陰キャな俺のイケメン化計画が遂行されることになるんだが、美容室は行くが、願わくば茶髪美女ギャルナツの家には行きたくねぇ...!
そんな提案をされた俺は、
速攻で、ハルって女に拉致られた。
「善は急げ!よ!さ、美容室行こ!」
「え、今から?」
「うん!」
「いや、イメチェンしてくれるのは嬉しいけど、銀行行ってお金下ろさなきゃないよ...」
「タダでいい!アイリのお兄ちゃんだから
特別...!」
「ええー」
俺はハルに腕を引かれて、
表参道の高そうな美容室に連れて行かれ、
その二時間後。ヤバイくらいに変身した。
帰宅したら、ハル以外の妹含む四人のギャル
にキャーキャー言われた。
無理矢理、眼鏡も外され、
近視の俺は近くしか見えてない...。
「ヤバイ...!超カッコいい...!」とナツが言えば、アキが、
「もうね、眼鏡禁止...!コンタクトに変えるべき...」
と眼鏡禁止令を出した。
いや、ぜってー、眼鏡の方が目のためにいいし、管理も楽なのに...。
妹のアイリは。
「キャーッ!ブラコンが酷くなるかも...」
と俺の上半身をペタペタ触ってきた。
「くすぐったいからやめろ....」
ハルはもう上機嫌で。
「私のおねーちゃん、凄腕なのー!
骨格に合わせた似合わせカット、超うまいのー!で、このイケメンが完成したんだけど!」
「帰り道中、モデルのスカウトにあっちゃってさぁ!ふたりしてどう?って言われたけどー、
その場で答え出さずに、名刺だけもらって
逃げてきたwww」
「それ、凄い!!」と他四人。
チヤホヤされるのは悪くないな...。
陰キャがまさかのイケメン化したら、
周りの反応が面白過ぎた件、的なwww。
俺は心の中でニヤニヤしてた。
評価してもらえると嬉しいっす。^_^
読んでくれて本当にありがとうございます。