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少年は主人公補正で悪魔と戦うようです。  作者: 牙ちゃん
旅の始まり
5/6

騒動と決意

読みにくかったり、誰が何を言ってるか分からない場合コメントしてください。

『う、うーん。』

朝になり先に起きたのはアリアだった。

『ふわぁーよく寝たなぁ。ほらレイン!あなたいつまで寝て、、る、、きゃぁ!』

レインは起きるなり驚きの声をあげた、昨日の夜を知らないレインからすれば何故隣にレインがいて自分がレインと手を握ってるかなど知る訳もないからだ。そんな高い声を聞きレインも起きた。

『うーん、おはようアリア。あ、これはーえっとですね、、、』

『これは、なーに?』

にっこりとしてるが目はマジのアリアの顔を見てレインは覚悟をしたがこっちにもいい分はあると言った感じでレインは、

『いや、昨日アリアがベッドから落ちて戻そうとした時お母さんって言いながら震えててさ、とりあえず落ち着くまでゆりかごみたいにして落ち着いたからベッドに戻したら今度は裾を握って離さなくて、、、それが手になってるのは多分寝てる間に、かな?って感じです。』

『えっ、、、そう、なんだ。ごめんねレイン。、、、ありがと。』

『お母さんって何かあったのか?』

『ううん、何でもないの。何でも。』

アリアはどこか悲しげな表情をしていたがレインもこれ以上聞くのをやめ2人は朝ご飯を食べに向かった。


『で、今日はこのあたりにある図書館に行ってここら辺近くの情報とかを入手するだったよな。』

トーストをかじりながらレインがいうと

『えぇ、そんなところよ。ただ思ったのだけど図書館に行っても情報は昔の歴史や種族に関することばかりで最近の情報はあまりなさそうだから図書館の後エルフの大使館に行って最近のエルフの事について聞こうと思ってるわ。』

朝は弱いのかアリアはヨーグルトとフルーツだけのようだ。

そんな話をしつつ朝食を食べた後2人はエルフの図書館に行ったがアリアの予想通り歴史や種族の特徴くらいしか情報は無かった。

『うーん、やっぱりこれくらいしか無かったわね。逆に疑問も増えたわ。レイン、あなたエルフなんじゃないの?』

それは図書館のある本に書いてあった種族の特徴である。エルフは耳が他の種族よりも長いというのが特徴でエルフは十里先まで聞こえると言われる位エルフは耳が特徴である。

レインも確かにエルフのような耳があることからアリアはレインがエルフではないかと推測し質問してみたのだ。しかし

『自分がどこで生まれてかも覚えてないんだ。記憶にもエルフが周りにいた感じはなかったから多分その線はないだろうな。耳はどこかでエルフの血が入っていたんだと思うよ。』

『そうなんだ。早く思い出せるといいね。』

アリアがレインに気を使っていると

『そいえばアリアの旅の目的ってなんだ?』

『え、うーんと、お母さんを探してるって所かな。』

『だから、夜あんなに呼んでたのか。早く見つかるといいな。』

『う、うん。それより次は大使館だよ!早く行かないと!』

(アリアは元気だな。俺も記憶は取り戻したいがアリアの願いにも協力しないとな。)

と、心で思いながら2人は大使館へと向かった。

大使館につき最近の情報について聞いた。

『最近はここシルフィードに悪魔達が攻めてきて現在抗戦しているところです。悪魔と言う言い方はあってないかもしれませんが一応悪魔です。』と大使館で働いているエルフが答えた。

『一応?悪魔じゃないやつが敵なんですか?』

『えぇやつらは悪魔に魂を売った種族。ダークエルフです。』

ダークエルフとは見た目はエルフそのものだが決定的に違うのは肌が黒く闇堕ちした姿である。普段は8堕神の元で魔法等の力を使っていて戦闘に参戦することはないと思われている。そのダークエルフが何故とレインとアリアが疑問に思っていると、

『ただいま戻りました。魔法道具の魔力強化のおかげで何とか撃退出来ましたが、次は、、、っとこの方達は?』

『レクトさん。お帰りなさい。先ほど最近の情報が欲しいと頼まれてダークエルフについてお話していたところです。』

『こんにちは、俺はレイン。こっちはアリア。2人で旅をしているんだ。』

『レクトさん。ダークエルフの目的については分からないんですか?』

『いや、奴らの目的はこの土地だろう。ここは自然や水が多いから魔力を集めやすいんだ。この魔法道具もこの自然の恩恵を受けているんだ。だからここが悪魔に渡れば我々の被害は測りしてない。だからここをダークエルフ達から守っているんだ。』

とレクトが説明をした後

『なぁ、アリア。』

『うん、多分私もレインと同じ事考えてる。それに敵に聞いた方が早いかもしれないし。』

と2人で内緒話し確認しあうと、

『レクトさんそのダークエルフ撃退俺達にもさせてもらえないでしょうか?俺達旅で悪魔達から逃げてきたから足でまといにはならないと思います。』

『し、しかし。君はエルフなのだろうがその女の子は、、、』

レクトが申し訳なさそうに言うが

『いえ、私はレインに協力しています。私も足でまといにはなりません。あと、、、レインは記憶がないんです。自分が何者なのかも。エルフなのかも分かりません。』

『やはりか。レイン君は見た目はエルフだがオーラと言うべきか。それはエルフとは全く違う。他の種族とも。ダークエルフなら何か知ってるかもしれないな。わかった。レイン君、アリアさん。よろしく頼むよ。』

『アリアでいいですよ。ね、レイン?』

『あぁ、よろしくレクトさん』

『レクトでいい。今ダークエルフの拠点を探してる。明日には分かるはずだ。わかり次第殲滅作戦を行うから、その時また連絡する。部屋を用意するから少し待ってくれ。』

とレクトがもてなそうとするがレインが、

『いえ、いい宿があるのでそちらで待っています。』

『ふぅむ。では宿代を出そうこれで5日は過ごせるはずだ。』

『わかりました。ありがとうございます。』

これでなにか分かるかもしれない。レインとアリアは同じ事を考えて大使館を後にした。

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