ヨコカルの約束
681系の挑戦とは…?
1996年7月、梅雨が終わり、もう夏が近づいている日だった。9:03、定刻通りに特急あさま1号が横川へ入線してきた。横川から軽井沢(横軽)までは碓氷峠でEF63(ロクサン)通称“峠のシェルパ”を連結し碓氷峠を走り抜ける。今日のあさまの補機を行うのがこの俺、白山悠太だ。俺はロクサンにノッチを入れ、あさまが停まっている3番線へと向かった。作業員の指示のもと、189系と連結をした。189系12両で乗車率は82%だそうだ。
「悠太~軽井沢までよろしくね!!」
この声は俺の幼なじみで、高崎運輸区の運転士の熊野碓氷だ。
「前方指示は頼んだよ」
「うん!!」
熊野はにっこりと笑った。そして9:06、
「9:06、3001M4番出発!!」
「出発進行!!」
ピィーー!!
かけ声と同時に汽笛が鳴る。列車はゆっくりと横川を発車する。熊野の信号指示のもと、列車を動かしてゆく。すると熊野が
「ねぇ悠太?約束覚えてる?」
「約束?」
「小さい頃約束したじゃん!!」
「あ~それか」
俺と熊野が果たした約束とは、それは幼少期の頃
「ぼくは将来ロクサンの運転士になるんだ!!」
信越本線を見ながらその頃の俺が言う。
「へ~悠太くんはあのロクサンの運転士になりたいんだ!!私は………」
そこに特急あさまが通りがかる。そして俺らはそれに手を振ると
プァーン!!
当時、最新型だった189系が汽笛をならして通過する。
「信越本線の運転士になる!!」
熊野がにっこりと笑う。
「じゃあ碓氷峠ではぼくが碓水ちゃんの電車を補助して」
「私が前の安全は私が守る!!約束だよ!!」
2人は指きりげんまんをした。
「そんな約束してたな~。」
「本当に約束が叶ってよかったよ~!!」
「まだいっぱい約束していた気がするけどこれはまた今度かなぁ」
「そうだね」
9:24、軽井沢に到着し、ここであさま1号とは別れた。
俺は10:26発の普通列車高崎行きの115系を補助し、峠を降りた。運転所に戻り俺は一足早くお昼。お昼はたまに食べる碓氷峠名物峠の釜飯。
「おっ峠の釜飯か~。」
これを言うのは熊野の父親の正樹さん。俺の大先輩だ。
「正樹さんもお昼ですか?」
「うん。俺もお昼だ。」
正樹さんは弁当を広げた。
「そういえば白山知ってるか?」
「何がですか?」
「狭軌最強鉄道計画が信越本線でも始動するって。」
「えっ中央東線に続いてですか?」
狭軌最強鉄道計画とは超特急運転のために軌道や地上設備の強化工事を行う計画である。中央東線は1年前に狭軌最強鉄道計画が完了し、JR東日本初の振子式電車E351系が導入された。
「あぁそうだ。計画区間は直江津~新潟と碓氷線(横軽)以外で行われるみたいだ。」
「横軽入らないですか?」
「そうみたいだ。まぁ横軽でそんなにスピード出しても返って危ないからな」
「そうですよね。」
「計画の背景には約1年半後の1月に行われる長野オリンピックがあるらしいな。」
「じゃあ特急はスピードアップするのですか?」
「あさまと白山は時速160㎞運転をし、白山と同じ区間に超特急が走るらしいからな」
「信越本線に超特急ですか!?」
俺はお茶を吹きそうになった。
「JR西日本と鉄道総研が共同で今、開発している681系いるだろ。あいつ導入するらしいだ。」
「こんなところに681系!?」
681系はあのフランスのTGVに並ぶ狭軌最高時速300㎞以上を保持する車両である。そんなのが信越本線に入るなんて!?
