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FORCES  作者: C
1/1

プロローグ

プロットは無いけれど想いのままに初投稿です。

《これがモナド派のトップ、ミカイロ=シーボルだ》


コールがそう言うと、画面に髭面の男の写真が表示された。


《モナド派は数ヶ月前から、中東にある石油プラントを占拠し、所有権を主張してきた。それだけではなく、ミカイロを元首とした国家の樹立を宣言している。お前たちのミッションは、こいつの捕縛だ。殺害は許可されていない》


聞いているのは、2人組の男女だった。


切れ長の瞳と、艶のある長髪を備えた女性。10人が見たら10人が美人と口を揃えるであろうその女性は、つまらなさそうに壁にもたれかかっている。


だが、その目は剣呑な光を帯び、それだけでも、ただの女性では無いことを物語っているようだった。


《現在確認されてる戦力の中にフォーゼスは居ない。それなのに、何故このミッションが我々に舞い込んだかというと、こいつの兄がフォーゼスである事が判明しているからだ》


もう1人は女性とは打って変わって、少年という言葉がしっくりくる程幼い顔立ち。前髪にわずかに隠れた目は優しげで、とてもこの重厚な部屋には似つかわしくない。


《兄はロイド=シーボル...こちらも偽名だろう。で、肝心のフォーゼスは『ソード』だ》


「ソード?」


少年が口を開く。顔相応の高い声が、張り詰めた空気によく響く。


《ああ》


「...何か気になるのか?」


女性の唇が動いた。


「...僕の親を、殺した相手かもしれないんです」


《聞いている》


コールがそう言い、画面の向こうで向き直った。


《園田英治。生まれて間もなく両親をフォーゼスによる殺害事件で失い、その後は母親の親戚で外科医の白宮高雄が後見人となる。遺体の損傷状況から予想されるフォーゼスは...》


「『ソード』...と」


「ラングさんから聞きました。ああいう傷は『ソード』でつくものだと」


そこまで言うと、少年...英治は、拳を握りしめた。


「もし本当にそうなら、このミッションで...」


《だが、それとこのミッションは別物だ》


コールが言う。英治はびくりと肩を動かす。


《もしフォーゼスと遭遇したとしても、こちらからの攻撃は許可しない。実戦経験に乏しいお前が交戦すればどうなるか...分かっているな?》


「...分かってます」


(...嘘が下手だな)


《...話が反れたな。続けていいか?》


女性が顎で先を促すと、コールは咳払いをして続ける。


《勇音が陽動。英治は実働だ。詳しいルート、作戦はHUDに表示する。幸運を祈る》


通信が切れた。


「英治、私はお前の過去がどうだったか、詳しくは知らない」


しばらくして、女性...勇音が、英治に呼びかける。英治はそれを、黙って聞いている。


「私たちは、『力』を持つ者だ。そこに過去は関係ない。何をしてきたか、何を得てきたのか、何を失ってきたのか、それは関係ない。ただ私たちは、『力』無き者に代わって、『力』を行使する者だ」


「うん」


英治が口を開いた。


肯定の返事。それは、自分に言い聞かせている様でもあった。



「分かってるよ」

こっちも書き直しはあると思います。設定だけは出来ていますがそれ以外がボロボロなので、もし大幅に書き直されていたらそれは神の仕業です。

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