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障害とともに

人生とは、ただ真っ直ぐな線である。

ただ真っ直ぐに伸びる線にいくつものの障害があるのなら線は曲がり始めることがある……それが経験や糧となる。

障害の中にも色々あり、マイナスな事にしかならないものある、プラスな事になる事もある。

そのどちらにもならないものがある。

プラスにもなりマイナスにもなる……

それが「恋」である。









俺は、荒谷(あらや) (しん)

今年から私立高等学校色富(しきとみ)学校の普通科に入学する。そして、今日が入学式である…空は青く、一人一人が希望と楽しみに満ち溢れている。勿論、俺もそうだ。

だが、「障害」はやってくる。


「皆さんは、今日からこの一年α(アルファ)組です。」

「そして、一年α組の担任となった定明(さだあき) 秋夜(しゅうや)です…よろしくお願いします。」


クラスで担任の先生の紹介が始まった。

このクラスの先生は、陽気で優しそうな男の先生で親しみやすそうな人である。


「とりあえず、入学早々テストをやってもらいます!」


この学校では入学式をやって

すぐにテストをやるのが当たり前のようだ。


「えぇー!」


クラス一同嫌そうな顔をした…

いや…一同は違うな。

テストをやるに対して興味なさそうな奴がいる…

それが俺、荒谷 親だ。


「今日は三教科…英語、国語、数学をやってもらいます。」


入学してすぐのテストは三教科だけのようだ。

そのテストの内容はそこまで難しい問題ではないようだ、普通に解けば……

そう、普通に解けばな。

ここのテストは、引っ掛け問題が多いらしい。

引っ掛けと言っても少しの言葉を見逃すだけで問題の解釈の仕方が変わる脳を鍛える問題みたいなもんである。

そして、テストの時間は一教科1時間。

このテストで必要なものは知識より冷静さであり、スピードではない。

俺は一つ一つ丁寧に解いていった。


「はい!テスト終わりです。」


三教科全て終わり、明日の予定終わり大体3時15分。

この後は、仲を深めるための交流会をやるのが決まってるらしくて交流会をどこでやるのかを決めるらしい。

そのため、この学校の入学式は金曜日にやるのが決まってるらしい。


「今から委員長と副委員長を決め、どこで飯を食うかを決めてもらいます。」


委員長、副委員長を決めるこの時間は一番気まずくなるのだ。

理由としては、「どんな場面であっても人をまとめるっていうことをしろ」みたいな役に誰がしたいというか。

よって、この場は一番嫌になるのだ。

この沈黙の場を打開するために先生はある紙を出した。


「決まらないようなら先生が決めます。」


この一言にみんなは賛成した。

先生の取り出した紙はこのクラスの生徒の情報が書いてある履歴書らしい。

この紙に書いてあることを読み取りその人の人間性みたいなものを見分けその人を委員長、副委員長にするらしい。


「とりあえず、委員長は荒谷 親君。」

「副委員長は縁谷 美希(よりたにみきさんに。」


(何故か、俺になってしまった。)


(とりあえず、なってしまったものは仕方ない)と言うかのように前にでて挨拶を始めた。


「えー、委員長に任された親です。」


「副委員長を任された美希です。」


とりあえずの挨拶は済ました。


「今から四人グループに分かれてどこで交流会をやるかの提案を出してもらいます。」


この学校でクラスでの決め事をする時は

基本委員長、副委員長が仕切るので

決め方も委員長、副委員長が決めて良い。

そして、ここで求められているのは良い雰囲気を保ち、仲を壊さないようなやり方が求められる…なので、ここで親のとった行動は、グループになり班で話し合いそれぞれのグループに意見を出してもらいそれを、クラス全体で話し合う事によりみんなが納得いくような話し合いにする。

この方法は、一般的であるがこれが一番良い選択である。

そして、ただ話し合いをするだけじゃダメ…よって、時間制限をつくることが当たり前だが時間の設定が重要である。

話し合いを長引かさないためにも時間制限を長くしてはいけない、ここで一番良い時間設定は、3分ってことだ。

3分では短いと思うかもしれないがこの時間ベストであり、委員長、副委員長も考えもし、案が出ない場合は委員長、副委員長が決める事にした。

そして、話し合いが終わり

このクラスは、話し合いがすぐ終わった。

場所は、ここの近くのファーストフード店でもあり遊び場でもある……言わば学生の溜まり場みたいなとこである。

こういうとこは大抵人が溜まっているので

交流会は、予約することが済んでいる土曜日にやる事になっている。

そして、学校登校1日目が終わり

家に帰ろうとした時「障害」が起きた。


ピロりんっとラインの通知の音が聞こえた。


「ん?ラインか……えーと。」


それは、中学の女子友達であった。

内容を見ると……


「付き合ってください?はぁ?」


付き合ってくださいという一通の告白メールがきた。

そして、学校1日目はドキドキとはてな状態な日となり…

薄く、光り輝く橙色の空とともに

自分の人生の中で螺旋状のような線(人生)が親を悩ませる事になるのであった。

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