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神もアニメを知っていた

アニメのせいで更新出来なくても許せ、すべては秘書がやった!

side:西村 雪


 世界は可能性と、奇跡と、気候と、環境と、生物と、その他諸々で出来ていて。

 生は誰にも訪れて、幸福と、希望と、予感と、感情とかをくれて。

 死は全てに訪れて、感謝と、謝罪と、後悔と、終わりとかをくれて。

 人生は生まれてから存在して、試練と、葛藤と、偽善と、執着をくれる。

 神は信仰の中に居て、希望と、後悔と、試練と、ほんの少しの奇跡をくれる。

 人は傲慢で、怠惰で、強欲で、無責任で、少し温かくて。

 生き物は正直で、愚直で、気高くて、残酷で、悲しみを知っていて。

 神様は冷徹で、公平で、感情が有って、人々を優しく抱いていて…

 

 「おーい、何やってんのっ」

 「ん?ああ幹か、…ちょっと考え事をな」

 「へー、こりゃまた珍しい。いつも僕は眠くて頭が回ってませんって顔してる癖に」

 「失礼な!そんな事……あれ?そうかも」

 こいつは青空 幹、昔っから色んな事に良く気がつく奴。

 「ってゆうか幹、お前部活は?」

 「今日は生徒会長様が風邪でおやすみしてるからね、無しだって」

 「あー…テスト張り切ってたからなー、体調壊しても仕方ないか」

 「息巻いてたっでしょ?今度こそ西村君に勝つんだから!!って」

 「おー、にてるにてる。さすが演劇部」

 「もー、何よ!折角会長様に賭けたって言うのに勝っちゃってさー」

 「いやーサーティーンワンアイスの誘惑には勝てなかった、って賭けの元締めのくせになに言ってやがる」

 「いやー儲けたも請けた!」


 「…なあ幹さんや、もしも俺の目が白内障になっていないとするならば…」

 「ねえ雪、もしも今日のお昼に幻覚作用のある薬が入っていないとしたら…」


 「「この下の魔方陣って何だろう」」


 「ア、コレ幻覚ジャナイノカー」

 「ヘー、俺眼オカシクナイノカー」

 「うん、幹俺コレに心当たりが有るんだが」

 「ぐーぜんダネ!私もなんだけど」

 「きっとテンプレなんだろうなー」

 「良い国に行けると良いなー」

 「…コレって先に神さまに会うもんじゃないの?」

 「そう言えばそんなイベントもあったねぇ」

 「……なあ、コレどんどんまぶしくなってるのは気のせいじゃないよな?」

 「大丈夫!私も同じ事聞こうとしたとこだから」

 「別々の所に飛ばされるのも面倒だし手、つながないか?」

 「うん、つつなごうか」

 「あー、良き人生で有っ」

 その日のニュースで、通学路で謎の発光現象がという話題が流れ。最終的には警察が手製のフラッシュグレネードによる犯行と断定した。生徒の失踪と云う大事件にもみ消されるかのように。


