第27話 依頼
「ええっと、ランクが三人は高いのでAランク冒険者と登録します」
受付の人は異例の事で慌てふためいている。
ランクAとか??とか普通の冒険者は出ないから当たり前だ。
書類の束から紙を引っ張り出し、いろいろと説明してくれた。
「最後にこちらに名前を書いてください、それで登録は完了です」
私達は、渡された紙に名前を書き、ようやく解放され、依頼が貼ってある場所に行く。
様々な依頼があった、薬草採取やスライム退治、いわゆるG〜Eランクの人が受ける依頼、そしてワイバーン討伐やダンジョン探索、これがD〜Bランクのパーティが受ける依頼だ。AとAAとSランクは依頼内容が全然違う物になっている、まず他の依頼書と違い色が紫色をしている。そして肝心の依頼内容は、AとAAがテネルギアと呼ばれる、魔女界の魔物などだ。Sから受けられる依頼は大大罪を犯したとされる、魔女の討伐つまりリーテの討伐や邪竜クロネイアなどの本当の化け物達の討伐だ。
「レーテ様は確かDランク以上を一つクリアでしたし」
ミーアは一つ一つ、依頼を見ながらそう呟いた。
「これはどう?」
スノーが指を指し示した、依頼書をミーアは手に取り確認していく。
「なるほど、ちょうどDランクの依頼ですか、それにこれは金策にもなりますね」
うんうんとうなずき納得する。
「決まったのにゃ?」
昼間からお酒を飲んでいた、冒険者に絡んでいたチトが戻ってきた。
「はい、決まりました、しかしまさかいきなりDランクの依頼を受けるとは思っていませんでした」
冒険者にはランクがある、それぞれのランクに合わせた依頼を受ける、それが普通なのだ、私達もスノーに合わせGランクの依頼を受けると思っていた、しかしスノーのランクは測定不能、いわゆる何でも出来るというやつなのだ。ただの少女であるはずのスノーが、決して信じたくは無いがもしかしたら私達がスノーと会ったのは偶然ではないのかもしれないとミーアは考えている。
「さ〜、初依頼にゃ〜、しかもいきなりの戦闘!燃えますにゃ〜」
スキップをしながら、武闘家の真似をしている。
人に当たるのではと心配だったが、無事に街を旅立てたので安心した。




