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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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43 アート講習

 瞬間的に現実逃避をしてしまったが、パレードに招待されてしまった。

 うむ。これは現実のようだ。

「手続きをしてきますので、残りのお時間は講習をお願いしますね」

 そう言って毒使いさん、ジェイソンさんも師団長さんの後を追いかけて行ってしまった。

 待って!

 まだ行くとは言ってなーい!

 …。

 どうしよう…。

 と、とりあえず後でスケジュールをチェックして行けるか行けないか伝えよう。

 よし気持ちを切り替えて講習再開しよう!


「残りの約1時間はアートについてやっていこうと思います」

 ジェルではアートをすると魔力アップする事が分かっていて、ポリッシュはまだ分かっていないが上がるかもしれないのでそれを今から実験する事を伝える。

 アートには色々とあるが今回は簡単な物をする。

 まずは今の状態を測定器でチェックする。

 新しい物も置きっぱなしだが勝手に使って良いか分からないので今までの方を使う事に。

 簡単なアートはシールとホログラムを使う事にしそれらを机に並べる。

 まずは見本として、受講生の1人にモデルとなって貰う。

 シールとホログラムから好きな物を選んで貰ったのでそれのつけ方の説明へ。

 シールはピンセットを使い貼るだけだ。

 ピンセットの全員分あった方が良いなと気付きこれは次回までに発注しなきゃ。

 今回は私のピンセットを貸し出す。

 3つしかないが順番に使えば大丈夫そう。

 シールの種類も豊富でキャラクター物からレースやお花、星やハート、時期的には雪の結晶もオススメだ。

 ホログラムは丸型や六角型、ハート型や星型を持ってきていて色も複数ある。

 これはつけたい場所にトップコートを付け、爪楊枝の先端にも少しトップコートを付けてペタペタと貼るように置いていく。

 またホログラムの置き場所がランダムで良ければトップコートのハケにくっつけて塗っても大丈夫だ。

 つけ方の実演をし、後は自分達でやりたいようにやってもらおう。

 自分の爪に置きたいものを各自選び、再びペアになるように席について貰う。

 そしてアートを見つつうろうろ。

 バランスやセンスについては聞かれなければ今回は口を出さずやりたい様にやってもらおうと思う。


「先生!! 大変です! どうにもこうにも出来なくなりました!」

 慌てた声で呼ばれ見に行くと、シールを沢山ペタペタ、そしてホログラムも沢山ペタペタとした結果、下のポリッシュのカラーがほとんど見えない程にデコレーションされていた。

 クマの横に桜、その横にはスイカ、さらにはその横にイルカとトランプ。

 これらのシールに星やハートのホログラムが貼れるだけ貼ってある。

 これはどう見てもやりすぎだ。

 デザインや色味の統一感が全く無い…。

 うーん。

 これはもう、どうにもこうにもならないと思う。

 次の対策としては、少し控えるぐらいかな。

 後はわざと統一感を無くしているのでないならば統一感は出した方が良いと思う。

 クマのシールを使いたいならそれだけか、クマと星だけにするなど。

 一応アドバイスはしたがセンスは人それぞれだから難しいな。


 完成したら最後に見せ合いをする。

 こうしたら可愛いなど人によって感想は違うとしても、好みがあればそれを真似したり参考にしたり出来ると思っての見せ合いだ。

 仕事があるので全てのアート材料を置いていく訳にはいかないが、一部のホログラムとシールはプレゼントとして置いて帰ることにした。

 皆で仲良く使うように。

 そして片付けをしたら今日の講習は終わりだ。


 片付けているとジェイソンさんがやって来て、軍事パレードの話ともう一つ話があるという事で、それを聞くことに。

 時間は大丈夫か聞かれたが、この世界に来た日は帰ってもきりことご飯ぐらいしか予定はない。

 一応きりこが急ぎじゃないか確認をしたが問題無さそうだったのでお話を聞くことに。

 まずは軍事パレードについてだった。

 今週の土日である18日と19日にあるらしく、まずは参加できるかの確認だった。

 スケジュールを見ると、日曜日は忙しくて無理だが土曜日は昼過ぎから1件予約が入っているだけだったので午前中なら来れそうだ。

 ただ土曜日の1件は政子さんのネイルだ。

 政子さんは以前何かあれば時間や日にちの変更をして大丈夫と言われているので相談すればもう少し長くいれるかも?

 一応土曜日の午前中なら大丈夫とジェイソンさんに伝えた。

 それでも大丈夫という事で土曜日に軍事パレードの見学をする事に。

 洋服などは用意してくださるそうで、普段着でオッケーとの事だった。

 朝は8時にとの事だったのでいつもより早い時間だから気を付けないといけない。

 そしてもう一つの話というのは、受講生にここでネイルをさせて良いかという事だった。

 話を聞くに、ネイリスト見習いとしてこの王城の人達にネイルをするという事だ。

 もちろん良いと思うのでそう返した。

 しかし技術的にもまだな人は見習いにも出来ないらしく、私が来る時にチェック(試験)をして欲しいとの事だった。

 具体的には施術時間と技術をチェックするという事と魔力測定器で一定の基準が出ることというのが条件らしく、魔力測定器の測定で10以上が見習いとして合格との事だ。

 この事は後で受講生に伝えるらしく、来週から試験をスタートしたいそうだ。

 またポリッシュ見習いに合格したら次は〇〇とステップアップしていくのが理想らしく、それを考えて欲しいとの事だった。

 そしてみんなのやる気に繋がるようにその試験を合格する毎に贈り物を用意して欲しいとの事でその内容も決めて欲しいとの事だ。

 費用は王国持ちになるらしく、材料費として請求して欲しいとの事だった。

 それと最近材料費を請求されていないからちゃんと請求するように言われた。

 王城で見習いがネイルする時も材料を買い行うのでちゃんと請求してくれないと困るという事だ。

 …。

 確かに十分すぎる報酬だったから、これぐらいいいやとなっていたが、ちゃんと請求しないとだな。

 商品名と金額をリストにして欲しいとも言われたので作ってこよう。

 日本円をこっちの金額に変更しなきゃなのは大変だな…。

 …きりこに手伝ってもらおう。


 話は終わったので、報酬を貰い、交換してもらう。

 今回は初級ポーションと中級ポーションに交換だったのでスムーズに取引が行われた。

 そして待たせていたきりこと一緒に帰宅だ。

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