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魔導の探索者レギの冒険譚  作者: 荒野ヒロ
用語・設定集

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用語・設定集

わかりづらいと思われる用語などを中心に書いておきます。(順番は登場順が基本)

中にはまだ出ていない魔神の事も書いていますが、ネタバレ的な要素は無いと思います。


基本的に作者は、これ以外の物語でも同じような設定を使って世界を作っているので、似通っている部分が多くあります。(魔術と魔法や魔導などは特にそう)

魔神などの固有存在キャラクターは違いますが。


「戦士ギルド」「商業ギルド」を追加しました。

「魔神」の項目を追加しました。

「魔剣」

 レギが死霊の戦士から手に入れた魔法の掛かった剣(斬撃強化、劣化防止、硬化<レギの言い方では「強化」となっている>の効果が掛かっている)。古代の技術で作られており、かなりしなやかで丈夫な金属で作られている。


「魔眼」

 上位存在から与えられた眼。魔術でも「目」は古くから呪術的な意味を持ち、力の象徴しょうちょう的な意味を持たされている。

 魔眼は魔力の使用に非常に便利な物が多く、昔の魔導師は──この眼を手に入れたくて、躍起やっきになって魔神との契約を求めた、そんな時代もあったようである。

 魔眼によって特殊な力を秘めている場合が多く。レギが与えられた魔眼にも、魔法の魔力の消費量を抑えるだけでなく、特殊な力が秘められている可能性がある。


「物体調査(魔法)」

 手にした物を鑑定し調べる魔法。物理的な事だけでなく、魔法についても調べる事が可能。


「探知魔法(魔法)」

 特定の対象に対して反応する視覚を手に入れる魔法。生命体や、魔力などに焦点しょうてんを合わせるなどして使用する。


「闇に沈みし暗き力ある五本の柱」

 強大な力を持つ五大魔神を指す言葉。ラウヴァレアシュ、ツェルエルヴァールム、ベルニエゥロ、アウスバージス、ディス=タシュの五柱。もちろんこの他にも「魔神」と呼ばれる存在はあるが、五大魔神の格下(人間にとっては危険な相手だが)と考えていい。


❇ ラウヴァレアシュ

「暗黒星の王」「粛正しゅくせいの光の王」「断罪者の黒き翼の君主」などと呼ばれている魔神。五大魔神の中でも強大な力を持つとされるが、現在は力の大部分を失っている。

 レギの前には、巨大な黒い(猫科の)獣の姿や、黒ずくめの若者の姿で現れた。

 レギとの対話によって、この魔神はレギになんらかの「役割」を与えていると考えられる。


❇ ツェルエルヴァールム

 水に関する力に精通する魔神。多くの魔女の守護者として存在し、配下の魔女王ディナカペラと共に居る事が多い。人間に対して最も危険の少ない魔神だと思われる。

 女性体で、慈悲深い魔神。同じ五大魔神の一柱であるベルニエゥロとは反目する事が多いらしい(積極的に対立している訳ではないが、彼らの配下は敵対的な関係に近いらしい)。


