宇宙の力
静かな世界を身体に纏って
空虚なる天の空と意思を同じくす
夜空がたちまち舞い降りて地上を飲み込むその姿
地上の終わりをあっという間に写し出している
揺らめく視界は彼方まで広がっており
森の先には川が流れている
星々の力が我に力を漲らし
天体を押しつぶすだけの圧力を授かった
この世界は間も無く終わりである
それは宗教で言われている最後の審判
ここから先は我が世界を壊すが故に
無となりて
宇宙の大いなる意思と同居していこうと思う
それが始めから決められていたプロットであり
我は宇宙に使われているだけであるんだ。




