17 師団長のカラフルネイルパート2
彼女との食事会が終わり帰宅し、ほっと一息。
厚みのある封筒を取り出しチラ見のつもりのガン見。
帯付きのアレだ。
はは…は…ははは!
講習の為の仕入れ分がまるっと帰ってきた!
しかし、話したことによっての今後は不安だ。
どちらにせよもう後には引けない。なるようになるしかない。
覚悟を決めるしかないのだ。
政治家に相談して数日。
まだ彼女からの連絡は無いが、今日は異世界出張の日だ。
横にはうっとおしい程ハイテンションな友達。
お互いに荷物の準備はバッチリで手を繋いで待機。
相当楽しみのようで手をブンブンと振られ少し苛つきプリプリ。こっちは仕事前に精神統一したいのに集中出来ない…。
フワッとしたと思うといつもの部屋に転移していた。
友達もちゃんと居てさっきまでとは違い、落ち着いたお姉さんの雰囲気になっていた。
「お待ちしておりました。キララさんのお隣の方が美容師でお間違い無いでしょうか?」
「はい。キララの友人の美容師、髪染きりこ(かみぞめきりこ)と申します。本日は打ち合わせと言う事で参りました」
「先にキララさんに今日のスケジュールをお伝えしますので、キリコさんは少々お待ち下さい」
「キララさんには講習をお願いしておりますが、それは昼休憩後の午後からお願いします。午前中は師団長のネイルをお願い致します。2本程取れましたので交換時期かと思いまして…。色味は自由ですが、なるべくまだ使っていない色と師団長からリクエストのあった色でお願いします」
「かしこまりました。では準備致しますね」
師団長さんはまだ来ていないのでテーブルセッティングをしてチラチラときりこの様子を見つつ待つことに。
待っていると師団長が王妃様(仮)とその執事っぽい人と一緒に部屋に入ってきた。
そして王妃様(仮)と目が合い微笑まれたのでペコっとお辞儀をする。
きりこはその様子で察したようで背筋がピンと伸びた。
そっちの様子も気になるが師団長さんの施術をしていく。
まずはジェルオフからだ。
80Gの荒いファイルでジェルを削る。
トップジェルとカラージェル1層分ぐらいを削りカットしたコットンにオフ剤を付け、アルミホイルで巻く。
それをジェルがついている爪全てにすると、最初にアルミホイルを巻いた所が10分〜15分経ち丁度取れるタイミングになるのでウッドスティックという木の棒で柔らかくなったり浮いたジェルを取っていく。
ここで取れなかった所は無理して取らずもう一度オフ剤を付けてアルミホイルで巻く。
師団長さんは1回でキレイに取れた。
オフがスムーズに終わり、次はプレパレーションで浄化。
そしてカラーリングとなるが、今回の色は師団長からのリクエストである前回と同じ赤、黄色、青、白と塗った事の無い朱色、青緑、後はラメのチェックでシルバー、ゴールド、赤ラメ、青ラメこれらの10色を塗る事に。
今回もカラフルネイルだ。
リクエストカラーの4色は前回もやっているので途中で魔法の威力チェックは無かったが他の色は1色ずつチェックしながら。
朱色は赤と同じで火や炎系、青緑は青と同じで水系だった。
ラメは赤ラメは火や炎系、青ラメは水系だった。
ラメの色もカラーと同じと言う事が分かった。
そして次はゴールド。ゴールドは魔法の属性でコレというのは無かった。
しかし他の指に塗った色の火魔法や水魔法を使うとさっきよりも威力が上がっている気がする。
爪に塗っていない緑のツタを出したがそれは彼が言うには威力が上がっていないらしく、対応属性の魔法と同じ時に塗るのが良いのかも? との事だ。
これはまた何人かに塗ってデータを集めることに。
最後にシルバーだ。
…特に何も無かった。
色味的にもしかしたらゴールドと効果が同じなのかもしれないが今のところ分からないのでまた今度試してみようと思う。
これで師団長のカラフルネイルパート2の完成だ。
師団長さんのネイルが終わり、お昼休憩だ。
きりこはまだ打ち合わせの最中の様で王妃様(仮)と執事っぽい人と話している。
と思ったら丁度終わった様で王妃様(仮)と執事っぽい人が帰って行った。
そこへ毒使いさんが声をかけ、一緒にこちらへ向かって来た。
「お疲れ様! 私も一緒にお昼を頂く事になったよ〜。午後はシャンプー台とかの打ち合わせだってさ」
どうやら打ち合わせはまだ終わっていなかったようで午後も打ち合わせらしい。どんな内容だったのかは帰ったら聞こう。
メイドさん達や私達でお昼ご飯を食べる事に。
今日のお昼はなんだろな〜。
お読み頂きありがとうございます!
次回は火曜日の16日が更新日となります。
もしよろしければ、ブクマ&評価お願い致します(*^^*)