「それにその681系ロクサン無しで碓氷峠登ろうしているらしいからな。」
「ウソでしょ!?」
とにかく俺は驚くことしか出来ない。
「この話は俺もびっくりしたが、681系の使用列車はそうなるらしい。それに直江津のスイッチバックを無くすために春日山と北陸本線の谷浜駅の間で短絡線を建設中らしいからね。」
「要するに北陸本線直通列車は、直江津に停車しないということですよね?」
「まぁそうなるが長野~新潟までのリレー特急が走るらしいけどな。」
「なるほど。」
「ということで俺らもなにげに忙しくなりそうだな。」
「そうですね。」
すると正樹さんは弁当を片付け、立ち上がりその場を去った。そういえばやっと碓氷峠を補機なしで登る気なんだな。俺はこの話を聞いたのは初めてではなかった。それは俺らが小学生の頃。これも正樹さんから聞いた話だ。
「横軽をロクサン無しで!?」
「そうだ。189系を改造してやる計画らしいだ。そろそろロクサンもお役御免かなぁ。」
正樹さんが少し悲しがる。
「じゃあいつかは補機なしで登れるだね。」
熊野が言う。
「でも国鉄も採算難だから、計画実現するころにはお前ら大人になったぐらいだろうな。」
「だったら僕らがそれの試験電車を運転できるということですか?」
「そうなるな。」
「だったら私が絶対最初に登ってやるよ!!」
熊野が手を握る。
「俺もそれをやってやるよ!!」
俺も言う。
「それだったら、無事に碓氷峠を登り降りして無事に帰ってこようね。」
熊野がにっこり笑った。
「もちろんだ。約束な!!」
俺も笑った。
その後、俺は107系の補助をし、その日の仕事は終わった。俺は横川から実家がある松井田まで信越本線の普通列車で帰った。松井田の駅前の自動販売機で飲み物を買っていたら
「悠太~!!」
俺は誰かに背中を叩かれる。
「あっ熊野!!」
「仕事帰り?」
「うん。お前か?」
「そう。私もね。」
俺と熊野は2人で歩き出した。俺はお昼に正樹さんに言われたことを熊野に伝えた。
「私も聞いたよ~。なんか私681系の試運転と試験を頼まれてね。」
「へー。じゃあしばらくお前を補助できないか。」
「横川運転所からも呼ぶらしいだけどね。」
「うちからも!?」
「えっ聞いてないの?」
「うん。」
俺らの話は続いた。とうとう約束が果たせるのか。
次の日、俺は上司に呼ばれた
「白山、681系の試験電車の件は聞いてるよな?」
「はい。」
「碓氷峠での補機を頼みたいんだが。」
「えっ681系って補機なしで登れるじゃないですか?」
「いや~本当に登れるかJR西日本と鉄道総研が心配しててな。一応念のためにロクサン1両でもいいからつけろという要求が来てな。」
「だからそれの補機の機関士に僕を?」
「そういうことだ。」
「でも681系にあんな巨体のロクサン連結して試験に影響でないのですか?」
「一応681系を東京に搬入した際に東京機関区で暇してるEF66を使い、無動力状態のそいつ連結して走っても普通に高速運転したらしいし問題はないって。だから、今から高崎行って大宮から全検帰りの、ロクサン三重連のうちの1両を高崎から受け取って、高崎機関区へ行ってくれないか。そこに681系いるらしいから。残りは現場の指示で。」
「了解です!!」
俺は運転所を出て横川へと向かい、そこにいた普通列車で高崎へ向かった。高崎にロクサンの三重連が止まっていた。一番前に正樹さんがいた。
「お~い白山!!ロクサンのテコは解放したから両車両とも発車準備はOKだぞ。あとこれブレーキ。」
「わかりました。」
俺は正樹さんからブレーキをもらい、一番後ろにいたEF63-13に乗り込み、高崎機関区へ向かった。高崎機関区には熊野といっぱいの技術者がいた。
「あなたが横川機関区の機関士ですか?」
「はい。」
「僕は今回の試験の主任の鉄道総研の新井巧です。よろしくお願いします。」
