第2章2-2 商店街での買い物
クレアとアンネローゼは買い物のために商店街に来ていた。
商店街といっても、いつもとは違う商店街だ。
前に行った商店街は東エリアの商店街で、
今二人がいるのは西エリアの商店街だ。
クレアは西エリアの商店街に行ったことがなかったので、
心を躍らせていた。
「私、西エリアの商店街に来たの初めてです」
「そうなんですか?私はよくこの商店街に行きますよ」
そんな会話をしながら商店街を二人は歩く。
二人はしばらく商店街を見てまわった。
「あそこの雑貨屋さん、見てみたいです」
クレアはそう言って雑貨屋を指差す。
「いいですよ。行きましょう!」
二人は雑貨屋に入った。
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「わぁー!このブローチきれい!」
「そうですね。こっちのもいいですよ」
「ほんとだ。可愛い」
そんな会話をしながら二人はショッピングを楽しむ。
二人は色々な店をまわった。
時間があっという間に過ぎていった。
気がつけば、もう夕方になっていた。
「そろそろ夕食の材料を買って帰りませんか?」
クレアが辺りを見て言った。
「もうこんな時間ですね。そうしましょう」
二人は始めに八百屋に向かった。
「アンネローゼさん、今日の夕食は何にしますか?」
「呼び捨てで良いですよ。私たちもう同じパーティーなんですから。
ええと、夕食ですか・・・」
アンネローゼは少し考えた。
そしてポンと手をたたき言った。
「シチューなんてどうですか?」
「いいですね!シチューだったら、人参にジャガイモ、お肉がいりますね」
二人は八百屋で人参、ジャガイモなどを買い、肉屋で鶏肉を買った。
最後に二人はレインとシオンのため、二日酔いに効く薬を買って帰った。
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「ただいま帰りました」
「ただいまです」
二人はそう言って家の中に入る。
「「おかえり」」
レインとシオンが二人を迎えた。
「二人とももう大丈夫なんですか?」
アンネローゼが質問する。
「だいぶマシになったよ。
それと・・・」
レインが答えた。
「「昨日は迷惑かけてすいませんでした」」
レインとシオンの二人が同時に言った。
「気にしないでください。でもお酒は控えるように」
クレアが注意した。
「そんなことより、今日の夕食はシチューです」
アンネローゼはそう言って、料理の支度をした。
それからしばらくして、4人は夕食の時間を楽しんだ。
「「にがっ」」
レインとシオンが二日酔いに効く薬を飲んで言った。
「これは口に残る味だな・・・」
レインが言った。
その薬のおかげか次の日には二人の二日酔いはすっかりなくなっていた。




