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しるし(詩集)

素直になって月を見上げる

作者: さゆみ

大きな月はいつだって空の上

そのときどきで

かたちを変え色を変え

淡く輝いてそこに居る


冷たくも悲しくも寂しくも脆くも

そう感じてしまうのは結局

見上げる人の心持ち次第だった


やさしさやいたわりの言葉を

素直に可愛いげのある心で

受けとめられるようになりたい

意固地な私はつくづく思う


きのうの月は青白く冷たく光っていたのに

きょうの月は赤みを帯びてあたたかいオレンジ色

月は仄かな光りで私を照らし

心にそっとなにかを託した


泣けることなら泣いてしまいたい

そのほうがどんなに楽だろう

でも涙はすぐ近くまで押し寄せているのに

口からはげしく息がもれて胸が痛くなって

ちっとも泣けない

それが悔しくてたまらないけれど


甘ったれで弱々の私に

やさしさやエールを照らしてくれた

たくさんの輝くあたたかい言葉たち

うれしかった

素直に心からいいます

ありがとう







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― 新着の感想 ―
[良い点] さゆみ様。 以前は私の作品を見て下さりありがとうございました。 さゆみ様の書かれる作品には、暖かさを感じられる作品が多く、言葉一つ一つに感動します。詩を書かれる方々の表現力を見させて頂き…
2013/06/01 17:19 退会済み
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