「白山悠太です。よろしくお願いします。」
俺と新井さんは握手をした。
「白山さんには横川までは681系に乗車していて下さい。横川からロクサンに乗り込んで下さい。」
「わかりました。」
するとそこに熊野が来て
「悠太は運転室においで!!」
あの熊野?俺は一瞬新井さんを見ると
「それで大丈夫ですよ。」
「は、はい。」
俺は運転室に熊野と入った。列車は高崎機関区を出発した。
「悠太って電車の免許持っているだっけ?」
「一応取らされた。」
「新井さんの話によれば、このまま試験がうまくいけば碓氷峠を降りる時にはロクサンの機関士に運転させるとかで。」
「俺、こいつ運転したことないよ!!」
「大丈夫。碓氷峠を降りる試験はまだやらないって。」
「よかった~。」
通りで俺がこの試験に呼ばれるわけだ。横川に着き俺はロクサンに乗る。新井さんの指示によると
「ロクサンには緊急時のブレーキと681系が登りきれない場合に681系を押し上げて下さい。」
「了解です。」
すると熊野が
「試験電車4番出発!!」
「出発進行!!」
ってまるっきり俺と熊野の立場逆転してるよ!!
列車は無事に丸山変電所跡付近を通過。旧線との分岐点を越えたあたりでとうとう問題の66.7‰地点にさしかかる。そのあたりで微妙にスピードが落ちてゆく。そして
グルグル
「く、空転確認!!」
熊野が言うと車内がざわめいた。
「白山さん、軽井沢までロクサンで押し上げて下さい……。」
新井さんがガッカリしながら言う。
「了解です。
ロクサンより681へ、今すぐにノッチを切にして。今、ロクサンの方で空気ブレーキかけてるから。」
「了解!!」
その日はロクサンで軽井沢まで押し上げて、横川へと折り返し、681系は横川機関区の検車庫で原因解明となった。俺と熊野はというと熊野は横川から普通列車に乗り高崎運転所に戻り俺はもう1両ロクサンを連結し、急行信州の補機にまわった。
その日の夜、俺は熊野に松井田の居酒屋に呼び出された。
「悠太~!!先飲んでたよ~!!」
熊野が手を振った。
「おう!!」
俺はカウンターいる熊野の横に座った。
「なんだよ。呼び出して?」
俺が聞く。
「いいじゃん。たまには」
「まぁそうだな。」
「ねぇ悠太、今日の試験どうだった?」
「お前はどうだっただよ?」
「なんか悔しかった。」
「俺は本当にあの勾配を補機なしで登ろうとしているんだなと思ってな。」
「確かにね。」
すると横から
「確かに本当に登れるだよな!?とも思うけどな……。」
なんと横にいたのは新井さんだった。
「681系どうだったのですか?」
俺が聞く。
「まだ~原因解明中…。とりあえず近くの路線の勾配を1回登らせようという話になったんだがな~。で、白山さんにお願いしたいことがあるのですが。」
「え?」
次の日俺は681系の運転台にいた。どうやら電車の運転免許を持っている俺に、681系を試しに試験も兼ねて運転してほしいそうだ。俺は横川から高崎まで走らせた。そして横には
「悠太、もう少しスピード上げていいよ。」
熊野がアドバイスをしていた。
「今日って上越国境を越えて越後湯沢まで行くんだよな?」
「うん。このまま越後湯沢までだよ。」
「本当に俺みたいなやつでよかっただよな?」
「だって運転は電車の免許持ってて横軽の運行状況が詳しい人が条件らしいし。」
「確かに横川機関区で電車の免許持ってるの俺だけだし」
ちなみに俺は機関区の中では一番年下だ。
やっぱり勾配対応車両だけで、上越国境の勾配区間はなんなく越える。まぁ横軽と比べればマシか。試験電車はお昼前に越後湯沢に到着した。お昼は駅構内で買い、列車でお昼。発車は1時間後となった。
「やっぱり遠征の醍醐味は駅弁だろ!!」
新井さんが言う。
「新井さん、よく駅弁食べるんですか?」
俺が聞く。
