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今年のクリスマスも家族と過ごすと思っていたのに!?

作者: アオ

皆さんこんにちはアオです!

今日はクリスマスイブ!少し早いですがクリスマスをテーマにした

作品を書いていったのでぜひ見てください!

それではどうぞ!

「メリークリスマス」

私が朝起きるとリビングが飾り付けられていた。

昨日はクリスマスツリーが飾っているだけだったのに。

「お父さんとお母さんが夜に張り切ったからこうなっちゃった」

てへぺろと舌を出すお母さんとうなずくお父さん。


「わーすげぇ~!」

私が起きてから数分後、中学生の弟が小学生並みの感想で起きてくる。

お父さんとお母さんの張り切りのすごさに驚かされながらも

私は朝食を食べ始める。

「姉ちゃんは彼氏とクリスマスデートとかないのかよ」

弟のその質問に私は思わず牛乳を吹き出しそうになった。


「彼氏なんていないわよ」

「ちぇっ、つまんないの」

朝から弟にそんなことを言われて恥ずかしい気持ちになる。

……確かに彼氏はいないけど、好きな人はいる……


もちろん弟に言う気は微塵もないが近くに住んでいる同級生の幼馴染。

いつからだろうか、恋を自覚するのにそう時間はかからなかった。

ただ高校に上がってからお互いに友達や部活で忙しくなって

前ほどよく遊ぶということはなくなった。

ただそれが余計に私の恋心を震え絶たせているのかもしれない。


ただ遊ばなくなったとは言ったものの昨日も寝る直前まで

メッセージでやり取りもしていた。でもそれだけだ。

向こうから見たら私はただの仲の良い幼馴染ってことだろう。

クリスマス誘おうともしたが、男友達と遊ぶらしく泣く泣く断念した。


毎年こうだ……誘おう誘おうとは思っても何かしらがあって

結局誘えなくなる、そして毎年家族と過ごす羽目になるのだ。

別に家族とクリスマスを過ごすのは悪くない。

ただふと考えるのは彼が今、何をしているのか。


「お母さん、今日は昼はなくていいよ。それと少し帰り遅くなるかも」

これまでのクリスマスはずっと家にいた弟がそんなことを言う。

「わかったわ気を付けて帰ってきなさいよ……もしかして彼女?」

そして最後にしれっとそれらしいことを付け加えるお母さん。

「べっ……別にそんなんじゃねえよ……いつもの友達と」

そのしゃべり口調と調子のずれから絶対にそうだと確定した。


「はぁ~……とうとう弟に先を越されるのか~」

「ばっ、だからそんなんじゃないって!」

必死になりながら否定する弟を横目にテレビの天気予報に視線をやる。

それによると今夜は雪が降るホワイトクリスマスらしい……

ホワイトクリスマスかぁ~、外に出ない私にとっては関係ないけどね。


それからほどなくして弟は外出する。

私は適当に漫画や小説などを読みながら時間をつぶす。

もちろん冬休みの課題が残っているがめんどくさいので後回しにする。

はぁ……今頃、男友達とどんちゃん騒ぎしているんだろうな……

横になりながらつい幼馴染のことを考えてしまう。

……来年こそはクリスマス誘えたらなんて淡い期待を持っていると

私はそのまま寝てしまっていた。


目を覚ましたころにはすでに夕方になっていた。

結局、クリスマスなのに特別なこと一つできずに終わってしまいそうだ。

「ご飯できたわよ~」

お母さんのその声で私はリビングに向かう。

すでに弟が帰っておりとても上機嫌の様子だった。

おそらく今日という日を彼女と過ごせたからだろう。


そんな弟に少しだけ嫉妬しながらも家族と話に花を咲かせる。

クリスマスだからって特別なことはなくていい、こうやって

家族と楽しく話ができることが幸せだと少し思うようになった。

夕食を食べた後、私は塾に向かうため家を出る。

クリスマスでも相変わらず塾があり九時まで勉強に浸ることになる。


塾へ向かっている途中、町がイルミネーションで華やかに

なっており幻想的な風景が見える。どこからか鈴の音も聞こえてくる。

