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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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37 ポーションは育毛剤にもなる

《きりこ視点》

 カットとシャンプーが終わり、ブローで仕上げる。

 ブリーズさんに風魔法を使って貰うがこれも指示しながらだ。

 まずは髪を梳かした後全体に温風を当ててもらう。

 これはいつもやっているらしく問題なく行えた。

 その後ドライヤーの風が出るぐらいの範囲で風を出せるか試してもらうと少し苦戦したが出来るようになったので、当てる位置を指示しブラシの動きと共に動かしてもらう。

 これも割とすぐに出来るようになり、ブローでのヘアセットを行う事に成功。

 スタイリング剤を使ってセットもする。

 普通の青年がイケメンへと変身した。

 アクアさんやブリーズさん、そして周りにいるメイドさんや今施術が終わった庭師見習いのお兄さん含め皆ビックリしている。

 ここまでリアクションを取ってもらえ”やりがい”も”達成感”も凄い。

 この仕事をしてて良かったとうっかり涙しそうになった。

 30歳になってから涙もろくなってきたから危なかったよ。

 涙をこらえつつ2人目のカット。

 髪の毛が長い方だったのでシャンプー台で流してからカットしていこうと思う。

 先程と同じ様に水を出して、しっかりと濡らしていく。

 アクアさんもコツを掴んだのかとてもスムーズだった。

 セット面に戻りカットをする。

 カットは魔法とかは関係ないのでいつも通りのカット。

 長さはそのままで仕事中にまとめやすくしたいということでそのようにしていくが、この世界でのカット技術が無いのか、右側と左側の長さが違ったり、謎に切られている短い部分が急に出てきたりする。