❇ ベルニエゥロ

 古い魔術に精通し、特に地属性に親和性を持つ魔神。

 妖人アガン=ハーグなどを生み出す危険な魔神。自身の配下になった人間を変容させ、妖人や魔物に変えてしまう。

 醜い姿で現れるとされている。

 邪神をも喰らい、その力を吸収し、邪神の配下をも従えている──力に貪欲な魔神。


❇ アウスバージス

 火の力に通じる魔神。刃や武器(金属)などを象徴する武力の魔神とも。

 幽世かくりよに存在し、現世に姿を見せる事はない。人間に対して敵意や悪意のある魔神ではないと考えられている。


❇ ディス=タシュ

 風や雷、嵐を司る魔神。最も危険な魔神で「破滅の暴君」などと呼ばれている。

 生命を滅ぼす毒や、けた外れの魔力を持ち、その荒ぶる力の顕現けんげんで世界が滅ぶとも言われるほど危険な存在。

 現在はそのからだをいくつかに引き裂かれ、別々の場所に封じられている。

 古代世界を滅ぼした存在がディス=タシュではないかとも言われている。


「魔神」

 神々と敵対関係にある存在だとされる。彼らは元々は神の側にあったとも言われている。

 下級、中級、上級と呼ばれる魔神の等級があり、前述の五柱の存在は上級のさらに一段上にある存在。


「戦士ギルド」

 各国で独自に発展した戦士や冒険者の為の組合ギルド。亜人種や魔物などを討伐する目的で集まった人々によって組織されたのが始まり。

 最近では戦士ギルドよりも前からある商業ギルドの要請から、各国共通の階級などを取り入れるように変化してきた。

 等級クラスを表す印章が用いられ、骨、石、銅、鉄、赤鉄、銀、金と階級が上がるごとに印章の材質が変化する(石は低質石や宝石などで能力が区別されている)。


「商業ギルド」

 商人の集まる組合。国と国の交易を始め、流通に関わる道を開拓するなどの事業にも投資する大きな組織。

 国ごとの違いはあるが商売を扱う組合なので、揉め事はしょっちゅう起こるが、商人同士の方法で解決する暗黙の決まり(ルール)がある。


「魔術・魔法・魔導」

 魔術とはおもに精神的な力に関するものの総称。霊的な領域から物質的な影響を行使する事もある。


 魔法は魔力を消費し、精霊などの、人間よりも上位に位置する存在の力を借りて発動する力の総称。

 もちろん魔術と魔法は共通する部分も多く、区別の難しい部分も多い。


 魔導とは、魔法や魔術のみならず、神々の力などに関するものの総称。主に古代の知識など、魔術や魔法で区分できない分野に多く使われる。


「魔導具」

 魔法の道具の総称。中でも古代の遺物を指して使われる事が多い(「魔導器」などとも呼ぶ)。

 レギの持つ「携帯灯」も魔導具で、かなり貴重な物である(魔力の結晶を消費するので、一般人には手が出ない)。彼の持つ携帯灯は「懐中電灯」に似た、先端から光が前方に出るよう加工した物で、後方部分から魔力の結晶を入れて使う。

 多くの冒険者は松明たいまつ角灯ランタンを使用するのが普通。


「レファルタ教(教会)」

 法の神レスターを崇める宗教で、大陸の中央部で実権を握り始めた大規模な宗教。魔物や亜人種などを積極的に退治するので、多くの民衆に受け入れられている。

「魔狩り」などと呼ばれる聖騎士の部隊「秩序団」を抱え、魔神とは完全に敵対している。魔女やまじない師などの呪術に関する()()()にも敵意を持つ者が多い(扇動している)。


夜に徘徊する者(ガーフィド)

 灰色の体をした不死者に似た人型の化け物。邪教徒の成れの果てとも言われている──知性の低い者がほとんどだが、まれに人に化け、高い知性を持つ固体も居る。

 墓場の死体を喰らい、日の光を嫌う。


「邪神」

 神々はもちろん、魔神とも対立する存在。

 実態が判然としないが、ある地方では未だに邪神崇拝が行われている。邪神については「古くから存在する魔物」が神を気取っているだけとか、魔神からも追放された弱い魔神などと言われる事もある。

 大陸の南に位置する国の、ある一部の宗教が邪神をまつっているらしい。


「蜘蛛妖女」

 知性のある危険な魔物の一つ。魔女の成れの果てとする宗教もあるが、実際のところは不明。おそらく簡単な言葉なら喋る事が出来るのだろう。

 長く生きている固体は、かなり大きな体に成長する。


「冥府(冥界)」

 冥界の神が治めると言われる異界。不明な部分が多いが、何故か神の力を封じる「神々の牢獄」と思われる場所が存在する領域。

 幽世かくりよではない。それよりももっと異質な死の世界である。

 冥界の神は現在眠りにいているとされている(実際のところどうなのかは不明)。


「冥界神の娘」

 双子の死霊(?)「冥府の双子」とも呼ばれる、黒い髪のグラーシャ。白い髪のラポラース。の二人の事。

 古代の魔術に精通し、様々な異質な力を持つと言われている。

 元々は人間で、古代に人柱として冥界神に捧げられた双子。幼い見た目だが、長い時を冥府で生きている。


幽世かくりよ

 現世と異界(魔界や神界)の狭間にある場所。様々な領域があり、死霊の彷徨さまよう場所「幽鬼の領域」や、魔神の存在する場所など、多くの分断された世界がある。


「生命循環の定理」

 生物の体を維持、保存(特に修復)する能力を発揮する部分。肉体的な物だが、霊的な力を媒介してより(生命体として)強力な物に作り替える事が出来る。

 毒や病にかからなくなるだけでなく、体力の回復速度の向上や、老化の抑制などの効果を持たせられる。


「魔女の房中術」

 性交渉による気の循環を目的とした技術に、魔力を介する事で、魔力を増大させたり(互いの体の中を循環させる事で魔力が増えていく)、魔法などの技術を複製させる事が可能になる。


「幻夢界」

 眠っている時に訪れるとされる意識の世界。しかし、幽世かくりよに近い部分も存在しているが、そういった場所と幻夢界は、正確には別物だという事になる(多くの部分で類似した部分があるが)。

 幻夢界に住む存在は人間に近い者から、魔物や魔神、あるいはそういったものとは違う、奇怪な存在も居るらしい。

 一般人の見る悪夢の一つに、この幻夢界に近づいた為に見る異様な夢がある。魔術師などがこの世界で命を落とすのは危険だが、一般人は多くの場合、死亡しても目が覚めるだけで済むが、場合によってはそのまま魂を失って、肉体に戻れなくなるとも言われている。