「もちろん。」
「正直私は峠の釜飯に飽きたから駅弁はとも思うけど、やっぱりほかで食べる駅弁は美味しい!!」
熊野が言う。
「横川の近くに住んでいるですか?」
「そうですよ。もちろんあそこのロクサンバカも。」
熊野が俺の肩をたたく。
「バカは余計だよ!!」
「まぁとりあえず峠の釜飯は私たちは飽きたね。」
「まぁ俺もたまには食べるけど。」
「681系の検査ばかりで食べられてないので、今日こそは食べたいですね~。」
なんか知らんが駅弁トークで盛り上がっていた。
それから数日。今日こそ横軽を補機なしで登ることとなった。まぁ後ろに非常用のロクサンがいるけど。もちろん俺はそこにいる。だが今日のロクサンは少し違う。それはきのうの話。
「このモニターなんすか!!」
「あぁ連結した列車のデータを読み込み、そこのモニターに表示するだよ。電車にもそれに対応するセンサーを取り付けるらしいよ。だから横軽にはATUIという保安装置を導入するらしいよ。」
正樹さんが言う。狭軌最強鉄道計画が完了した時のダイヤ改正の時に備えてロクサンも更新(延命)工事が行われた。
「ATUIってなんですか?」
「自動列車碓氷峠情報装置の略。」
「なるほど~。それに双頭連結器も更新されてますよね。」
「自動解結装置が付けられたみたいだな。それに双頭連結器の回転も運転室から自動で操作でできるようになったしな。」
「ハイテクにロクサンもなりましたね~。」
そんなわけでロクサンも少しは変わった。それに………
「ロクサンと連結しない681系もATUI搭載してるし!!」
モニターには11両編成の681系のデータが出ていた。
「非常時にはロクサンと協調運転ができるようになってるらしいからね。それに今後ATUIの改良計画も既にあるらしいからね。」
無線を聞いていた熊野が言う。
「今日こそがんばれよ!!」
「うん!!」
そこに新井さんの無線が
「試験電車出発信号機が変わりしだい出発してください!!」
「了解!!
出発信号機よし!!4番出発進行!!」
「出発進行!!」
大きく汽笛を鳴らし、4番線を出発した。列車は無事に丸山変電所、旧線との分岐点と通過し、67.7‰を………
「ウソでしょ!?本当に登ってる~!!」
熊野が言う。
「この調子で行くぞ!!」
よくこんな巨大連結して登れるな。そして列車は無事に軽井沢に到着した。
「悠太~!!やったよ~!!」
ちょっと!!
熊野が俺に抱きついてきた。
「でも無事に帰れるまでが試験だ!!」
「そうだね!!」
そこに新井さんが来た
「無事に登れましたね。」
「新井さんお願いがあります。ロクサンなしで降らしてください!!」
「本気ですか?」
「もちろんです!!お願いします!!」
俺が頭を下げた。
「わかりました。」
ロクサンを切り放し、俺と熊野は681系運転室に座った。
「悠太、お願いね。」
「おう!!1番出発進行!!」
試験電車は1番線を出発した。列車は何事もなく、碓氷峠を降ってく。
「熊野、約束覚えてるか?」
「約束って?」
「ロクサンなしで横軽を走り抜けるって。」
「そんな約束したね。絶対無事に戻るとね。」
「無事に横川に帰って約束果すぞ!!」
「うん!!だってみんな待ってるもん!!」
「そうだな。あれ?」
線路脇に男の子と女の子がこっちを見ていた。なにか俺の中で懐かしさが芽生えてきた。
「どうしたの?」
「昔の俺らみたいな子供がこっち見ててな。」
「あの子たちにはどんな未来が見えてるだろう。」
「俺らみたいな未来が見えてるだろうね。」
「きっとそうなんだね。」
列車は無事に横川へ到着した。
「トラブルなく帰還できましたね。」
新井さんが言う。
「はい!!」
「この試験データで計画を完了させたいと思います!!」
列車は横川機関区に留置された。
「ねぇ悠太?今日の夜暇?」
おい!!冗談じゃねぇ!!