 話を聞くと、髪の毛を切る専門の美容師みたいな人はいないらしく、適当に切っているそうだ。

 また謎の短い毛は、なんか出てきて邪魔だから切ったみたいな感じで唖然としてしまった。

 短くなった毛の部分は馴染むようにし、揃えていく。

 そしてカットが終わりシャンプーやブローまで問題無く行えた。

 ここで終わりにしても良かったが、まだきららが講習中だったのでヘアアレンジとして編み込みをする事にした。

 モデルさんはこの後に仕事に戻るらしいのでフルアップでの編み込みにする。

 彼女の髪型はこのままパーティーに行ける髪型にして完成だ。

 ちなみに仕事に戻る前に先程カットした彼と王妃様に見せに行く事になっているらしく、その時が近づいてきてドキドキしているそうだ。

 魔法で助けてくれたアクアさんとブリーズさんにお礼を伝え、お昼休憩にしよう。


 お昼休憩が終わり、午後はカラーをしていく。

 早速1人目に座ってもらいカラー見本から好きな髪色を選んで貰う。

 選んだ色はピンクゴールド系だ。

 クロスを付け、ハケで塗ったら放置時間。

 通常はこの放置時間で他のお客様のカットをしたりするが、セット面が1つなので待ち時間となってしまった。

 美容師が長いからかこの時間が無駄な時間に思えてしまう。

 許可がおりたらもう1つセット面と椅子を持ってきて同時施術もありかもしれない。

 うーん。でもアシスタントが居ないとお客様を待たせる時間が出来ちゃうな…。

 うちの店のアシスタントを連れて来られたらいいんだけどな。

 それも含め相談してみよう。

 手持ち無沙汰でソワソワしてしまったが放置時間が終わり、チェックをし、しっかりと染まっているのでシャンプーだ。

 薬剤が付いていないときのシャンプーは上手くいったので、今回も上手く行く様願いながらシャンプーをする。

 いや、普通に問題無くシャンプー出来たわ。

 ドキドキしてしまったが無事に洗えて最後にブロー。

 ツヤツヤサラサラに仕上げて終了。

 ヘアアレンジは無しで、普通にカラーをするだけでこんなに違うんですよのアピールだ。

 その後はカットカラー、カラーとヘアアレンジをし、終了時間になったので今日は終わり。

 きららの終了を待ち、報酬を受け取る。

 前回はセット面等の費用を含めて金貨100枚だったが、今回はシャンプー台の費用を含め金貨300枚だった。

 シャンプー台がもの凄く高い想定だったのかな。

 しかし、実際バックシャンプー台はそこまでは高くない。

 なのでその事を申し出たが、王妃様から”これは美容の革命だ”と今日施術した方々の髪型を見てそう言ってその金額を用意したそうだ。

 その為その金額は間違いないから貰って欲しいとの事。

 また施術した方がシャンプーの後に”トリートメント”というのをしたら髪がサラサラになったと報告をしたらしく、そもそも使っているものが違うのかと気付いたらしく、次回来る時にそれを買いたいから持ってきて欲しいとの伝言もあった。

 なので今日持って来て使っていたシャンプーとトリートメントは使いかけだが置いていくことにし、次回に新品をいくつか持ってくると伝える。

 そのシャンプーとトリートメントの代金を払うとも言われたが、既に貰いすぎているのでお断りした。

 それと施術中に放置時間で手持ち無沙汰になった時に思ったセット面の追加とその場合のアシスタントの事を相談してみたが、世界間の転移は同時に2人までしか出来ないと言われてしまった。

 しかし、セット面を増やしここの美容を担当している侍女に教えてそのアシスタント代わりに出来ないかと言われ、それもアリだなと思いそうする事になった。

 そして最後に貰った報酬の交換。

 その前にふと気になった事を質問。

「ポーションを頭に使ったら髪の毛は生えてくるんですか…?」

「ああ、それでしたら初級ポーションと中級ポーションを1:1で混ぜて使うと生えてきますよ。髪の毛では無く頭皮に揉み込むように使うんです」

 ま、マジか!!

「初級と中級ポーション両方に交換したいです!」

「かしこまりました。初級ポーションは3本で金貨1枚で中級ポーションは1本金貨10枚となりますが何本にされますか?」

 そう言いながら同じ瓶に入っているが色が違うポーションを見せられた。

 ちなみに初級ポーションは透明で中級ポーションは青緑っぽい色だ。

 中級ポーションを10本と初級ポーションは12本を交換して貰う事に。

 ポーションは育毛剤にもなるのかとビックリ!

 実家の父に使ってもらおう。

 そして最後にスライム!

 木箱の問題から箱の形を変えてアレコレと思っていたが、さっきの放置時間の時に笑い話としてアクアさん達とその話をしたら、真顔で魔力がないとしてもとりあえず小さい容器に入れて、大きい箱をマジックバッグに入れて持ち出せば良かったのでは? と言われた。

 その手があったかと同時に気付かなかったが自分にビックリだ。

 ここから帰る時はその大きな箱で持ち帰り、きららの家から帰る時は何かの箱に入れて持ち帰ればいいだけの事だった…。

 なので今回もスライムと魔石と薬草のスライム飼育セットに交換して貰う事に。

 ちなみにスライム飼育セットは金貨20枚だ。

 あの大きな箱が魔法の付与があり金貨20枚だそうでスライムと魔石と薬草はまさかのおまけ扱いだった。

 ちなみにこの大きな箱は分類では魔道具になるそう。

 スライム飼育セットもゲット出来たので残りはひとまず金貨で貰う。

 きららはあればあるだけ使ってしまうタイプだが私は躊躇ってしまい取っておくタイプだ。

 良く言えば堅実で貯金が出来るタイプなのだ。

 そしてきららの取引を見届けたら帰宅だ。

 政治家の人に頼まれていたのか色々と交換している。

 …それ本当にいるのかな? という魔道具と交換している。

 その光景は悪徳業者に騙せれているご年配の方の様に見える。

 …大丈夫かな?

 一応聞こう。

「それ本当にいるの?」

 耳元でこっそりと聞いたが、頼まれているからいるとの事だった。

 それなら問題は無いと思うがやっぱり気になっちゃう。

 …金貨20枚のライター。

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