「封神器」

 古語が刻まれた石碑に、この魔導具に関する一文が書かれており──それによると、「神から与えられた物」であったらしい。

 金属と宝石などを合わせたその神器の中に居る龍が、吸い込まれた相手を捕食するという強力な魔導具。

 だが何故か、その石碑のあとに立てられた石碑はなく、この封神器のそのあとはまったく分かっていない。


魂魄こんぱく学習(吸魂秘術)」

 殺害する対象から魂の記憶を読み取り、相手の持つ知識や技術を盗み取る魔術。

 精神的な負荷が大きく、術者自身に危険がおよぶ事も多い、禁忌の魔術。


「精霊」

 自然界を司る四大属性の霊たちの事。地、水、火、風の四つ。精霊界に存在し、物質界とも関わりを持つ。現世に現界する精霊の多くは強大な力を持ち、もし敵対関係になると非常に危険な相手。

 ちなみに氷の精霊は水属性に含まれ、雷の精霊は風属性に含まれる。


「光の精霊・闇の精霊」

 光と闇には「精霊」といった概念に当たる存在はない。しかし、昔の魔導師は召喚魔法用にこれらのものを創り出した。

 特に闇の精霊は魔神の協力を得て創ったものであるらしく、人間にとっては非常に危険な敵となるだろう。


「魔術の門(魔術の庭)」

 意識と無意識の狭間に魔術的な独自の領域(世界)を持つ事を指す。誰にでも持てるものではなく、一部の才能のある魔術師がこうした意識領域を作り出すとされる。

 ここで活動する意識体は霊体、または精神体といったもので、これを作り出せるだけの技量がないと、魔術の門を作っても、意識を集中(瞑想状態)しないと、この精神的な活動をおこなえない(そうした魔術師の方が多い)。

 レギのように、明確に自らの肉体と精神体を分けていられるのは、個別の次元に対応する体(精神体)を持っているからであって。普通の魔術師は前述したように意識の集中をして、自らの内面での魔術的作業をおこなわなくてはならない。


識閾しきいき・識閾下」

 心理学用語。

 識閾とは感覚的な表層意識の領域(意識)の事。識閾下とは無意識の事を指す。認識可能なものか、そうでないものか。そういった違いだとも言える。

 無意識領域は生物的な部分や、意識上からこぼれ落ちた否定的な部分の総体。通常の意識にとって危険な部分が多い。


世界記憶アカシックレコード〔アーカーシャ年代記〕>

 高度な魔術師は無意識領域から世界の様々な事象などの情報に接続する事ができる。無意識領域は繋がっているので、言い換えれば、無意識は単一の広大な海のようなものである。(しかし、古代の情報は断絶しており、人間の精神体ではその断絶を超えて古代の記憶を調べる事は不可能である)


死導者グジャビベムト

 冥界神の使者。いわゆる「死神」のような存在だが、誰も彼もの魂を冥界に連れて行ったりする訳ではないらしい。

 かなりの固体がおり、役割が異なると推測される。


「魔素」

 魔力の元となる力。幽世かくりよの多くは、通常より魔素が濃いと考えられている。

 魔素は自然からも放たれている「気」とも関係があり、気脈から溢れ出る気の量が多い場所では魔素の量は少なくなる。

 魔法使いなどは体内で気を魔力に変換、あるいは生成し、魔力として保有する事ができるので、周囲に魔素がなくとも、気を魔力へと変換する事で魔法を使えると考えられている。

 魔素は生物の死から生まれるとも言われているが、実際のところは分かっていない。


「死霊秘術」

 ネクロマンシーなどと呼ばれる魔術の一つ。死に関する呪術で、占いや、相手を呪い殺す呪術として知られている。死者を甦らす魔術などもあるが、知っての通り、一度死んだ者が復活しても、大抵の場合はろくな事にならない(腐った死体が復元される訳でもない)。

 ちなみに相当に高度な魔術であると同時に、多くの国(宗教)で禁忌とされている技術。


「魔物・妖魔」

 魔物は異界(魔界や幽世)から現れる人間に敵対的な存在。おもに魔神の下僕である場合が多い。知性の高い者や、獣に近い魔獣などが居る。


 妖魔は、邪神の配下と考えられている存在で、多くは人間を惑わし、殺害したりする。しかし中には人間を襲わない者も居るらしい。だが、危険な存在である場合がほとんどだろう。

 多くの人間にとっては、魔物も妖魔も同じものとして認識されている。

気になる部分がありましたらメッセージでお伝えいただければ、ここに書き加えるか、個別にお答えします。(ネタバレしそうな場合は書き足しません)


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