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平和教徒  作者: 黄昏の森の栗鼠
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プロローグ

 夢見ていた――

 荒廃したこの世界に光が訪れるのを――。


 焦がれていた――

 世界を衰退させた"敵"を滅ぼすことを――。



 時は世界が荒廃したあの時から30年経った西暦2630年。

 人類の数少ない生息地であるガルマにて。


 人類は――、反撃を開始する。



*****



西暦2600年。人々は平和を築き上げていた。

 幾万ものロボットとそれを束ねる人工知能が人類の労働を全て負担し、労働も支配も恐怖も不安もない理想郷を築き上げていた。

 人々は労働に奪われていた時間を芸術にあて、素晴らしい人生を歩んでいた。


 しかし、その理想郷は突然の来訪者によって崩されたのだ。


 その日、空にまるでできの悪い合成写真のように真っ黒い穴が浮かんでいた。


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