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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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49 軍事パレード?

 飲食店に入り軽食を頼む。

 この世界にはコーヒーが無いようで紅茶を頼むことに。

 アイスティーも無くホットティーを頼む。

 軽食はメニューを見ても良く分からなかったのでジェイソンさんにおまかせした。

10分弱ぐらいで提供されたがパンにカットステーキが挟まっている物だ。

 サンドイッチ…いや、バーガー…?

「先程お肉を食べていたので、お好きかなと思いお肉の入っているメニューにしました」

「あ、ありがとうございます!」

 なかなか似たようなメニューを続けて食べる事は無いが、彼なりの配慮だったのかな?

 食べて見ると、醤油っぽい味のステーキだ。

 この世界にもあるのかなと思い聞いてみると、果実という事だった。

 3cmぐらいのオレンジ色の実で名前はセユの実だそう。

 それを肉を焼きながらかけているそうだ。

 いや、まあ…確かに焦がし醤油の味だ。

 サラダかスープも食べたいなと思い、ジェイソンさんに聞くとあるそうで、追加で頼んでくれた。

 そして運ばれてきたのは、角煮?

 いや違った。

 セユの実で味をつけたスープで角切りのオーク肉がゴロゴロ入っているスープだった。

 野菜が食べたくてサラダかスープって言ったんだけどな…。

 まさかの再びのお肉にビックリだよ。

 次があればちゃんと”野菜”と伝えようと思う。

 そんなに肉好きと思われたのか…?

 ちなみに味は醤油ラーメンだった。

 醤油ラーメンのスープにチャーシューを入れた様な感じかな。それを油多めにした感じ。

 美味しいんだけど、もうお肉はいいかな。

 サッパリした物が食べたい。

 それらをご馳走になり、もう少し物販系を見てから戻ることになった。


 戻る道を物販系がある方側を歩き売っているものを見ていく。

 魔物素材を加工した物が多い。

 何かの牙を磨いてネックレスの飾りにしていたり、何かの羽がピアスの飾りになっていたり、何かの毛皮でバッグを作っていたりしている。

「これとかお好きなんじゃないですか?」

 ジェイソンさんにそう言われ見てみると、蛇革の財布だった。小銭入れの様な感じ。

 金運が上がりそうなゴールドの蛇革でキレイだ。

 しかしお値段は高く金貨50枚だった。

 うーんどうしよう。

 買えないことも無いし買っちゃう?

「こちらをお願いします」

 悩んでいるとジェイソンさんがそれを買っている。

 そしてそれをバッグにしまっている。

 え?

 勧めておきながら自分で買うの?

 同じ商品は無く、無くなってしまった…。

 意味の分からない行動に戸惑いつつも、店を後にする。

「先程の蛇革のお金入れを空間魔法で拡張してからプレゼントしますね」

「え! あ、ありがとうございます!」

 私へのプレゼントだった!

 財布に空間魔法を付けてくれるとの事で見た目以上に入る財布となる。

 こちらの世界では紙幣は無く、硬貨なのでこの世界用の財布として活用出来そうでとても楽しみだ。

 少し早いがパレードが王城前広場に来る前に戻っておこう。

 先程の観覧席に戻り、大人しく座って待つ。

 こわーい顔の貴族はこちらをチラチラ見つつ、他の貴族の人と一緒にコソコソ。

 おそらく陰口だろう。

 どこの世界でも陰口があるんだな。

 まあ言いたきゃ、ご自由にどうぞ。

 私はお茶をのみながら、パレードが今か今かと楽しみにし、話せる人がジェイソンさんしか居ないので、来週の試験についての詳細や、合格者に渡すプレゼントの話をしておこう。

 そんな話をしているとパレードが近づいて来た。

 小さな魔法で水を撒いていたり、浄化のキラキラを撒いたりしながらやって来た。

 そしてこの広場に到着すると、団長の掛け声がかかり、1人目の魔法の披露となった。

 緑色のネイルをした彼で植物系の魔法で蔦をだして動かし、最後には花を咲かせて花びらが散っていく花吹雪の様にして終了。

 もしかしたら風魔法も使われているのかもしれない。

 ロマンチックな演出だった。

 2人目は青色ネイルの水魔法の彼。

 噴水のショーの様にあちこちから水が上がり、それを操っている。

 それが終わると虹が出て終了。

 虹は魔法では無い自然現象だと思うが、これもロマンチックな演出だ。

 3人目は白色ネイルの神聖魔法の彼。

 話に聞いた広範囲に浄化魔法を放ちキラキラした何かが降ってくる。

 しかし彼の出番はこれで終了なのかすぐに終わった。

 4人目は黄色のネイルの彼。

 雷魔法を空に向けて放ちピカピカとしている。

 なんか見たことある気がすると思ったがアレだ。

 コンサート等のステージ演出だ。

 雷の音も相まってライブ感がある。

 日中で明るいが雷の光は普通に見える。

 しかし夜にやったほうがキレイな気がするな。

 最後は師団長の火魔法。

 火の玉を動かしたり、火の鳥を作り空を飛ばす。

 空に火の玉を飛ばし、それを破裂させたりもしている。

 これは花火の様だった。

 その後は魔法の組み合わせでの披露で、噴水の様な水魔法の中心から火の玉が出てくる等が披露された。

 どれも凄いとは思うが、そもそも魔法が分からないのでどれぐらい凄いのかは正直分からない。

 軍事パレードと聞いていたが、戦いの雰囲気が無くショーって感じだ。

 魔法部門が終わった後は剣術の披露が行われた。

 前にネイルを施術した彼女も剣術の披露をしている。

 最後まで見たが、感想はただ一つ。

 ”良く分からなかったけど楽しかった”だ。

 これは有識者が見た方がアレが凄いコレが凄いがあると思われるが、分からない一般人が見たら”なんか凄かった”としか言えない。

 きりこと政子さんは分かるのだろうか。

 政子さんは初めて魔法を見るからビックリはしそうかな。

 全てが終わり、帰るために城に戻り着替えをして帰宅。

 帰ったら政子さんのネイル&今日の報告をしなきゃ。

お読み頂きありがとうございます。

次回更新は12日となります。

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