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さよならのカタチ

作者: 結城夏陽

「ここは………一体どこだ?」

辺りを見渡しても

何もない世界に

僕はひとり

連れて行かれたようだ


ーーーー。

ーーーー。


暫くすると

誰かの声がした。


「え?」


ーーーー。


「僕の名?」


声がする方を向くと

そこには泣きそうになりながらも

笑っている君がいた。


「ーー!?どうしたの?」


「ねぇ、私達、別れよっか」


「え?」


「別れよっか」


彼女は涙をひとすじ垂らしながら


微笑んで


消えていった。


現実世界に戻った僕は

母親から1言伝えられた。


「ーーちゃん今朝息を引き取ったって連絡が来たわ」



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― 新着の感想 ―
[良い点] 枕辺にたったのですね。 思い入れが深かったのでしょうね。 青春だなぁと感心して、ふっと吾に帰りました。 身の回りで生涯を閉じる人が増えていることに。 私も青春なのでしょうか [気になる点…
[一言] 彼が彼女の声を聞いたのは夢の中だったのでしょうか…。 彼に負担を掛けない様に気遣う様な彼女の気持ちにジーンとしました。
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