表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/56

48 レディは座って食べる

 変な貴族に絡まれたがその後は特に問題も起こらず、お偉いさんや王様からのお話が始まった。

 初めて王様の顔を拝見したが、どこを向いていればよいか分からず、王女様の方に目線を送る。

 すまし顔で立っている姿は王族という感じが凄く出ていて、遠い存在のように感じた。

 話が終わった後は出発式の準備が行われ、王族がこの観覧席の向かい側の観覧席に着席し準備が整うと、近衛師団長が空に向けて火の鳥が現れる演出の魔法をうちパレードがスタート。

 団員達が屋根のない馬車に何人かずつに分かれて乗って居て手を振ったりしている。

 この場所はスタート地点でもあるがスタート時は主に手を振って出発なので魔法は師団長のスタート時の魔法しか見れない。

 全員が出発すると王族達は一度城に戻るそうで戻られた。

 およそ3時間後の到着時まで暇な時間となってしまった。

 知り合いのいるもの同士はここで雑談を楽しむ様だが、私はジェイソンさんぐらいしか居ない。

「時間があるので街でも見に行きますか?」

「えぇ! いいのですか?」

「はい。王城から出たのは初めてでしょう。王都観光のご案内をしますよ」

「ありがとうございます!」

 さっきのこわーい顔の貴族様に睨まれつつ王都観光へ出発。

 メイン通りは今日の為に道路の両サイドに屋台が出ているらしく馬車での通行が禁止にされているそう。

 パレードが回ってきた時は道の中心を空けないといけないがそれ以外は歩行者天国の様になっている。

 そこを進みながらキョロキョロ。

 露店は食べ物系の屋台や雑貨屋が並んでいる。

 私から見て右側が雑貨屋等の物販系、左側が食べ物系に決められている様だ。

 そこをドレスを着ながらカツカツと歩いているが落ち着いた色合いだからか意外と街に馴染んでいる気がする。

 ジェイソンさんはローブを纏っているが不審な感じは無く、これまた馴染んでいると思う。

 しかしジェイソンさんはこの街の有名人らしく気付いたレディが黄色い声できゃあきゃあ言っている。

「ジェイソンさんは女性人気が高いのですね」

「はは、そんな事はありませんよ。一応研究所の所長なので知られているだけですよ」

 そんな事を話しながら店を回り、屋台で美味しそうな串焼きに目が止まる。

「食べますか?」

「そうですね! 買ってきます」

 と言ったがジェイソンさんが買いに行ってくれた。

 そして差し出されるジューシーな串焼き肉。

 それを受け取り早速頂きますと一口。

 うんま!

 炭火焼きで、塩とハーブがかかっているだけだが、このお肉に合っているのかとても美味しい。

「ここで食べるのですね」

 え? ここで食べちゃダメだったのか?

「ここで食べたらダメでしたか?」

「あ、いえ、レディなのでどこかで腰掛けて食べるのかと思いまして…」

 オーマイガ! そうだったのか!

 恥ずかしっ。

 レディは座って食べないとダメだったのか…。

「食べ歩きという文化は無いのですか?」

「食べ歩きですか? 冒険者は買って食べながら歩きますが、女性は買ったら座れるところを探します。ベンチは女性が優先なのですぐに座れますし」

 そうか。やってしまった…。

 そう言われ二口目を食べられず、ベンチを探すことにする。面倒だな…。

「このまま食べても大丈夫ですよ。僕しか見てませんし…」

 顔に面倒くさいと書いてあったのか、そう言われたのでそのまま食べる事にした。

 うまうま。

 待たせているので急いでパクパク食べた。

 えーっとゴミ箱は? とキョロキョロ。

「ゴミは僕が預かって置きますね」

「あ、いえ自分で持っておくので大丈夫です!」

「捨てるところもないですし、そのまま手に持っているのは邪魔でしょう」

 いやまあ確かにそう。

 しかしお金とカメラを入れている小さいポシェットがあるからそこに入れられる。

「汚れてしまいますし、預かって置きます」

 そう言われ串をスッと取りサッとしまわれた。

 マジックバッグでは無く空間魔法なのか異空間にしまわれた。

 空間魔法? 便利だな…。

 まだお腹は空いているが、ゴミを預けるのが申し訳無く、食べ物は辞めようと反対側の物販系を見に行く事にした。

 雑貨屋では木彫りの魔物の置物があり、それを買う事に。

 自分用に蛇と蜘蛛、きりこは何が好きか分からないからゴブリンでいいか。

 政子さんには無難そうな犬っぽいオオカミにしよう。

 それらを購入。

 1つ銀貨5枚だったので合計金貨2枚と銀貨5枚を支払う。

 ジェイソンさんが買ってくれると言ってくれたがお土産もあるし自分で購入した。

 そういえばさっきの串焼きのお金払ってなかったと思い出し、払おうとしたが「あれぐらいご馳走させて下さい」と言われたので、素直にご馳走になる事に。

 そして買ったものがしまえなく、ジェイソンさんに預かって貰う事に…。

 マジックバッグの1つぐらい持ってくれば良かったと反省。

「あれは全てお土産なんですか?」

「蛇と蜘蛛は自分用ですよ!」

「そうでしたか…。可愛いですね」

「はい! どちらも可愛くて、家に帰ったら早速飾ろうと思います!」

 そんなこんなであちこち見て回り、時間はまだあるので露店では無く飲食店に入ることになった。

 レディは座って食べないとだからね。

お読み頂きありがとうございます!

10万文字を達成出来たので更新頻度が下がります。

楽しみにしている方には申し訳ありません。

次回更新は7日となります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