閃壱番① 無限転生
まず、私の趣味でしかないセンエース考察を
小説としてまとめて投稿する許可をくださった
祝百万部さんに感謝を。
ただし、情報全てを纏めるのはキツいので
必要な情報と伏線を元にして考察する、という
事をさせていただきます。
※全ての情報をまとめようとして
まず最初に「世界について」を纏めたあたりで
他の情報との繋がりが多すぎて、キツすぎて
諦めました。
2019年12月24日:虹色のモヤモヤについての
推測・考察を追加しました。
まず、神々の王センエースについて、
彼といえば、真っ先に謎なのは
無限転生でしょう。
無限転生は
・何があっても、死ぬと他世界に転生する。
・絶死のアリア・ギアスを積む事はできない。
・自殺や自爆技を発動する事は可能。
・転生以外の手段での異世界間移動は不可能。
・とてつもなく頑丈。そうそう壊せない。
などといった特徴がありますが、
ここでいくつか気になる点があります。
①センは原初の世界に転生前に、
究極超神位の自爆魔法で魂を潰した、との事。
ここで、一つ「無限蘇生」の存在を
思い出してほしい。無限蘇生の特徴として、
自爆技の発動ができない、という点がある。
②アダムやサイケルが絶死のアリア・ギアスを
積めない理由として、ミリオンさんが
挙げたのは、「アダムは既に絶死を積んでいる
状態だから。」シューリの「アポロギスによる
死の運命がセンによって変えられた」のと
同じで、無限蘇生により「絶死という代償」を
乗り越えて血肉化した、と考えるべきでしょう。
しかし、効果が続いているからこそ
絶死を積めないのであって、無限蘇生のせいで
絶死を積めない訳ではない。
しかし、センは無限転生のせいで
絶死という代償を積めなかった。
これら二つの点から、センの無限転生と
サイケルが奪い取りアダムが持っていた
無限蘇生は、サイケルが奪い取って改変した
時に、偶発的に別物になった、もしくは
そうなる事が最初から決まっていた、
そして、サイケルがサイコイヴ-システムで
奪い取った際に必ずこの2点が変化する事が
最初から確定していた、という可能性もあります。
ここで、無限蘇生と無限転生の共通点を
挙げてみようと思います。
・非常に頑丈。そうそう壊れない。
・使用者固定に異常な制限がかかっている。
・センは劣化版サイコイヴ-システムで、
アダムは存在値の差により無理矢理、と
相違点はあるが、どちらも所有者から
切り離されてしまっている
3つ目の点が特に重要だと、私は考えます。
普通に考えて、有り得ない事のはずです。
そうでなければ、ゴートは今頃、蝉原の持つ
ディアブロ・コミュニティのスペシャルを
持っているはずですが、彼は未だに
経験値系のスペシャルしか有していません。
故に、私はこう考えます。
センエースがちょうどゼンにさっさと
強くなってもらい、死なないように
最低限のサポートはしたのと同じように、
P型センキーの言っていた「長い実験」の
前提条件=旧カンスト上限の開放、を
手っ取り早くかつ確実に一髪で満たす為に
実験の主導者たちがセンに後付けで与えた、
いわばセン本来のものではないスペシャルだと
考えます。
無限蘇生も同じく後付けで
センから奪ったスペシャルであり、
サイコイヴ-システム無しのP型センキーに
「存在値の差」だけで剥がされたのは
後付けのくっつく強度の差があったから、と
考えました。
しかしここで二つ、疑問が出てきます。
⑴サイコイヴ-システムβ版で破壊できなかったセン
サイケルは「無限転生=センの全ての中核」、
そう認識して、絶死積みのサイコイヴ-システムで
センの核そのものは解析が完了していた
にもかかわらず、センという存在そのものは
分解できませんでした。無限蘇生を分解した後、
サイケルは必死に解析済みのセンを
木っ端微塵に破壊しようとしました。
しかし、何故か全く破壊される事は
ありませんでした。存在値的には、絶死を積んで
センを上回っていたにもかかわらず、です。
これに関して、私は「サイコイヴ-システム
そのものに、制限がかかっている」と考えます。
これは、先程述べた私の考察に基づいた考えです。
・実験的に、カンスト上限突破まで
死なれると困る→無限転生を付ける
・上限突破後は、無限転生はあっても
邪魔だろうから、外そう→どうする?
→ゴートに搭載する試運転も兼ねて、
サイコイヴ-システムを使おう
・そうなると、サイコイヴ-システムのβ版が
強すぎる→じゃあ、制限をかけておこう
こうなった結果だと、私は考えます。
ただ、もう一つ別の考え方があります。
アダムの持つサイコイヴ-システムは
ゴートの持つ完全版とは違い、βテスト版の
ようなもの、とのことです。つまり、
あくまでも完全版ではないために
アダムのサイコイヴ-システムには
制限がかかっているという考え方です。
むしろ、こちらの方が一般的かもしれませんね。
ミリオンさん曰く、今のアダムのシステムはさしづめ
サイコアダム-システムとの事。これを真面目に
捉えてみると、ただのβテスト版ではなく特別で、
ゴートの持つサイコイヴ-システムとも違う、
特殊なサイコイヴ-システムだと考えられます。
私はこれを、以下のように考えました。
暴愛のアリア・ギアスの際にアポロギスの持っていた
邪気を分解して、聖気に転換する、という
特殊な機能を持っていたのではないでしょうか。
もしくは、アダムのサイコアダム-システムには
「完全版ではなく、制限がかかっている」代わりに
「アポロギス由来の邪気を分解して聖気に転換する」
というアリア・ギアスを積まれていた、とは
考えられないでしょうか。どちらも考え方としては
似たようなものですが。
⑵ゼンは何故、無限転生を持っていないのか
ゼンは、センと同じ存在でありながらも
無限転生を持っていませんでした。
これに対して、私はこう考えます。
あくまでも、実験の主導者にとって
「神々の王センエース」が実験の主役であり、
ゼンは実験主導者にとって「旧カンスト突破までに
絶対に死んでは困る存在」ではなかった訳です。
故に、センには無限転生を付けられなかった、
という事です。
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追記
無限蘇生もサイコゾーン・サンクチュアリの
サイゾーや、秘密の部屋にいた亜サイゾーも
全て虹色のモヤモヤでした。表現が伝わりにくいかも
しれないので、箇条書きにして説明すると、
・アダムの無限蘇生は切り離された際に
虹色のモヤモヤに変化しました
・サイゾーは、サイコゾーン・サンクチュアリで
虹色のモヤモヤに触れると、それが形をなして
生まれる歪な魔人です。
・亜サイゾーも、秘密の部屋にて携帯ドラゴンの卵を
ピーツが取ったら出てきた、虹色のモヤモヤが
形を成して生まれた歪な魔人でした。
つまり、サイゾーや亜サイゾーの元となった
虹色のモヤモヤと切り離された虹色のモヤモヤは
同じものである事が推測できます。
そのため、無限蘇生も、その元となった無限転生も
人為的なものである事が予想されます。
次回は閃壱番の考察②をする予定です。
しかし、1話書くだけでもキツいですね。
あれを10話や9話も投稿する祝百万部さんは
センエースエンジンの金型の元となった
魂を持っているんじゃ……