あたりを見回すとあちらこちらにカップルがいた。

中にはトナカイの角を付けているカップルもいて

よく人前でそんなことできるものだなと思うと同時に

胸の奥が張り裂けそうになる思いになった。


そんなこんなで何とか塾にたどり着き地獄のスタートだ。

それから二時間後……クリスマスの夜になんでこんなに疲れなきゃいけないんだと

思いながら親に連絡を入れようとしたそのとき

【今どこにいる?】

……幼馴染からそんな六文字のメッセージが届いた。

親に連絡を入れるのも忘れて私はメッセージを入力していく。

【塾終わったところ】

すぐに既読について次のメッセージが届く。

【すぐに行くから待ってて】


この状況に理解しきれていない……え、どういうこと?

どうして私のところに来てくれるの?期待してもいいってこと?

そんなうれしさと疑問が頭の中を駆け巡る。

メッセージが届いてから数分後、向こうから走ってくる人物が。


「ごめんお待たせ」

「あっ……いや、全然待ってないけど、どうしたの?」

「一緒にイルミネーションみたいなって思って」

その言葉に私の鼓動の高鳴りが抑えられない。

「わ、わかった……」

私は彼から目をそらして横に並びながらイルミネーションのところへ

歩いて向かう……クリスマス何もせず普通に終わるんだなと思っていたけど

まさかこうやって好きな人とイルミネーション見に行けるなんて。


「わぁ!きれい」

塾に行くときは何も思わなかったのに好きな人と一緒にいると

とてもきれいに見える。ただそれ以上に隣にいる彼の顔を見てしまう。

「だね……駅の方まで行かない?大きなクリスマスツリーがあるらしいから」

「うん」

私は彼の目を見てうなずく。この時間が長くなるのなら私は

どんなことでもすると思う。それくらいこの時間が大切だ。


駅前には彼が言っていた通り大きなクリスマスツリーが飾られていた。

ちょうど前のカップルが写真を撮り終えたところのようで

私たちはクリスマスツリーの前に立つ。

「これさ、よかったらだけど受け取ってほしい」

そう言って彼は持っていて紙袋から丁寧にラッピングされた

プレゼントを取り出し私に渡す。


「えっ、いいの!ありがとう!」

あまりのサプライズに私は驚きと興奮を隠せない。

「開けてみて」

彼に促されるままに私はラッピングを解く。すると一冊の本が現れた。

「えっ、これって」

「うん、前にほしいって言っていた本」


「覚えててくれたんだ……ありがとう宝物にするよ」

私は本を抱きかかえながら今ならこの世に未練はないとすら思った。

「うん……あのさもう一つサプライズがあるんだけどいいかな?」

いや、訂正だ。この世に未練はまだまだある。

私は彼の言葉に黙ってうなずく。そして彼は一呼吸おいて


「君が好きだ、付き合ってくれ」

「えっ……あっ、あの……」

返事をしなくちゃいけないのに自然と目から涙があふれていた。

「こっ……こんな私でよければお願いします」

私がそう言うと彼は勢いよく私を抱きしめる。

その出来事に一瞬脳がフリーズする。


「うれしい。まさか成功するとは思ってなかったから」

「わ、私だってそうだよ……今日一日中後悔してたよ、誘えばよかったって」

「大好きだ、この世で一番大好きだ」

ひたすらに愛を伝えられて私はどんどん顔が赤くなっていく。

「わっ……私も大好き」

雪が降りだす。そんな雪が気にならないくらい彼のぬくもりを感じた。

まずは読んでいただきありがとうございました!

ラジオを聴いているともちろんクリスマスソングが流れてくるわけで

それをもとにこの作品を書いてみました!

いいね!や感想を書いてくださると幸いです!

また絶賛連載中の"静かな恋愛~朝にしか会えない君と~"の

明日更新分もクリスマスなのでそちらも是非見てください!

それではまたどこかでお会いしましょう!アオでした!

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