表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/21

一瞬の隙を見せたのがいけなかった。大嫌いな幼馴染は俺のベッドにばふん!と横たわった。

俺が窓を閉めようとするのを阻むべく。

ユーコのやつは自分の右手をおよそ10センチから約5センチほどになった隙間に

滑り込ませてきた。


勿論。


俺は彼女の指を挟んでしまっていた。


「いたっ...シンジ、酷い...」


ちょっと顔を歪めて見せ、

俺は一瞬、たじろいだ。


今思えば。


「あ、わりぃ...」


それがいけなかった。


閉めようとした右手を。


俺は引っ込めてしまっていた。


その隙を突いて。


ユーコがガラガラと

勢いよく開けて。


窓の桟に足をかけて、ひょいっと、

部屋に入ってきた。


「お、おい、俺は入っていいとは

一言も言ってないぞ...!!」


「戻らないよ、私。

自分の部屋に。

だってね、今日はシンジのこと夜這いに来たんだから」


嬉々として、そう言い。


ユーコは俺のベッドへと歩みを進めた。


そして、ばふっと倒れ込み。


「懐かしいなぁ、ほんと。

この枕、シンジの匂いがするw」


と俺の水色の掛け布団の上に身体を置き。

更に俺愛用の枕に顔を埋めてみせたのだった。




表紙入りしてみたいっす。

死ぬまでに...

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