 「っあー眼がしばしばするぅ〜、おい幹大丈夫か?」

 「シャッターチャーンス、お兄さんこっち向いてー「ちょ、やめ」あー良いねー「ば、フラッシュ焚くな」きゃぅわいいー」

 「や、やめろっつってんだろうがー!」

 「あーれー、御代官様御戯れをーー」

 「だーうるせぇええ!!心配して損したぞ全くっとほれ見ろ神さまイベの方だ」

 「おー、見事に何もないですねえ爺さんや」

 「そうじゃのぅ婆さんやってそうじゃなくて、今はこのお爺さんの相手をしようぜ」

 「ねえ、何?何なの?今回の勇者マジ意味分かんないよ、攻撃?新手の精神攻撃なの?だとしたら下界怖す」

 「ああ写真に夢中でそれどころじゃなかった…、ねえお爺さん?チートちょーだい」

 「うんあげるよ?あげるけどちょっと待ってね、心が折れそう」


〜10分後〜

 「えーっと、まずは自己紹介からか…わしは第176世界統括神じゃ地球圏を作った」

 「西村 雪だ、何か呼ばれたらしい」

 「青空 幹です、チート頂戴?」

 「うん、まだ説明終ってないからね?どちらかと言えばまだわしのターンじゃからね?」

 「で?俺ら何処に行くの?火星?昆虫になってアタックでもしに行くの?」

 「うん、別にテラでフォーミングする手術はしないし行くの火星じゃないからね?異世界だからね?」

 「じゃあアレじゃない?異常なまでのツインテール愛をつかって」

 「ちがーう別に敵は世界中のツインテール手中に収めようとしてなーい。魔法、魔物、ギルド、ダンジョン、テンプレ。あんだーすたんど?」

 「「いぇーすおふこーす!」」

 「じゃあ手間取らせんなあああああああ」

 

 「ふう、ちょっとすっきりした。で、まずデフォルトで【完全言語理解】と【鑑定】【地球神の加護[極]】最後に好きな職業に合わせた能力やるからの」

 「どんなのでも良いのか?【バンパイヤロード】とかでも?」

 「いいよ、向こう送る時に一回体再構成するからそんとき種族バンパイヤに変えれば良いだけだし。まあ日光へのペナルティーあるけどの」

 「あー、それは痛いなーどーしよ。一覧とかある?」

 「ほれ、良く選べ」


 「ん、コレにするかな」

 「私はコレかなー」

 「決まったか?」

 「おう、俺は【鬼神】で【狂戦鬼】にする」

 「私は【パーフェクトバンパイア】で【死神】にする」

 「ほいほい、じゃあ雪には【冷静】。幹には…【疫病】と【影】どっちがいい?」

 「……【影】かなー」

 「ほんじゃ体構成してるからその間にスキル選んどいてくれ」

 「「はーい」」


 「さて幹、いま武器どのくらい持ってる?」

 「えーっと、[G-SH●CK]1本[神経毒]3本に[鋭い針]5本[バタフライナイフ]1本[マルチツールナイフ]1本に[サバイバルナイフ]1本あ、あと[スペツナズナイフ]も1本有るかな」

 「おまえ[スペツナズ]って珍しいもん持ってんな」

 「あとは[文房具]?そっちは?」

 「こっちも、[G-SH●CK]1本[バタフライナイフ]1本[マルチツールナイフ]2種類[ペンナイフ]1本[ハンティングナイフ]1本あとは[山人刀]1本と[携帯砥石]5本かな」

 「[ハンティングナイフ]も十分珍しいとおもうけどねー、あと砥石まで持ってるとは流石ですな」

 「そうだなー、ってか『バイト道具』がこんな所で役に立つとは世の中分かんないもんだなー」

 「そうだねぇー」


 「さて、スキルの定着も終ったしいよいよなんだけど。【暗殺術】系がデフォルトで入ってるってドユコト?」

 「「気にしない気にしない」」

 「…うんじゃあ気にしないよ。んじゃ良き人生を」

 「またいつか会えるかもな」

 「またねー」


 「全く、(かしま)しい奴らじゃったわい」

 「楽しそうでしたけど?」

 「なんじゃい、天使の癖して偉そうに」

 「いいーえ、なんでもー。さ、御仕事してくださいねー」

 「……わしも結構歳なんじゃが」

 「人相変えられる奴がなに言ってんですか、ほらあとで下界のお菓子持って来てあげますから」

 「あー、じゃあ福砂屋のカステラがいいな」

 「仕事してたら渡します、ご褒美として」

 「…頑張ります」



 (あ、転移座標間違えた。まいっか!別にいきなり森エンドとかじゃないし。)

 とか思いつつお詫びとして雪達に貨幣と手紙を合わせて送るしっかり者?の神であった。

 「ところで神様、緑茶と紅茶どっちが良いですか?」

 「ロイヤルミルクティーが良い!」

 「はいはい、んじゃ買ってくるんで36番までの魂魄転生おわらせといてくださいねー」

 「いってらっしゃーい、…全く神使いの荒い。コレでも上司なんだけどね」

 神界は今日も平和です。

もうだめぽ、あたまうごかないぽ。

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