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ぼくはカメラマン

作者: 小畠愛子

 パパはおひるね、ママはばんごはんの買いものに出かけてる。ぼくひとりだ。つまんないの。


 とつぜん、ブーッ、ブーッて音がなった。びっくりしたぁ、パパのスマホじゃんか。


 あっ! いいことひらめいた。パパは今ねむってるし、スマホ使ってあそぼうっと。


 でも、パパのスマホ、おしごとのアプリしか入ってないや。つまんないの。


 あれ、カメラのマークがある。もしかして、写真とれるのかなぁ?


 ビンゴ! やっぱりそうだ、写真とれたぞ! よし、これをつかって、カメラマンごっこしよう!


 さぁ、冒険隊のぼく、めずらしいいきものを探して、ジャングルの中をすすんでいきます。


 あっ、いました! 今はぐっすりねむっていますが、おきるとおもしろい『パパライオン』です。大好物はビールと枝豆です。これは決定的なしゅんかんです。シャッターチャンスとうらい!


 ぼくはどんどんカメラのシャッターをきる。さぁ、つぎはどこを冒険しようかな?


 あっ、こんどはネコのミーちゃんです。パパライオンとおなじで、ネコなのです。シャッターをきって、写真におさめておきましょう。


 よーし、この調子でどんどん冒険していくぞ!


 あれ、変なボタンおしちゃった。なんでだ? ぼくのかおがうつってるぞ? カメラのレンズは反対側なのに。こわいよぉ! パパァ!


「なんだ、どうした? あっ、ダメじゃないか、パパの仕事のスマホ使ったら…」

「パパ、ぼくの顔がカメラにうつったんだよ!」

「ん? あぁ、反転機能のボタンおしちゃったのか? ここをおすと、自分の顔をとれるんだよ。ほら、ここにもカメラがついているだろう?」


 パパのいうとおりだった。画面のすぐ上にも、小さなカメラがある。


「で、なにしてたんだ? えっ、カメラマンごっこ? そうか、それじゃあパパもまぜてもらおうかな」


 こうしてぼくの冒険隊に、パパもくわわったよ! 次はどこを冒険しようかな?


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― 新着の感想 ―
小さな子供にスマホを渡すと、興味津々でいろんなことをやり始めますよね! Hey! Siri!
2025/01/01 17:52 退会済み
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