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冒険譚:ダンジョンズ:  作者: 深宮マサ
第2章 ダンジョン攻略
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第2章2-4 大量討伐戦


レインたち一行はダンジョンの二階層を歩いている。

特にエネミーの気配はない。

気配がないとはいえ、いつどこからエネミーは出現するか分からない。

4人は警戒しながらダンジョンを歩く。


「何もいないな・・・」

シオンが呟いた。

「そうだな。特に大きな部屋もないし、この階層にはエネミーがいるのか

 分かんなくなってくるな」

レインもシオンに続けて言った。


行けども行けどもそこには真っ直ぐに延びた道しかない。

しかし歩かないことには次の階層にたどり着くことはできない。

だから4人は歩き続けた。



それからしばらく歩くと、4人は大きな部屋にたどり着いた。

第一階層のロックゴーレムと戦った部屋よりも少し大きく、天井はレインたちが歩いてきた道よりも高い。

4人は風景が変わって少し安堵した。


「やっと景色が変わったね」

クレアが言った。


「本当にクレアって変わるんですね」

アンネローゼが感心している。

「いやぁ、これには困っているんだけどね。

 まぁ、みんな受け入れてくれたしいいかな」

クレアは笑いながら言う。



その直後、レインから声がかかる。

「みんな、何か気配がする。

 武器を構えて準備してくれ」


「「「了解」」」

3人はそれぞれの武器を構えた。


次の瞬間、部屋の四隅から大量のエネミーが出現した。

「なっ!こんなにたくさんいるのか!」

レインが驚愕した。


「すべて倒しきるしかないようですね」

アンネローゼが言った。

「一刻も早く倒していかねーと部屋が埋まっちまうぞ」

シオンが銃でエネミーを撃つ。



それを合図に他の3人も攻撃を開始した。


様々な種類のエネミーが同時に襲ってきた。

ざっと見ても十種類以上はいる。

リザードマン、巨大なハチやコウモリ、スライム、オオカミなど

多種多様なエネミーで溢れかえっている。


レインは大剣を振り回し、エネミーを蹴散らす。

エネミーの体力はあまり高くないようで、一撃が当たるとすぐに消えていった。

アンネローゼは双剣の持ち味の機動力を生かし、素早い動きでエネミーを切り裂いていく。


「クレアとシオンは空中を飛んでいるコウモリやハチを頼む。

 地面にいるのは俺たちでなんとかする」

「「了解っ!」」

クレアとシオンの二人は短く返事をして、空中にいるエネミーに狙いを定め、

攻撃していく。


それを見届けてからレインとアンネローゼは駆け出し、

手当たり次第にエネミーを薙ぎ払っていく。


レインは重く大きな一撃を、アンネローゼは小さくても鋭い攻撃を

与え、地面にいるエネミーを駆逐する。


シオンは正確無比な狙撃で一体一体確実に倒し、クレアは

大きな魔法で一斉にエネミーを葬る。


ちょうどここでエネミーの出現スピードが落ちた。

「よし!みんなもう少しだ」


レインは気合いを入れ直した。

大剣の攻撃スピードをさらに上げ、ものすごい勢いでエネミーをなぎ倒す。

アンネローゼは剣速と移動スピードを上げ、目にもとまらぬ早さで攻撃していく。

シオンは特殊弾を装填し、引き金を引く。

クレアは広範囲の魔法を放つ。


ついにエネミーの出現が終わった。


4人は残ったエネミーを片付けていく。

そして部屋の全てのエネミーが塵となって消えた。


「ふぅ、みんなお疲れ」

「きつかったな」

「やっと終わりましたね」

「終わったぁ!」


4人は床に座り込んだ。


部屋の奥に、道が出現した。

二階層はまだ途中だ。



次も読んでいただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

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