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冒険譚:ダンジョンズ:  作者: 深宮マサ
第2章 ダンジョン攻略
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第2章3-2 討伐開始


レインの掛け声で4人は駆け出した。

そして、そのまま小型竜の群れに突っ込んで行く。


「せいッ!」

レインは背中につけている剣を引き抜いた。

今まで使っていた剣と色合いは似ているが、違う剣だ。


シェイドドレイクとの戦いでレインは剣を失った。

そのため、レインは一週間の休みの間に剣を新調したのだ。

今まで使っていた剣よりも切れ味が鋭くなっている。


その鋼鉄の剣を目の前の小型竜に降り下ろす。

しかし、その攻撃は空振りに終わった。

剣が降り下ろされる瞬間、竜エネミーは軽やかな動きで後ろに回避した。

やはり、レインの大剣では攻撃速度が足りなかったようだ。


「ちっ、当たんないか」

レインは舌打ちをして、剣を構え直した。


そこに、エネミーが飛びかかってきた。

レインは咄嗟に剣の腹でその攻撃を防いだ。

エネミーの脚の爪と鋼がぶつかり、火花が散る。


すぐさまレインは剣を引き戻し、隙のできたエネミーの体に一閃。

レインの斬撃は一撃でエネミーを両断した。

「まず、一匹」


竜エネミーは光の塵となって消えた。


――――――――――――――――――――――――――――――


エネミーはアンネローゼに飛びかかった。

しかし、アンネローゼはその攻撃をステップを踏んで回避すると、

エネミーに向かって斬撃を繰り出した。


アンネローゼは二本の剣を舞うように振るった。

高速かつ、無数の斬撃はエネミーの命を刈り取った。


アンネローゼは、エネミーの消滅を確認すると、次のエネミーの元へ走り出した。


2匹のエネミーがアンネローゼに攻撃を仕掛けた。

一匹の攻撃を右手の剣で弾き、もう一匹の攻撃を左手の剣で受け止めた。

そして、エネミーの後ろに回り込み、双閃。


体勢を立て直したもう一匹が突進してきた。

それをバックステップで回避し、双剣を振るった。


2匹のエネミーは消滅した。


「ふう、これで3匹です」

アンネローゼは息をついた。

そこに、エネミーが襲いかかってきた。


「――っ!」

アンネローゼの反応が一瞬遅れる。

剣を構えようとするが、少し遅い。

これでは直撃は免れない。

小型竜といっても、立派な竜だ。

同じ体長のエネミーよりも圧倒的な攻撃力を誇る。

防具があるとはいえ、全てのダメージを受けきることは難しい。



しかし、その攻撃はアンネローゼに届くことはなかった。


エネミーの牙がアンネローゼに到達する瞬間、一つの銃声が鳴り響いたのだった。




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