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105話

俺は3階層をそのまま進む。

すると……

「グアア……」

犬のようなモンスターが現れた。

「こいつは何だ?」

俺はモンスターの名前を知らないので、このモンスターの名前が分からない。

「グルアア!」

そう思っていると、犬のようなモンスターが襲いかかって来た。

「はっ」

俺は刀を振るい、斬りつける。

「キャン!」

すると、犬のようなモンスターは倒れ、消滅して魔晶石が残る。

「おいおい、弱いぞ」

俺は魔晶石を拾って鞄に入れ、そのまま通路を進む。

その後も犬のようなモンスターが出ては倒して、どんどん進む。

そして、4階層へと続く少し狭い通路が見えてきた。

「もうこうなったら行ける所まで行くか」

俺はそう言って、通路を進んだのだった。


そうして進むと、遂に4階層へと到着した。

そこには、今度は狼のようなモンスターがいた。

「ウルル……」

こちらに気づいていないようなので、一気に走って斬りつける。

「ガウッ!」

そうして消滅し、その後には魔晶石が残る。

その魔晶石は、他のものより少し大きかった。

「これはいいな。もっといないかな」

俺は狼のようなモンスターを探しつつ、通路を進む。

すると、先程の狼のようなモンスターがいた。

よし!

俺は走って素早くそいつを倒す。

「ガウアッ!」

モンスターは消滅して、魔晶石が残る。

よし!この調子でいけば、結構稼げるぞ!

俺はその後も、狼のようなモンスターを探して歩いたのだった。


そうして、狼のようなモンスターを5体程倒したところで、5階層へと続く少し狭い通路が見えてきた。

「よし、このまま5階層へ行くか」

恐らくだが、時間は午後3時ぐらいだと思う。5階層へ到着して少ししたら、地上へ戻ろう。

俺はそう思い、5階層へと進んだのだった。


ここが5階層か。

「カチカチカチッ!」

「何!?」

俺は5階層に下りた瞬間、蟻のようなモンスターに襲われた。

何とか避け、体勢を立て直す。

「カチカチッ」

蟻のようなモンスターは、顎を鳴らしてこちらに向かって来る。

「はあ!」

俺は刀を振るい、蟻のようなモンスターを斬りつけ、そのまま真っ二つに切断する。

すると、蟻のようなモンスターは消滅して、魔晶石が残った。

「特に強くはなかったけど、不意打ちとは卑怯だよな」

俺はそう呟き、魔晶石を回収する。

「さて、少し進んだら戻ろう」

俺はそうして、5階層の通路を進んで行ったのだった。


「ふう。やっと戻って来たな」

俺はダンジョンに潜るのをやめて、地上へと戻って来た。

地上では、既に太陽が沈みかかっている。

「さて、ギルドへ行くか」

そうして、俺はギルドへと向かったのだった。


ギルドの前まで来ると、俺はドアを開けて中へ入る。

すると、受付の所にローデンさんがいた。

「あ、難波さん」

ローデンさんもこちらに気づいた。

「どうも」

「今日もダンジョンに行ってたんですか?」

「はい、稼がないといけないので」

「そうなんですね。それでは、魔晶石の換金をされにこちらへ?」

「ええ、そうです。お願い出来ますか?」

「もちろんですよ」

俺が聞くと、ローデンさんは笑顔で返事をしてくれる。

「ありがとうございます。これが魔晶石です」

俺は鞄から魔晶石を取り出す。

「え……」

俺が取り出した魔晶石を見て、ローデンさんは固まった。

「どうしたんですか?」

そう俺が聞くと……

「あ、あの……難波さん、今日は何階層まで行きました?」

そう聞かれた。

「え、5階層ですけど」

俺がそう答えると……

「5階層!?」

ローデンさんはすごく驚く。

「どうしたんですか?」

「どうしたんですかじゃないですよ!?初心者の方が5階層まで行くなんて、とんでもないですよ!」

そう言って、ローデンさんは怒ってきた。

「え、でもモンスターは全然強くなかったですよ?」

俺がそう言うと、ローデンさんは机に身を乗り出して、俺に言ってくる。

「そんな事ないはずですよ!5階層で出て来るアギトアントなんて、すごく強いんですよ!」

あ、あの不意打ちしてきたやつか。あいつ、アギトアントって言うのか……まんまじゃねえか。

「でも、一瞬で倒せましたよ」

「そんなはずないです!」

俺が言うと、ローデンさんは否定する。

「いや、それならこの魔晶石は何なんですか?」

「そ、それは……」

俺がそう言うと、ローデンさんは言葉に詰まる。

そして……

「それなら、次にダンジョンに行く時は私もついて行きますから!」

そんな事を言い出した。

「ええ!?それって大丈夫なんですか?」

俺が聞くと……

「ギルド長に許可を貰いますから、大丈夫です!」

そう言う。

「いや、でも……」

「無茶な事をする新人冒険者が、1人でどんどんダンジョン深くへ潜っていくので、私もついて行きますって言えば、許可は取れます。それとも何ですか?私が一緒にいるとダンジョン深くに潜らないから嫌なんですか?それなら、あなたをダンジョンへの出入禁止にしますよ」

そう怖い顔で言われる。

「あ……はい……分かりました……」

そして、俺はそう言うしかなかったのだった。


「はあ……何でこんな事に……」

俺はあの後、魔晶石を換金してからギルドを出た。

そして今はミセリスに戻って来て、自分の部屋で休んでいる。

「こうなったら仕方ない、ローデンさんを連れて行くしかないか」

そうして、少し厄介な事になってしまったと思ったのだった。


次の日。

「これは今日の分の宿泊費です」

俺はダンジョンへ行く前に、マックスさんに今日の宿泊費を払う。

「本当にいいのか?昨日も言ったが、別に貰わなくてもいいんだが」

「いえ、泊めていただいてるだけじゃなく、ご飯までいただいてるんですから、ちゃんと払いますよ」

俺は昨日から宿泊費を払っていた。

昨日、換金したら6000円となったので、そこから宿泊費を払っている。

因みに、ミセリスの宿泊費は1泊2000円の食事つきと、かなり安くなっている。

それにも関わらず、俺が泊まっている間は誰も泊まりに来ていない。聞いたところ、ここに泊まるのは多くても月に20人程だとか。

それでやっていけるのかと聞いたところ、今は貯金を切り崩しているが、このままだとまずいと言っていた。

俺はそれを何とかしたいと思っているが、今はダンジョンに潜って宿泊費を稼ぐ方が先だろう。

「それでは、いってきます」

「ああ、気をつけてな」

「無茶しちゃ駄目よ」

マックスさんとカレンさんにそう言われ、俺は頷いて外に出た。

「先ずはギルドだな」

俺は昨日言われた通り、ローデンさんを迎えにギルドへと向かったのだった。

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