38 素材の取引
異世界出張が終わり自宅に帰って来た。
きりこも異世界に行くようになり、帰って来た時に報告会という名の夕飯…いや宅飲みをするのが定番となっている。
今日もその報告会だ。
まずアレコレと話したいが夕飯の準備。
もちろんストックがあるのでそれをよそうだけ。
はい。準備完了。
机に並べて、いただきま〜す。
そしてお互いの今日の話をする。
それと明日は政子さんとの顔合わせもあるので、それの打ち合わせもする。
明日は夕方の5時にホテルでの待ち合わせとなっているので、私達は先に待ち合わせてから一緒に行く事にした。
明日もお互いに仕事なので早めに解散。
翌日。
仕事を早めに終わらせて、待ち合わせ場所のきりこの店に行く。
他のスタッフとは顔見知りなので、きりこの仕事が終わるのをバックルームで待つ。
しかも何故かいつも手伝わされ、今日もタオルを畳みながら待つ。
「きららさん! すみません、洗濯回して貰えますか??」
「はあーいおっけー! 指名ついたんだってね頑張れ〜」
勝手にお湯を沸かしきりこのストックしているコーヒーを頂きつつお手伝い。
よくある事なので私のマグカップも置いてある。
…中身はきりこから勝手に貰うけどね。
そういえば最近は夜に店に手伝いに来てという連絡は来なくなったが、アシスタントや新しい子が入ったときはきりこがその人達に教えている間に、店の締め作業や掃除、洗濯もやらされてたな…。
最近はスタッフが辞めたり入ったりが無く落ち着いていて呼ばれなくなったな。
懐かしんでいるときりこの仕事が終わった様でバックルームに来たので、片付けをして出発だ。
ここからは私の車で向かうのできりこを乗せて出発。
前に呼ばれた時と同じスパ付きの高級ホテルに到着。
車を停めロビーへ向かうと、政子さんの秘書の方が待っていた。
チェックインはもう終わっているらしいので秘書の方と一緒に部屋へと向かう。
部屋へ入り挨拶をする。
まず先にきりこに私に伝えた時と同じ様に取引の内容を説明し、取引時のに使う口座を登録する。
今日から取引出来るがどうするかを聞かれ次回からにすると答えていた。
スムーズに連絡先も交換し、私の取引の番となった。
まずは前回も納品した植物と鉱石系。
前回渡したものもあるが、新しい物もある。
新しい植物は氷結草とガーゴイルのドロップ品の宝石の違う種類。
宝石は前回はルビーとサファイアとガーネットだったが今回はシトリンとエメラルドとアメジストだ。
氷結草は凍傷を治す薬になるそう。
そして魔物の素材と魔道具だが、魔道具は1つだけでライターみたいな物。
これはきりこに違うものの方が良かったんじゃないかと言われたが、強風の中でも水の中でも使える優れ物だ。
水の中で火を使うタイミングがあるとは思えないが、強風でも使えるのは便利だと思う。
小さい赤色の魔石を補充すれば壊れずずっと使える一生物だ。
魔石を手に入れるのは異世界に行かないとだけど…。
次は素材だ。
値段がピンキリだったので安いものから数種類に交換してもらったので取り出す。
・スライムの粘液(小瓶入り)
ジェル状やクリーム状の薬を作る時の材料になる。
・ぴょんぴょんうさぎの足
持っていると跳躍力と俊敏力が上がる。
どう見てもリアルな足だが腐ったりはしないそうだ。
これはアクセサリーにする事が多い。
・シルバーウルフの毛皮
保温性が高い毛皮でコートに用いられることが多い。
・ぽんぽんたぬきのしっぽ
持っていると幸運値が上がる。
どう見てもリアルなしっぽだが腐ったりはしないそうだ。
これはアクセサリーにする事が多い。
向こうの価格ではスライムの粘液は1つ銀貨1枚だったので10本、ぴょんぴょんうさぎの足は1つ金貨1枚だったので5つ、シルバーウルフの毛皮は1枚金貨10枚だったので2つ、ぽんぽんたぬきのしっぽは1つ金貨7枚だったので3つを交換した。
この4種類を持って帰って来たが、たぬきのしっぽは自分用に1つ保管しているので渡すのは2つだ。
幸運値は分からないけどラッキーな事が増えるかもしれないしね。
ちなみに昨日の夜、うさぎの足をジャージのポケットに入れ外を走ってみた。
…しかしスタートして5m足がもつれ大転倒。
擦り傷だらけですぐに帰宅した。
俊敏になったのだと思うが、対応出来なかったので危険なアイテムだと思う。
ジャンプは怖くて試せていない。体重を支えれなく膝から骨が出たらどうしようと思ってしまったのだ。
またポーションで擦り傷はすぐに治ったがテンションが下がり昨日はダイエットを中止にした。
その4種類を説明しながら出し終わった後は、食材をいくつか出す。




