50 感想は人それぞれ
自宅に帰って来た。
準備と連絡をし政子さんの自宅へと向かう。
政子さんのネイルの施術をしながら今日の軍事パレードの映像を見せる事に。
映像は長時間撮れるものだった為観覧席に着いた所から録画をスタートし着替える前までが撮ってある。
ながーい映像になってしまっているがそれをパソコンに取り込み、軍事パレードが近づいてくる所から見ていく事に。
映像は思ったよりもキレイに鮮明に映っていることにまずはホッとした。
政子さんはこの魔法を戦いに使った場合どうなるかを考えながら見ているようで、意見を言いながら見ている。
「最初は蔦なのね。ここまでスムーズに動かせるようなら敵を絡め取る事も出来そう。花を付けるときに養分を吸っているような動きがあるから、もしかしたら絡め取った人を養分にする事が出来るのかも。これは苦しみながらの最期になるわね」
「次は水魔法ね。複数の水を自由自在に操る事が出来るのね。水の玉も弾ける時に威力がありそう。きららちゃんが噴水って言っているあれも高圧洗浄の様に威力がある様に見えるから切断も出来そう。それを複数動かせるとなるとミキサーの中のように大変な事になりそうね」
「このキラキラは何? 浄化魔法なのね。浄化は分からないけれど広範囲で使えるなら便利ね。え、本当は回復をこの範囲でかけられるの…。見栄えで浄化にしているのね。回復がどの程度の回復かは分からないけれど、コレが味方で出来たら無敵ね」
「次は雷ね。コレって狙っている所に落とせるのかしら? しかもこれも水魔法同様に複数操れるのか。空に放っているから大事にはなっていないけれどこれを複数落とされたらその一面が丸焦げね」
「次は火ね。この火の玉は威力が映像だと分かりづらいわね。ああこれを空に放って爆発…。こんなに大きな花火のようになるなら威力は高いわね。この火の鳥はどうなるのかは想像つかないけれど、動きを操っているならば狙った所を燃やす事が出来るわね」
「魔法は終わって次は剣術なの。…でもこの剣術は魔法も使っているんじゃないかしら。動きがこの地球ではありえない動きをしているわよ。重力に逆らった動きになっているじゃない。あ、この人は魔法を使っていない剣術ね。だけど確実に相手の急所を狙っている動きね。洗練されているわね。え? 王族の護衛? このレベルじゃないと護衛につけないだなんて相当大変よ。凄い方なのね」
…。
政子さんの感想を聞きながらネイルをするが、色々と考えているんだな。
私なんて”ほぇ~すご!”ぐらいだったのに…。
感想は人それぞれだが、それにしても自分は小学生の様な感想しか出なかったな…。
「この映像を防衛省等でも見せて大丈夫かしら?」
「大丈夫です! そういえば向こうの世界の人も見たいって言ってたんでデータ送ってください」
「分かったわ。多分容量大きくて一括では送れないかもしれないからその場合キリの良いところで切って送るわね」
映像を観ながらのネイルは終わり、最後にお土産を渡す。
木彫りのウルフだ。
選んでいた時は良いものを選んだと思っていたが、今思えばアクセサリー系の方が良かったかもと思いつつも渡した。
…喜んで貰えたかは分からない。
まあ、気持ちという事で。
ちなみに政子さんのネイルはいつも少しラメの入ったベージュのグラデーションネイルだ。
手がキレイに見えるネイルとなっている。
あれからバタバタしているうちにもう月曜日になった。
異世界出張の日だ。
まだきりこに軍事パレードの映像は見せられていないが帰ってきたら見せる事になっている。
今日はそれを肴に夕食会をする予定だ。
そして今日は初の試験の日だ。
試験合格者用のコサージュとスカーフはサンプルのみしか用意が無いが、一番最初の試験なので受かった時は黒エプロンと名札なのでそれらのみの準備となっている。
ただこのサンプルは持っていき、受かるとコレが貰えるよと伝えようと思う。
いきなり全員がトントンと合格にはならないかもしれないが頑張って欲しいな。
他の必要だと思ったものは全て発注し届いていてマジックバッグに詰め込んだ。
丸椅子は嵩張ったが普通に収納出来た。
いきなり20は要らないかなと思い半分の10にした。
材料費についての金額はまだ決まっていない。
というのも向こうの物価がイマイチ分かっていないため、銅貨や銀貨や金貨の価値が分からないからだ。
なので今回行った時にしっかりと聞いてから計算をしようと思う。
さて、きりこが到着しお茶を飲んでいると時間がもうすぐ来る。
いつものように準備して移動を待とう。
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今月の更新はこの後17日、22日、27日となります。
末尾が2と7の日が更新です。




