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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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32 大きな木箱

 講習会は無事に終わったが、凄く大変だった…。

 ジェルグループは手順などはバッチリ覚えていたが思う様にいかなくどうすれば良いかを聞かれ”こうしたらいいよ”と見せながら教えたが、なかなかうまくいかない。

 何度も練習しないと上達は難しいが、練習出来るのがこの講習会だけなのでなかなか思う様に進まないのが現実だ。

 UVライトを貸し出し、コンセントをどうすれば使えるのかを研究してもらってはいるがすぐに解決はしない。

 コンセントの事が解決するまではポリッシュの方が良いのだと思うが魔力増加の最大値はジェルの方が高いので、毒使いさん達的にはそっちも進めていって欲しいそうだ。

 うーん。

 ジェルはジェルで教えるとしてもやはりポリッシュを1度教え、自主練ではポリッシュにし講習では両方とも教えていく方が良い気がする。

 やっぱり毒使いさんを説得した方が良さそうだ。

 そのポリッシュの講習も今回が初めてということで大変だったな。

 まずはボトルの持ち方から慣れず大変そうだった。

 そして塗りに関しても素早く塗る事がまだ出来ずハケ圧も強くせっかく塗った1層目も引っ張ってしまい表面がボコボコでムラがどうとかアウトラインがどうとか話す以前の問題だった…。

 1回目も2回目もそんな状態で魔力測定も0という結果だ。

 しかし何回も練習をすれば問題は無くなっていくはずだ。

 ポリッシュはライトが必要ないしポリッシュやリムーバー等の材料を配っているので自主練をする事が出来る。

 少しずつでも出来るようになると思うので、気長に教えていこう。


 講習会が終わり毒使いさんにライトが使える様になるまでポリッシュの方が良いんじゃないかと説得。

 魔力増加の量が〜と言われたが、週に1回じゃ練習にならないとはっきり伝え、ポリッシュなら私が来ない時も練習する事が出来る事やポリッシュが塗れればジェルも塗れる様になるとも伝えなんとか説得する事が出来た。

 なので次回はもう半分にもポリッシュを教える事に。

 またその話の流れから来る日を増やせないかを聞かれ、1日では無く数時間なら大丈夫だと伝えた。

 ただ現状いつが必ず空けられるか分からず、来週来る時に大丈夫な日をピックアップし伝えることになった。

 

 最後に報酬を頂き、物に交換してもらう事に。

 魔物の素材があれば欲しい事を伝えたがすぐには準備が出来ないそうで来週来る時に準備をしてくれる事になった。

 何が欲しいかを聞かれたが、何の魔物がいるのかも分からないので金貨100枚分でおまかせにする事に。

 また食材を多めに欲しいことも伝えた。

 魔道具についても聞いてみると、様々な物があるらしいが、それも準備が必要という事だ。

 値段もピンからキリまでと言うことなので、手に入れやすい価格の物をお願いする事に。

 そして今日の交換は、前回言ったこともあり植物や鉱石系を既に準備してくれていたのでその中から選ぶことにした。

 政子さんからメッセージでポーションも欲しいとの事だったのでポーションも多めに交換する。

 今回は来週に素材を交換してもらうのでその分を残した金貨100枚分を交換し帰宅だ。

 先程きりこがこの部屋から出て行っているので戻ってからの帰宅になる。

 メイドさんと雑談しつつ待っていると、何やら大きな箱を持って戻ってきた。

 貰った報酬をポーションと魔石と薬草に交換するらしくそれを待つ。

 帰る準備が出来たようで、いつも通り送って貰い家に着く。


「きりこ、さっきから気になってるんだけどその大きな箱何? マジックバッグに入らなかったの?」

「あー、なんか生き物はマジックバッグに入らないらしくて手持ちになったー」

「え!? 生き物って何持って帰ってきたのよ!?」

「じゃじゃーん! 一家に1匹のスライムだよ!」

「…。おめぇ、何持ってきたがん…」

「方言でてるよ!」

「いやそうなるて! そげなもん持ってきてどうするんだて?」

「居たら便利で可愛いじゃん!」

「おおごったいや…」

「? どういう意味??」

「大事だって事だよ! どうすんのよ!」

「大事に飼うに決まってるじゃん!」

 しばらく口論になったが、持ってきてしまったのでどうする事も出来ない。

 大事に飼うと言っていたが大丈夫なのか不安で仕方がない。

 ちなみに飼い方を聞くと、食事は主にゴミで大丈夫らしく何でも食べるそうだ。

 乾燥しない様にこまめに水やりが必要らしい。

 逃げないように蓋付きの容器が必要らしいが、持って帰ってきていたあの大きい箱に入れておけば大丈夫みたい。ちなみに軽量化の魔法が木箱に掛けてあるらしく大きい見た目だが凄く軽いそうだ。

 また生きていくためには多少の魔力が必要らしいが、その大きな箱は魔法が掛けられているのでそれで大丈夫だそう。

 それ以外は特にないが散歩もいらないし、トイレも必要ないそうだ。

 驚きつつもいつも通り夕飯を食べていくことになり準備をし夕飯を食べる。

 スライムを慎重に持って帰らないといけないため今日はお酒は無し。

 たまには休肝日が必要だし丁度良かったというきりこを横目にひとり乾杯。

 そして食事も終わりきりこを見送りに玄関へ。

 ガン。

 ッガン。

 …。

「…きらら、ごめん。マジごめん」

「ま、マジか…」

 大きい木箱の幅が玄関を通れず、外に出す事が出来なかった。

お読み頂きありがとうございます。

ちなみに方言は新潟です。上越、中越、下越でも違うらしいです。

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