒だ、そこに座り給え」


偉そうに、実際この砦の中では偉いのだろうが何とも感じが悪い。では失礼とだけ返事をし、目の前のソファーに座る事にする。


奥の執務席から動く気もないのか、応対用のソファーから斜め方向にいる鼠男を覗き込む。


「さて、アレク・クォーラー小隊長。君を読んだ件については理解しているかい。」


そう彼の手の内にだけある飲み物を啜りながら聞いてくる。

家と短く答えれば、嘆かわしいと首を振る。


「しょうがない。私が一から説明してやろう。まず君が三日前に案内をする様に頼まれたマンバと云う者は食客として、またその剣術を買われ彼の出身国でいう剣術指南役と云う役職に就任し、その活動実績の為にある程度平和かつ、レベルの高い騎士隊、つまりこの砦の練兵を騎士団長閣下から仰せつかっているわけだ。そこで、君の様なあまり褒められた人間でない者に目を掛ける事は別にいいのだが、弟子に取る等と…明確な贔屓を良しとする様な甘ったれた集団ではないという事だ。後は判るな?」


その高圧的な態度に反感を覚え、極力刺々しさを隠したつもりだがどうしようもなく剣呑さが残り口から言葉が出る。


「贔屓等と。疑り深いのは私があまりにも不出来だからですか?」


そんな事は言っていないだろうとかぶりを振る。


「なに、確かに怪しさもあるが、君たちにはどうも親交があるようではないか。いったいどのような関係か有るか判らないという事もあるのだよ」


そうあたかも残念そうに言うのだが、敢えてこちらに目をしっかりと合わせてこないようだが、その表情、僅かに伺い知れた目から圧倒的に不機嫌、悪ければ殺気立っている事が知れた。


「仮にそうだとして何の問題があるのでしょうか。現実的に考えて、この砦は寒村とは比べ物にならない人が居て、加えて教える事はおままごとではないのです。親交のある者の一人二人ではなく、教えの篤い者がいても問題はない所か有用でしょうし、そちらの方がより成果が出るでしょう」


少し考えた後に出した答えは、お気に召したようである。そうかそうかと頷く。その後鼠男はもういいと退出を促すのであった。


…退出した後に改めて状況を考える。とはいっても現在の状況はそう難しい物でもない。

恐らく強化イベントのフラグ。同時にそれを失ってしまうかもしれない。原因は幾つかの観点から見れるが、今回注意する事は一つ単純な好感度。これは模擬戦によってかなり改善されているらしい。二つ、懸念されている効率、これは鼠男が言っていて深刻に考えた様であるがそれほど重要だと考えられた。三つ、信用である。


どの様な対応に出るかは判らないがプレイヤーとしてみすみす強くなる機会を失うのは面白くない。だができる事も無いと言っていい。

いや、ここで考え方を変えてみる。自分の立場的な問題で今回のいわば配置換えが揺らいでいるのだ。同時になぜこんな事になっているかと言えば己より高い立場にいる人間が問題を起こそうとしていると言う様な状況にいる人間が即座に対応できる、下の立場の人間をどうにかして問題を無い事にしようとしている状況なのだ。


既に決まっている状況であったりしたのならば立場上ひっくり返せないのかもしれない。であれば自分にはどうしようもない事を気にするよりも、変える事ができる事に力を入れるべきだろう。


そんなことを考えていたら、何とはなしにコンソールを出現させてみる。クエスト欄を確認、進行状況などあるのかと思えば、明日に進めると言う様な物もあれば、うっすらと万葉の元に行くと言う様な欄も見える。完全にブランクとなっている場所を除けば選択肢は多くない(よくわからない食堂に行くなどもあった、何かのフラグか?)であれば時間の経過など判らない事もあり、気になるもの最優先である。

クエストから万葉の所へ行くという物を選択、場面へと移行する。明転する。


道場が欲しいと言っていた万葉に結局すぐに建物を作る事ができないという事で道場は無い様だった。そんなわけで居所も意外というか、高官の筈なのに唯の宿舎の一角が与えられた部屋のようであった。


一応、比較的大きな所謂隊長格に与えられる部屋の前に立ち扉を叩こうとした所、入ってもいいぞと声が掛けられる。

いきなりかけられた声に驚きつつ、であればと戦場に立つような意識を持ち突撃する。


~continue~



スケジュール調整難しいですね。とはいえ本来ならなんもないはずの日も時間が溶けて行くわけですが。一応就職先決まったわけですが、今後も書き続けていきます。

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