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第4話、クエスト出現?

今回は、ちょっと短いです。

最近忙しくて、放置気味ですね。

なるべく、がんばりますが、ストックなくなったので次は、相当遅くなるかなぁ?



「すみません。」

「いいのよ。怪我させたのは、こっちだし。」


こちらの自己紹介が終わったあと、さっきの戦闘で傷ついたトライスの治療をレノがしていた。


「まさか、こんなに若い人が入ってたなんて。あっ、動かないで。」

「すみません。私も、こんな演技はしたくないのですが。」

「上の人たちからの命令?」

「はい。王国議会の古参の方々から威厳のある話し方をしろと。」

「なかなか苦労してるんですね。」

「あなた方もすごいと思いますよ。女性二人だけでこんなところまで来るなんて。」


この瞬間、レノに目配せをする。レノは理解してくれたのかうなずいた。


「そうなんですにゃー。女の子二人旅にゃ。」

「お二人ともお強いんですね。」

「いやそれほどでも。」


トライスは、レノの語尾が気になったらしいが、頭の猫耳をみて納得するように頷く。


「はい、これで終わりにゃ。」

「ありがとうございます。」


治療を終えたレノが、アイテムをストレージにしまいながら立ち上がる。


「あれ?何で治療するの?回復薬じゃだめなの?」

「にゃん。プレイヤーならそれでもいいんだけどNPCだとちゃんとした治療が必要なんだにゃ。」

「はい。私たちは死亡するともう復活できないんです。」

「きっとポップアップするけどにゃん。」

「なんですか?それ。」

「気にしなくていいですよ。」


不思議がりながらもトライスも立ち上がる。


「では、早速なんですが、お二人の強さを見込んで頼みたいことがあるのです。」


視界の真ん中に(クエスト出現)の文字が出る。


クエスト名・滅びた国の狂王

依頼者・トライス

適正ランク・SS


クエストを受けますか?

YES・NO


「レノ、どうする?」

「受けてみるわよ。リタイアもあるし。」

「わかった。」


YESをタッチする。


「引き受けてくださるのですか!ありがとうございます。」

「依頼内容次第だけどにゃん。」

「で、私たちは何をしたら良いのかな?」

「はい。お頼みしにくいことなのですが、我が父、現国王のファルデスにこの国が滅んだことを説明して欲しいのです。」

「自分で説明したらいいんじゃない?」

「それが、我が国が滅ぶなどありえん、貴様も敵の間者かっ!と、怒鳴られたきり話を聞いてくれなくて。」

「めんどくさいにゃー。」

「レノ、そんなこと思ってても言っちゃだめだよ。」

「レイも思ってたんだにゃ?」

「いや、ぼくは別に。」

「もし説明して聞かなければ、依頼内容の変更も視野に入れてます。」

「どんな風に?」

「私に王位の継承させるか、それもだめなら暗殺依頼になります。」

「ちょっ、ちょっと待つにゃ。実のお父さんだにゃ?殺すなんてにゃ。」

「確かに私の父です。しかし国をここまで苦しめ滅んだあとも悠々と王位にいるあいつは許せないのです。」

「苦しめ?国王が何かしたの?」

「途中、モンスターがお二人を襲ったでしょう。あれらはこの国の国民の成れの果てなのです。すでに人として生きてた頃の記憶などあるはずもないですが。」

「NPCがモンスター化するにゃんて。」

「でも、このクエスト、確かに引き受けました。」

「にゃっ?大丈夫だにゃ?」

「王の間までは私がお供します。あと、ここまで話したのでこれも話そうかと思うのですが。」

「まだ何かあるのかにゃ?」

「はい。トライスという名は男の振りをする時の名前で、本当の名はティアナ、皇女なのです。」




はい、ちょっと待ったー。今、何か聞こえた気がするけど気のせいだ。これ以上性別のわからないキャラはいらないよ?


「よかったにゃ、レイ。仲間がいて。」

「仲間?どういう意味ですか?」

「そういう意味ですにゃ。」

「ちょっと、余計なこと言わないでよ。」


レノはとても悪い顔をしている。

トライス、改めティアナは理解できていないのか首をひねっていたが、何か納得したのかうんうんと頷いた。

それを見たレノは、お腹を抱えて爆笑している。


「そんなに笑わなくても。」

「ククッ、だめ抑えらんない。アハハハッ。」

「私、何かおかしいことでも言いましたか?」


また、ティアナは不思議そうな顔をした。


「なんでもないにゃ。それより、さっさと進むにゃー。」

「さっきから、キャラぶれてるよ。」

「いいのよ何でも、ね。」

「それでは案内します。ついてきてください。」


それから、ティアナのおかげもあり、3時間くらいかけて塔の最上階、王の間まで上ってきた。

相変わらず、レノは一つ一つ罠に引っかかっていたが。

息を切らしてレノがへたりこむ。


「やっと着いたの?もう歩けないよー。」

「この扉の先にファルデスがいます。一緒に入りたいのですが、私が行くと話しすらできないと思うのですみませんが、よろしくお願いします。」

「任せてください。行くよ、レノ。」

「ちょっと、待ちなさいよ。」


僕は気にせず、扉に手をかける。


「待って、今行くからっ!」


僕たちは、ティアナの見守る中、部屋の中へ入っていった。



前書き通り遅くなります。


本編より、九葉とか霖とかの話も進めたいです。

というか、レノ視点も書きたいですね。


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