「夜!?ちょっと!!」
「このバカはまだ思春期なの~?今夜は夏祭りだよ!!」
「あっそうだ!!」
「じゃあ6時に松井田駅ね。」
「うん。」
そして今夜、松井田駅に向かった。
「悠太~!!」
着物!?
「ねぇどう悠太?」
熊野がくるっと一回りする。
「いいじゃん。」
「じゃあ行こう!!」
「ちょっと!!」
熊野は俺の手を引いて走り出した。この元気いっぱいは相変わらずだな。俺は出店を熊野に振り回されるままに連れてかれた。
ドーン!!
空には大きな打ち上げ花火が上がった。
「タマや~!!」
熊野が叫ぶ。
「キレイな花火だな。」
「そうだね。」
「今日はいろいろあってなんか楽しかったよ。」
「横軽はこれからどんどんおもしろくなってくだろうな。」
「悠太、これからもよろしくね。」
「えっ!?」
「私たちの補機だよ~!!あと………
恋人として。」
今なんて!?
「熊野!?」
「前から悠太のことは好きだったけど思いが伝えられなくてね。悠太に補助してもらった時は本当に幸せだよ!!だからこれからも」
熊野がにっこり笑った。
「そうだな。俺からもよろしくな。」
「うん!!」
それから計画は着々と進み、信越本線でスピード試験も始まり、信越本線も狭軌最強鉄道の仲間入りした。そして1997年10月1日ダイヤ改正が行われた。これにより、東京・上野~金沢間で超特急かがやきが運転を開始し、もちろん、俺らの試験のデータが生かされた681系だ。長野からは直江津・新潟方面のリレー特急として、特急みのりの運転も開始。東京駅では、テープカットが行われた。7時ちょっと前、
「おっ超特急かがやきが横川停車せずに通過しているな。」
正樹さんが言う。
「超特急かがやき1号金沢行きですね。本当に僕らのデータが。」
「さっ俺らも仕事だ!!」
「はい!!」
俺はロクサンに乗り込み、待避線で待機していた。7:25頃、特急白山1号が横川駅へ来た。その白山は少しスピードを落とし、俺はその白山の489系を追いかけ、走行連結をした。今回のダイヤ改正で一部の白山が横川に停車しなくなった。681系の白山もいるが、かがやきが優先なので半数が489系のまま、だからロクサンが必要なので走行連結を行っている。それに相変わらずロクサンは推進運転だから後ろを向いて走るので連結も難しい。だが489系と189系には自動解結装置を更新工事で取り付けたので、連結が簡単になった。
「走行連結おつかれ~!!大丈夫?」
声の主はもちろん熊野。
「無茶苦茶怖い!!」
「私も運転から協調運転に切り替えるから大変だったよ~。」
「下りの方がもっと大変だよ。」
「後ろに電車いる中で走行突放でしょ?」
「シュミレーターでやったら待避線の線路超えて脱線したよ。」
「大変だね~。お互いがんばろう!!」
「そうだな。」
これが信越本線の狭軌最強鉄道で、俺らの横軽の日常である。
かつて現実でも国鉄が計画していた187系を681系でやってみました!!以前、あるテレビ番組で
「横軽は補助機関車なしで登った電車はいなかった」
と言っていました。狭軌最強鉄道でそれを実現できたらいいなと思い書きました。
まだこの世界ではロクサンはままだ元気に走ってもらいたいです!!