今日も今日とてボイスチャット
いつもの日常会話。
おつかれー
「おつ~」
ソウちゃんもうパーティー入ってるん?
「あー、俺まだアプデあるわ、ちょいまちで」
あー、確かにシーズンアプデあったもんな
「フォトナもかれこれ、1年以上やってるよね俺ら」
シーズン2のチャプターなんたらとか来ちゃったもんな
「ほんまそれ、ここまで一緒にやるとは思っとらんだw」
ゲームは言うて俺らエンジョイ勢だもんなw
駄弁るのメインみたいな所あるし
「だな~」
「今日は何話すよ」
せやなー、この前漫画で見たんやけど、トロッコ問題って知っとるか?
「なんそれ」
んー、有名な心理実験なんやけど簡単に言うと
作業場のトロッコが暴走してこのままやとA地点に突っ込んでしまいます、その場合5人の作業員が死んでしまいます
「なんや、心理テストみたいな?」
んまぁ、近いっちゃ近いかな
んで、自分の目の前にはトロッコのレールを切り替えるレバーがあって、それを切り替えるとB地点に突っ込むんやけど、その先には1人の作業員がおってその人が死んでしまいます
その場合あなたはどうしますかっていう心理実験
「ちなみに正解とかがある問題なん?」
正解とかは特にないんやけど、選んだ根拠とか、そういうのがハッキリしてれば正解みたいな?
「なるほどな、お、アプデ終わったで入るな~」
おけー
「そうやな~、おれはやっぱB地点に突っ込ますかな」
あー、その理由は?
「やっぱ沢山助かったほうがええんちゃう?普通」
確かに、世間一般でもBを選ぶ人が多いと思う
でもこの問題に少し条件を加えるだけで、だいぶしんどい問題になるんよ
「ほほう」
あ、とりま潜るか、デュオでいくね
「りょ~」
「デイリーあるで、場所ここで」
おけー
んで、条件っていうのがもしも、A地点の人はそんなに知り合いじゃなくて、B地点の人が親友やった場合どうする?
「なるほどな、う~ん、確かに悩ましいw」
やろ?w
ミニポのむー
「脳内シュミやと、たっくんがもしB地点におったらって感じか」
まぁそうなるな。なんか自分で認めてこそばゆいけどw
「デカポ見つけたで投げるわ~」
「それやと俺やったらA選んでまうかもな」
「Aってたしか何も手を加えなかった場合の状態やんな」
せやね
「やったらば、それが運命と自分に言い聞かせて、目の前の人達を見殺しにするんかもな実際」
おお、なるほどな、ソウタにしては結構しっかりした倫理感やな
「実際こんな殺伐としたバトロワゲーやってて言うのもあれやけどな~w」
ww
まぁ、フォトナはゲームやし、トロッコ問題もあくまで実際に起こりえることじゃないけどね
俺はそうやな、親友やったとしても、B地点になるかな
「おいおい、俺を殺すんかよ~w」
でもほんまに苦渋の決断やと思うよw
たしか、レバー引いた人には社会的責任は背負わないとするっていう設定のはずやけど、やとしても5人が死んだっていう事実とかを目にするのは耐えられんとおもう
「ほほう、俺の死は受け入れられると?w」
お前なら分かってくれるはず!
「実際そうなった場合、たっくんに殺されるなら本望かもやけども」
な?結構ひとつの条件だけで変わるやろ?
「やな、俺はでもたっくんが俺を殺す選択をするってのは忘れへんで?w」
ええーw
てかヤバい、Eの方角にワンパおるわ
「りょ、援護する」
俺近距離しか持ってへんで突っ込むわ
「よっしゃ1人ダウン!あと1人!でもストーム来てるぞ~」
ないすー、こっちもでもヤバい
ヤバ、死ぬしぬしぬ
うわっ、ギリ倒したけどストームで俺もダウンしたわ。助けてくれー
「俺も結構ギリやでキツイ、ここはもう親友を見殺しにするしかないなw」
おいおい、収縮遅いでいけるやろいw
さっきの話の当てつけかよーw
「悪いな少年、先に行くぜ~」
あ
カッコつけといてやられるんかよw
「ww」
「あれはしゃーない、じり貧やった」
ふぅ、まぁ今日はビクロイ無理そうやし終わるか
「りょ~、いやーでも惜しかったな」
フォトナはまたやろう
「うぃ」
ほんじゃまたねー
「おつ~」
ゲーム終了っと
初投稿でしたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
作者本人がよく友人と行っている会話からの妄想劇です。
良ければ、感想頂けると嬉しいです。