22 マジックバッグ
マジックバッグに移し替えて渡すと、政子さんが固まった。
それを見てハッとする。
ヤバ! 普通にマジックバッグ使っちゃった…。
割と手軽に手に入れられるしいつも使っているから、異世界産の魔法道具っていう感覚が薄れていた。
しかしもう出してしまったので誤魔化せない。
どうしようと思いつつチラッと政子さんを見ると、ポーションが30本入っているのにそれよりも小さい見た目のマジックバッグをまばたきを忘れガン見している。
「あ、あのー。その、それマジックバッグって言うんです…その、はい」
「…。えええええ! そういうのもあるの!?」
マジックバッグの説明として今出したバッグは向こうで言う木箱10箱分。こちらの世界で言うと大体100サイズのダンボール10箱分が入るということを伝えた。
また容量については木箱何箱分と選べたことも伝える。
手を入れてガサガサ探して出すことも出来るし、入れた物を思い浮かべるとそれをすぐに取り出せるという事も伝える。
それを説明している時に永遠に使えるのかどうかは分からないという事に気が付いた。
なのでこれに関しては次回異世界に行った時に聞いてみようと思う。その結果も後で伝えることとなった。
そして最後に余計なひと言を言ってしまった。
「それは時間停止機能が無いやつなんで、ポーション入れっぱなしだと劣化するかもなんで気を付けて下さいね」と。
再び固まる政子さん。
ゆっくりと口を開いた。
「…時間停止機能がある物もあるの!?」
あ。隠すつもりも特に無かったが口が滑って余計な事を言ってしまった。
あるけど、今渡せるものは無いと伝える。
植物系や鉱石系と同じ様に次回行く時にそれもゲットするように頼まれてしまった。
金貨で交換してもらうだけなので簡単な事だが、貰う報酬的にも1つか2つしか無理だということを伝えた。
植物系や鉱石系にも変えるようなら金額は分からないけれど時間停止機能付きマジックバッグは1つしか交換出来ないかもしれないとも伝えておく。
今渡したマジックバッグも買取をしてくれるという事になったが、今すぐには金額を決めたり用意する事が出来ないということで次回代金を頂く事になった。
取引の話はまとまったのでこれで解散となるが、代金も支払い済みだし良かったら今日ここに泊まっていってもいいと言われた。
政子さん達は帰宅するので勿体ないしという事でだ。もちろん私だけの1人だ。
スパ付きの高級ホテル。
せっかくなので泊まらせて貰う事にした。
鍵を貰い、この後の仕事が終わったら再び戻ってきてスパを楽しもうと思う。
この後スパ付き高級ホテルに宿泊と思うと凄く楽しみで残りの仕事もいつも以上にルンルンで施術する事が出来た。
合間に発注しなきゃと思っていたが今日はスパを楽しみたいので明日発注すればいいやと後回しする事に。
そして翌日チェックアウトをしいつも通りの仕事だ。
合間に発注。
今回買うものは、
・キューティクルプッシャー×20
・キューティクルリムーバー500ml×1
・空ボトル×20
・エメリーボード×50
・240Gファイル×50
・80Gファイル×50
・スポンジファイル×50
・ベースジェル20g×5
・トップジェル20g×5
これらを購入する事に。
空ケースを買ってベースやトップジェルを分けようと思っていたが現金化出来たので、空ケースは辞めてベースやトップジェルを追加で5個ずつ買う事にした。
前回買ったものと合わせて合計10個になるので、二人組で交互に施術となるので丁度良い数だ。
ファイル類は50本セットが少し安くなっているのでセットで買う事に。
消耗品として使う、コットン、キッチンペーパー、アルミホイル、つまようじは多めに買っておこうと思いコットン以外はホームセンターで買い、コットンはネットでポチる。
これで次回の講習会の準備は完了だ。
買いたいと思っていた鍋や食器もホームセンターで一緒に買えたし、最近の趣味である料理が捗りそうだ。
日曜日、夜。
きりこから『準備が間に合ったから、明日一緒に行くよ!』と連絡が来た。
明日は2人で異世界出張だ。
お読み頂きありがとうございます!
こちらの物語ですがカクヨムコンに出している物となります。
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