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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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31 講習④

 ネットバンキングに振り込まれた5億を何度も確認する。

 宝くじがいつか当たったら仕事を辞める! とずっと思っていたが、それに相当する金額が手に入ったが仕事を辞めようとは思わなかった。

 しかし、仕事を少しセーブしようとは思う。

 という事で出張ネイルのネット予約を”新規を受け付けない”に設定し既存客または紹介がある方のみにした。

 まあそもそもあまり宣伝をしていなく新規のお客様はあまり入らず、基本的に常連さんばかりだったのであまり変わらないかもしれないが、突発で入る事が減るので時間は作りやすくなったはずだ。

 

 材料の発注や仕事をして日常を過ごし今日は12月30日。

 異世界出張の日だ。

 またしてもきりこは全力でアレコレをしバックシャンプー台を手に入れ今回も一緒に行くそうだ。

 このバックシャンプー台はいつもお願いしている問屋さんで注文をしたそうだが、工事付きの為通常納期が2週間から最大1ヶ月程かかるそう。

 そこを工事無しで良いから早めに出来ないか問い合わせをして準備したそうだ。

 後は行く前に政子さんとの取引についての話もした。

 同じ様に買取してくれる事を伝えておく。

 ただまだ”これから行くかもしれない”と伝えているだけなので顔合わせするかは考えておくように伝え、隠しておくなら私が代わりに取引してもいいという事も伝えた。

 時間が無くそれぐらいしか伝えられなかったが手を繋ぎ時間が来るのを待つ。

 いつも通り時間ピッタリに転移。


「今日もよろしくお願い致します!」

 挨拶をし今日のスケジュールの確認だ。

 きりこはこの間もいたドワーフの方との打ち合わせ。

 私の今日のスケジュールは午前中に王女様のポリッシュで午後は講習だ。

 準備を終わらせ、王女様が来るのを待つ。

 待っていると姉妹でいらした。

「お母様と妹がいつも貴方の話をしててお会いしたかったのにタイミングが合わなくて…。やっと今日ここに来られたわ! 第2王女のダリアよ。色は赤がいいわ!」

「お目にかかれてとても嬉しいです。ネイルは赤ですね! かしこまりました。この中から好きな赤色をお選び下さい」

 王女様のネイルは第2王女様と第3王女様の2人のネイルをするみたいだ。

 第2王女様もポリッシュでのネイルを希望したそうでポリッシュで施術を行う事に。

 第2王女様のダリア様はパールの入った赤いネイルをされた。

 そして続いて第3王女様の番。

 そういえば第3王女様のお名前は聞いた事が無いな。

 それに王妃様の名前も知らない。

 名前を知らなくても王女様と王妃様と呼んでいたので困ることも無かった。

 名乗ってくれないと聞きづらいよ…。

 そうだ! 後で誰かにこっそりと聞いてみよう。

 第3王女様の施術に入り、色を聞くとお姉様と同じ色が良いとの事で同じ色を塗る事になった。

 第3王女様はいつも可愛いネイルをしているので今回はアート無しのシンプルなネイルだ。

 王女様どちらも肌が白いので、この赤が凄く似合う。

 それにアート無しなのが何故かオトナっぽく見える。

 2人のネイルが終わると、第3王女様からお手紙を頂いた。

「お家に帰ってから見てね!」

 と言われたので、家に帰ってから見てみようと思う。

 内容が気になりソワソワしてしているときりこの打ち合わせが終わったようでお昼休憩となった。


 お昼休憩が終わり午後の講習。

 今回からポリッシュもやっていくのでその為に買った材料も配っていく。

 ジェルをするグループとポリッシュをするグループに分けて行う。

 半分に分け、ジェルのグループはオフから行う。

 前回はオフとワンカラーを行ったので新たに説明することは無く上達するように何度も練習していく段階だ。

 2人組でお互いが練習モデルの相モデルで行い進めていく。

 ポリッシュの講習をしながらちょこちょこと見て回るつもりだ。

 そして半分に分けたポリッシュのグループに手順を説明しながら教えていく。

 最初はケアから。

 まずは擦式清拭消毒。

 そして爪の長さや形を整えるファイリング。

 ここまではジェルと同じだが、ファイリングは片手だけ。

 次はウォーターケアなのでお湯が必要。

 一応保温ボトルにお湯を入れて持ってきていたが、魔法でお湯を出せる人が居るのでお湯を出してもらいそれを使っていく。

 フィンガーボウルにお湯を入れ、キューティクルリムーバーを塗り指先を入れてキューティクルをふやかす。

 この待ち時間の間にもう片方の手の爪をファイリングする。

 ファイリングが終わったらお湯から手を出し、今ファイリングが終わった手をフィンガーボウルに入れる。

 そしてプッシャーでキューティクルの押し上げを行い、ガーゼクリーンをしながらルースキューティクルをキューティクルニッパーで切っていく。

 その後もう片手もお湯から出し同じ作業を行う。

 これでケアは完了だ。

 次はカラーリング。

 ジェルと同様にベースを塗り、カラーを2層塗り、トップを塗る。

 筆ではなくボトルにハケが付いているのでそれで行うが、まず最初にしたいのはハケをつぶす事だ。

 ハケをキレイに広げてつぶす事で薄くキレイに塗れるし、アウトラインも取りやすくなる。

 それをしたら、ジェルの時と同様にハケ圧に気を付けて塗っていけばOKだ。

 ポリッシュは塗っている間に乾いていくので、急いで塗らないと汚くなってしまうので時間意識も大事。

 手早く塗らないといけない。

 手順を見せながら説明し皆もやっていく。

 今回はケアを1回とコートを2回する事に。

 オフがリムーバーで取るだけなので塗ってオフしてもう一度塗るという事だ。

 1回目も2回目も終わる度に魔力測定器で測る事になっている。

 たった2回なので変化が見られるかは分からないが、どうなるのか楽しみだ。


◇用語集◇

フィンガーボウル:指先を入れる器。手形に沿って入れるものや普通のボウルもある。

プッシャー:甘皮の押し上げに使う物。

キューティクル:甘皮。

ルースキューティクル:爪表面に張り付いている角化した部分で不要な物。

キューティクルニッパー:ルースキューティクルを切るニッパー。

ガーゼクリーン:ガーゼを用いてルースキューティクルを取り除く事。

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