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恋と恋愛  作者: peach-pit
1/2

恋1

【恋】は片思い。


【恋愛】は両想い。


私はそう思ってる。


私は今・・・【恋】をしている。






「行ってきまーす」


私は外に出て、ドアを閉めた。


美久みく!弁当」


私の姉・美紀みきが私のお弁当を持って私の元へ駆け寄ってくる。


「はい」


姉が私に弁当を差し出す。


「あ・・・忘れてた。ありがと」


私は差し出された弁当を手にとり、カバンに入れる。


「まったく・・・。毎日毎日忘れて・・・。昨日はしん。今日は私に迷惑かけて・・・。いいかげんにしてよね」


姉がため息をしながらブツブツと言う。


「はーい。行ってきまーす」


私は適当に返事をし、学校へ向かった。



駅につき、電車が来るのを待つ。


「おはよ」


私に挨拶をしてきたのは幼馴染の瀬那せなだ。


「あ。瀬那せな。おはよ」


「今日も髪型かわってんなぁ」


私の髪の毛を指さしながら言う。


「いーじゃん!男子には分かんないのよ〜」


「ああ。確かにわかんねぇ」


そこ・・・。納得するとこ?!


私はちょっと髪の毛をいじる。



電車が来た。


ドアが開き、私と瀬那せなは電車に乗り込む。


毎朝ながら電車の中は満員だ。


「今日も混んでンな」


「うん・・・」


「気をつけろよ」


「え?・・・あ。うん」


瀬那せながそんなこと言うなんて・・・めずらしい。


今日雨降るのかなぁ。


「んんっ・・・!!」


電車がカーブしたせいで人が私によって来る。


きっつい・・・。


誰か助け・・・・。


「大丈夫か?」


私の目の前に現れた人。


私と同じ学校の男子制服だ。


「は・・・はい」


彼のおかげで少し楽になった。


「いつも混んでんだな。大変だ」


「はい・・・」


私・・・なんかドキドキしてる。


なんなの・・・?


この気持ち・・・。



プシューッ。


ドアが開いた。


あ・・・!私の降りる駅!!


私はなんとか駅に出れた。


美久みく。大丈夫だったか?」


瀬那せなもなんとか出れたようだ。


「う・・・うん」


「へ〜・・・。美久みくっていうんだ」


・・・この声は・・・。


私はゆっくりと振りかえった。


そこには私を助けてくれた彼がいた。

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