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1話.出会い

「ん・・・ぅ・・・」


目覚めると白い天井が目に入った。

どうやらベットに寝ていたようだが・・・

いつもの見慣れたものではない。


ここは・・・どこだろう。


えっと・・・

お嫁に行かされそうになって家を抜け出して、シルヴァンに乗って城敷地内の森を出た・・・


ん・・・?

・・・シルヴァン?



「シルヴァン!」


あぁ!私ったら!

大事なシルヴァンのことを忘れてしまっていたなんて!

シルヴァンは何処!?

綺麗で賢い馬だもの。

まさか、盗賊に浚われてしまったのかしら!

っていうか、ここは何処なのよ!?




もしかして私の方が浚われたのかと思って周囲を探ってみるが、見たところ監禁する倉庫のような感じはしない。

むしろ、白を基調とした家具でまとめられていて清潔感がある。

自分のいるベットの横には小窓があり、やわらかい日の光が降り注いでいる。

森を走った時に付いたであろう体の傷はすでに手当てしてあった。



シルヴァンを探さなくちゃ・・・



痛む体に鞭打ち、ベットから降り小走りで部屋の扉へと向かった。





勢いよく扉を開けようとすると、


「おっと・・・」



突然目の前の扉が勝手に開いたと思うと、入ってきた人物にぶつかってしまった。


「大丈夫か?」


転ぶ!と思ったが衝撃はいつまでたっても来ず、背中はしっかりと目の前の人物の腕で支えられていた。



「ごめんなさい!支えてくれてありが・・・と・・・う」



礼を言いながら慌てて顔を上げると、そこには吸い込まれそうな青い瞳があった。


「あぁ、目が覚めてたみたいだな。何をそんなに慌てているんだ?お前はまだ寝てなきゃいけないぞ」


そう言うと、青年はそのまま私をひょいっと抱えてベットに連れ戻してしまった!




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